今もっとも売れているホンダ N-BOX! 改良ポイントと人気を保ち続ける理由を紹介
MōTA / 2021年10月31日 7時0分
今最も売れている軽自動車、ホンダ N-BOX。登録車を含めた新車販売台数でも上位に位置するなど、人気は留まることを知らない。 そんなN-BOXは2020年12月に改良モデルが登場したが、2代目登場時と比べて進化したポイント、そしてN-BOXが人気である理由はどんなところなのだろうか。
デザイン面ではN-BOXカスタムがお色直しが行われた
改良されたN-BOXのエクステリアは親しみやすさをそのままに、見た目の安定感と上質さを高めて背の高さを中和させた。N-BOXの外観は大きく変わってはいない。
一方、N-BOXカスタムは初代に比べて「おとなしくなった」というユーザーの声を反映し、高級感と存在感を高めたインパクトのあるグリルデザインとした。こちらはメッキ素材などでイメージチェンジが図られている。
マイナーチェンジではユーザーの声を反映した改良が行われた
しかし、N-BOXはシンプルな内外装と動力性能の高さが魅力。最新のマイナーチェンジでは、これまでのモデルでユーザーから支持されている点はそのままに、デザインの変更や、先進安全運転支援システム「ホンダセンシング」の仕様向上を図るなどの改良が行われている。
ホンダセンシングは高速道路の速度規制が一部区間で引き上げられたことを受けてアダプティブクルーズコントロールや車線維持支援システム、標識認識機能などを120km/hまで対応させている。
また、細かいことだが、ナンバープレートの取り付け位置を運転席側から車体の中央に移動させている。ユーザーから改善の要望があったため、今回の改良に至ったようだ。マイナーチェンジで追加されたコーディネートスタイルは先日廃止されてしまった
また新しい世界観を表現した「コーディネートスタイル」を新たに設定されていた。
ルーフやミラーだけでなくグリルやホイール、インテリアの加飾も専用のものを用意。N-BOXではルーフカラーをブラウンに統一し、メッキドアハンドルやディッシュホイールなどでオシャレな雰囲気に。インテリアにも専用のダークブラウン内装とブラウン色のシート表皮を組み合わせる。
N-BOXカスタムにはダークメッキ加飾の専用アルミホイールを採用。インテリアはブラック内装にマルチボルドーの塗装加飾を追加してホンダの軽自動車として初となるフル合皮シートと組み合わせて華やかに仕立てた。 しかし、ツートンルーフは手間がかかる上、ベースが良いだけに思ったほど売れ行きが伸びなかったのだろう。残念ながら今年販売が終了してしまっている。N-BOXはこれまでの軽自動車の常識を壊し、セカンドカーからファーストカーへ、軽自動車の価値を高めたモデルといっても良い。
また、どこにでも乗っていくことができるシンプルなデザインのN-BOXと、上質なN-BOXカスタムの2パターンを用意し、性別や世代を問わないニュートラルなデザインだからこそあらゆる世代から支持される人気モデルへと成長したのだろう。
【筆者:MOTA編集部】
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