注目のダイハツ 新型ロッキーハイブリッドと日産 キックス e-POWER、ハイブリッドを備えた人気コンパクトSUVのデザインや内装など各部の違いをチェック
MōTA / 2021年11月7日 19時0分
ダイハツは2021年11月1日(月)、同社の人気コンパクトSUV「ロッキー」の一部改良を実施し、新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID(イートスマートハイブリッド)」を搭載した新型ロッキーハイブリッドを発売開始した。今回は、そんな注目の新型ロッキーハイブリッドと同じく、シリーズ式ハイブリッドシステムのe-POWERを搭載するコンパクトSUV「日産 キックス e-POWER」の内外装の違いを写真とともに比較していく!
100%モーター駆動のコンパクトSUVの2台
ダイハツ 新型ロッキーハイブリッドでは、新開発の1.2リッターエンジンで発電し、その電力を使用してモーターで走行するシリーズ方式の新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRIID」が搭載される。こちらは、日産の「e-POWER」同様、100%モーター駆動となる。また、この新型1.2リッターエンジンは、2WDのガソリン車にも搭載され、4WD車では、引き続き1.0リッターターボエンジンが採用されている。価格(消費税込)は166万7000円~231万8200円。
一方の日産 キックス e-POWERは2020年5月にタイで発表され、日本では2020年6月から発売を開始している。タイの日産工場で製造され、世界へ輸出されている。こちらは1.2リッターのガソリンエンジン+大出力モーターを組み合わせたハイブリッドシステム「e-POWER」の1種類のみで、駆動方式も2WDのみの設定となる。価格(税込)は275万9900円~286万9900円。
ボディサイズはキックス e-POWERが一回り大きい
ダイハツ ロッキーは台形グリルに切れ長な目で力強さ、ワイルドさを演出。SUVの定番装備となるホイールアーチやボディ下まわりの樹脂パーツを備えつつ、全体的に軽快でスタイリッシュなコンパクトSUVを印象付けている。また、新設定されたハイブリッドモデルでは、新たに青く縁取られたエンブレムが備わる。ボディサイズは、全長3995mmx全幅1695mmx全高1620mm、ホイールベース2525mm。
キックス e-POWERは、存在感のあるフロント周りをつくる「ダブルVモーショングリル」やブーレメラン型のリアコンビランプなど有機的なデザインを採用。抑揚の効いたフェンダーや、リヤ周りではテールゲート周辺は力強い造形が施されている。ボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mm、ホイールベース2620mm。
内装はブラック系の新型ロッキーハイブリッドと、オレンジタンの設定もあるキックス e-POWER
新型ロッキーハイブリッドのインパネ周りは、ブラック系のシンプルで落ち着いた印象の造り。前席は窮屈さがなく、ドライバーとパッセンジャーとの間にしっかりと程よい距離感(カップルディスタンスは900mm)が取られ、外観からは想像出来ないほどの空間が広がっている。こちらも、新設定されたハイブリッドモデルでは、ブルーのエンジンスタート/ストップボタンが備わる。 キックス e-POWERのインパネは、ナビの位置低めに設定し前方の視界を確保。2トーンモデルのインパネは斬新な色分けがされているが、スイッチ類やナビのレイアウトはオーソドックスで手堅い。外装と同様に、多くの人に受け入れられる普遍的な格好良さを狙っている。インテリアカラーでは、ツートーンインテリアエディションでオレンジタンも設定している。
新型ロッキーハイブリッドの後席は、女性ならば足が組めるほどのニースペースを確保。頭上にも十分な空間があり圧迫感もなく居住性に不満はない。 キックス e-POWERの後席は、運転席・助手席のシート背面形状を最適化し、ニールームを拡大。大人でもゆったりと座ることができる広さを実現している。また、頭上のゆとりはクラストップレベルで、サイドウインドウも大きく高い開放感を得ることができる共にコンパクトSUVながら十分な広さを確保した荷室
新型ロッキーハイブリッドの荷室は、後席背もたれを起こした状態の通常時は、荷室奥行きが755mm、荷室高が740mm、荷室幅が1000mm(メーカー測定値)で、369リットルの荷室容量を確保。コンパクトSUVながら十分な広さを担保している。 一方のキックス e-POWERの荷室は、後席背もたれを起こした状態の通常時では423リットルとこちらも十分な容量を確保する。ここまで新型ロッキーハイブリッドとキックス e-POWERの内外装を比較してきたが、特に両車の細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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