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新車の「スバル・レヴォーグ」新車購入予算300万円台で、ひとクラス上のステーションワゴン「ボルボ V60」を選ぶのもアリ![どっち買う!?]

MōTA / 2021年11月7日 10時0分

ボルボ V60 T6 Twin Engine AWD Inscription[4WD・プラグインハイブリッドモデル/ボディカラー:デニムブルーメタリック]

日本国内でも扱いやすいサイズ、ハイパワーなフラット4エンジン、安心安全な長距離移動に威力を発揮する伝統のシンメトリーAWD(4WD)で人気が高い「スバル レヴォーグ」。2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーや、2021年度グッドデザイン賞も受賞するなど高い評価を得ている。ミニバン・SUV時代ですっかり姿を消した、ステーションワゴンの火を灯し続ける存在でもある。 しかしこの価格で、かつてのレガシィのようなひとクラス上の高級ステーションワゴンは買えないだろうか。そこで今回は、スバルと同様に、古くから安全思想を持つボルボのステーションワゴン「V60」の中古車を探してみた。

ボルボ 新型V60 T5 Inscription[FF/ボディカラー:デニムブルーメタリック]

ボルボ伝統のステーションワゴン「V60」

古くから、セダンにステーションワゴンのバリエーションを設定してきたボルボ。1980年代には、日本でも「240シリーズ」が大ヒットした。1991年には、240シリーズの後継モデルとして、FFレイアウトを採用した「850シリーズ」が誕生し、のちにこちらは「V70」に改称された。V70は3世代を経て大型化したため、2010年にボディサイズを縮小してスポーティなデザインとした「V60」が登場。2018年のフルモデルチェンジで2代目に発展し、現在に至る。なお、V70の後継は、フラッグシップモデル「V90」が担っている。

現行型のボディは、全長約4.7m・全幅約1.85mで、日本の路上でも苦にならない大きさ。切り立ったテールゲート、肩に入ったエッジなどで、初代よりも四角さ(=ボルボらしさ)が強調され、ボルボの伝統的ワゴンスタイルを継承している。デビュー時には、2リッター直4ガソリンエンジン(254ps)のほか、電気モーターを備えたプラグインハイブリッド(PHEV)仕様の「ツインエンジン」が設定され、性能により「T6(253ps)」「T8(318ps)」に分けられていた。2020年には全グレードがハイブリッド化。PHEV版は「リチャージ プラグイン ハイブリッド」へと名称を変更している。

北欧の最新プレミアムワゴンを探せ! 3年落ち・走行3万キロ以下・300万円台で検索!

ボルボ V60の検索にあたり、価格をレヴォーグの中心販売価格帯300万台に設定。走行距離は3万キロ、年式は3年落ち以内としている。

走行距離3万キロ以内、2018年式までの「ボルボ V60」の中古車を検索!

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名: ボルボ

・モデル:V60 2018年式モデル 

・年式:平成31(2018)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大3万キロまで

・価格帯: 300万円台

・修復歴:なし

(2021年11月5日現在 MOTA調べ)

新車価格600万円オーバーの高級グレード「T5 インスクリプション」もターゲットに

高級グレード「T5 インスクリプション」の上質なインテリア

上記のように、300万円台・3年落ち・3万キロ以下で「ボルボ V60」の中古車を検索してみた結果、16台が表示された(2021年11月5日現在 MOTA調べ)。

主に表示されたのはガソリン版「T5」の標準モデル「モメンタム」と、上位版の「インスクリプション」。後者は3台が検索された。主な年式は2018年で、6台が2019年式である。

新車価格を見ると、2018年9月時点でT5モメンタムは508.2万円、T5インスクリプションが610.1万円なので、その価格差は約100万円だ。

この差額には本革シート、harman/hardonプレミアムサウンド・オーディオシステム、18インチアルミホイール、メッキモーツなどが含まれていた。100万円は決して安くない金額だが、中古車だとこれが意識されない金額になる。

PHEVの「T6」「T8」、および2020年以降のハイブリッドモデルは、さすがに手が届かなかった。

なお、参考までに5年落ち・5万キロ以下へと条件を緩和してみると、台数は倍の30台となった。年式的には先代(2011年式モデル)も検索されるはずだが、表示はすべて現行型(2018年式モデル)のみ。魅力的な装備を持つインスクリプションが11台に増加して、選択の余地を増やしている。

購入後の満足度が高い「V60」の高級感

近年、ボルボの販売は世界中で好調だ。日本でも、ドイツ御三家のメルセデス・ベンツ、BMW、アウディや、輸入車の定番であるフォルクスワーゲン、MINIに次ぐ6位の売れ行きを記録している。さらに車種別に見ると、V60はなんと4位に入る人気車なのだ。その理由が、ドアを開けた瞬間に声が出てしまうほど、高級感あふれる洗練されたインテリアにある。奇をてらわないエクステリアも、ボルボの人気を押し上げているはず。前述のように、本革シートが備わり、外装にメッキモールが付与されたインスクリプションでは、モメンタムでも十分に上質なV60の高級感を、さらに高めている。それが300万円台後半で購入可能なのは嬉しいポイントだ。

世界最先端の安全装備をお手頃価格で手に入れよう

また、ボルボだけあってV60も安全面でも抜かりはなく、全グレードに先進安全・運転支援機能「INTELLISAFE」(インテリセーフ)を標準装備。全車速追従機能付ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)、パイロット・アシスト(車線維持支援機能)など、ここでは書ききれないほどの機能を有する。

サイズや車種の指定がなければ、同じ予算で全く違う視点や、ひとクラス(場合によってはさらに上)のクルマに手が届く。「レヴォーグを買おうと思っていたけれど、V60ってクルマあるんだ、調べてみたら高級感がすごい!これを買うというのもアリかな?」……なんて流れになるかもしれない。これこそまさに、中古車の醍醐味といっても過言ではないだろう。

[筆者:遠藤イヅル]

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