ついにトヨタが電気自動車に動き出した! 最新モデル「bZ4X」から見えたトヨタの本気度とは
MōTA / 2021年10月31日 13時0分
トヨタが1997年に初代プリウスを発売して以降、日本車での「エコカー」といえばハイブリッド車(HV)だった。その後各メーカーから電気自動車(EV)をはじめ、燃料電池車、プラグインハイブリッド車なども登場しているが、現在でも主流はHVである。 日本車メーカーの中でも、当初トヨタは電動車の主軸にあくまでHVを据えており、開発コストがかかるEVには慎重な構えを見せていた。しかし、電動車のフルラインアップ化を進め、ハイブリッドをはじめPHEV、EV、FCVをそれぞれ複数用意する。今後は2025年までにEV15車種を追加、そのうち「bZシリーズ」は7車種が導入される予定だ。 今回発表された「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」は「bZシリーズのセンターポジションを担わせたい」と担当者が期待を込めたトヨタのEV戦略の今後を占うモデルと言える。
電池の経年劣化の不安を解消! 10年後の容量維持率を90%に
ではbZ4Xがこだわったポイントを紹介していこう。まずEVの問題点の解消に力を入れていることだ。
すでに日産 初代リーフなど発売から11年を経過したモデルが出てきているが、中古車価格が暴落していることからもわかるように、EVは電池の経年劣化が課題となっている。
bZ4Xでは使用開始から10年後(または24万km使用後)の容量維持率を世界最高標準の90%とし、長期間使えるモデルとなっているのだ。
航続距離はFWDで500km前後! ライバル車並みだが必要十分だろう
EVというと気になるのが航続可能距離だろう。
bZ4XはFWDには最高出力150kWのフロントモーターが、4WDにはフロントとリヤに1基ずつ80kWのモーターが搭載される。
さらにDC外部給電機能も備わっており、アウトドアや災害での非常時に供給できるシステムも用意している。
ほかにも、ルーフにはソーラーパネルを備え、1年間に1800km走行できるほどの電力を作ることもできる。
ヒト中心の考え方で移動や運転が楽しいモデルに仕上がっている
bZシリーズは「ヒト中心の考え方」に基づいて開発が進められている。環境問題の解決に向けたゼロエミッション車での貢献に加えて、移動やドライビングをより楽しくスムースにすることでユーザーにゼロを超えた(beyond ZERO)新たな価値を創出することを狙っている。
この点においては、スバルと共同開発したプラットフォーム「e-TNGA」が大きく影響している。
EVのSUVサイズは今後ライバルが増えそうなカテゴリーだ
bZ4Xはトヨタにとって、満を持して提供できる市販EVとして提供されるモデルとなるだろう。
2022年央から世界各地で発売すると発表されている。ミドルサイズのSUVは世界中から人気を集めるモデルであり、ライバルも多い。トヨタの市販EVはSUV市場で戦っていけるのか、発売が待ち遠しい1台だ。
外部リンク
- ハリアーとRAV4、これってホントに兄弟車!? 巧み過ぎる造り分けにビックリな人気SUV2台を比較
- AE86オーナーに朗報! トヨタ カローラレビン/スプリンタートレノのリヤブレーキキャリパーなど純正パーツを再販売
- 新型ロッキーハイブリッド、新搭載のハイブリッドに期待値は上々!「早くリアルな性能を試乗で確かめたい」の声 【みんなの声を聞いてみた】
- トヨタ 新型ライズに+16.5万円でTRD製フルエアロが付けられる! 注目は白・黒2種類あるエアロパーツだ
- トヨタの人気コンパクトSUV「ライズ」に新開発“e-SMART ハイブリッド”初搭載! 同時に一部改良実施で燃費向上した1.2リッター車も新設
この記事に関連するニュース
-
トヨタ「プリウス“SUV”!?」 24年内に2台発売!? トヨタとBYD共同開発のサメ顔「新型SUV」 中国市場の現状は?
くるまのニュース / 2024年7月5日 12時10分
-
BYD『シール』、欧州ではEVモード80kmの電動SUV設定 9月発売
レスポンス / 2024年6月27日 8時30分
-
トヨタ「プリウス」 スポーツカー顔負けの「最強HV」がスゴい!
くるまのニュース / 2024年6月19日 17時10分
-
ホンダが軽EV「N-VAN e:」を2024年10月に発売! どんなクルマ? ライバルは?
マイナビニュース / 2024年6月14日 8時0分
-
トヨタ新型「コンフォート+」発表! 約700万円の斬新「サメ顔モデル」! 4.3m級の「コンパクトSUV」波に登場
くるまのニュース / 2024年6月8日 11時10分
ランキング
-
1「楽天ブラックカード」これまで招待のみだったが、申込受付を開始 特典は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月5日 13時7分
-
2株高なのに円安の恩恵が広がらないのはなぜか 岸田政権の大きな政策ミスを教訓にできるか
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 9時0分
-
3ラーメン業界の革命児「一蘭」幹部に聞く 最高益をたたき出した「3つの要因」
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時25分
-
4愛・地球博から約20年“夢の道路の続き”ついに動く 「名古屋瀬戸道路の“側道”」東名の南側へ
乗りものニュース / 2024年7月6日 8時12分
-
5日本の中古車相場が「ロシア」の影響で下落!? 厳しい「輸出規制」のなかで「売れている」クルマも? 意外な“ロシア行き日本車”とは
くるまのニュース / 2024年7月6日 12時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)