レクサス 新型NXとRXの内外装を比較│豪華な仕上がりの外装、質感・操作性が向上した内装でRXにも迫る新型NX
MōTA / 2021年11月11日 16時43分
レクサス 新型NXが2021年10月7日(木)発表された。新型NXはデザインを刷新したほか、ブランド初のプラグインハイブリッド(PHEV)の追加、そしてガソリンモデルとターボ、さらにはハイブリッド(HV)とエンジンラインナップだけでも4種類を設定している。レクサスでは同じく人気を誇るRXが存在するが、ここではそんな同社の人気SUV2台の内外装の違いを写真とともに比較していく!
豊富なパワートレインを用意し、RXの価格にも迫る新型NX
パワートレインには、2.5リッターNAエンジンや新開発の2.4リッターターボエンジンのほか、従来同様に主力となるハイブリッドモデル、そしてレクサス初のプラグインハイブリッド(PHEV)も新設定するなど豊富なラインナップを用意する。価格(税込)は455万円~738万円。
パワートレインには、2.0リッターターボエンジンと3.5リッター+モーターのハイブリッドの2種類を用意する。価格(税込)は524万円~796万円。
このように、新型NXはグレードによっては上級モデルのRXよりも高いモデルも設定されるなど、両モデルの価格は肉薄している。
重厚な存在感が増した新型NX、力強さやワイド感を強調し精悍な印象のRX
外観は垂直に立てられたグリルに対し、ボンネットフードをフロント先端間際まで伸ばし、重厚な印象を与えている。
レクサスの共通アイコンであるスピンドルグリルでは、メッキ枠を廃止し、重厚な存在感を強調しながらシンプルな構成と軽量化を実現。グリルパターンは、立体感のある縦長U字形ブロックを採用し、下部にはスリット状の開口を設け、冷却性能を向上させるとともに、SUVに相応しい力強さを演出している。
リア周りでは、次世代レクサスの第1弾モデルとして、バックドア中央に従来のL字ロゴから新たにLEXUSロゴへとブランドマークが刷新されている。
また2017年12月には、全長を110mm延長し、3列シートレイアウトとしたロングバージョン「RX450hL」を新たにラインナップし、さらにユーザーの選択肢を増やしている。
RXの外観はエッジを効かせた攻撃的なデザインに、力強さやワイド感を強調するフロントバンパー、リアバンパーを備える。
スピンドルグリルでは、L字モチーフのブロックメッシュパターンを採用。薄目のヘッドランプやL字モチーフのテールライトなどにより、キリッとした精悍な印象を与える。
新型NXではリモートタッチを完全廃止しタッチパネル化、RXは兼用となる
インパネは、中央に最大14インチの大型タッチディスプレイが備わり、操作はタッチディスプレイ上で行う。レクサス車ではこれまで、ナビゲーションやオーディオ、エアコンなどの操作を、シフトレバーのそばにあるリモートタッチで行っていたが、新型NXではこれを完全廃止している。
そのほか、インパネからドア上部までには上質なソフトパッドが与えられ高級感が増している。また、パネル面はドライバー側に向いており、視認性が高く、操作系も一新。手元操作とボイスコマンドにより、視線移動させずに機能や表示の切り替えが可能となっている。
ディスプレイ操作は、2019年のマイナーチェンジ以降では、従来のリモートタッチだけでなくタッチパネルでも可能となっている。
車格の大きいRXはもちろん、ホイールベースが伸びた新型NXも快適な足元空間を確保
後席左右の肩口レバーを操作することで、座った状態でリクライニング調整が行えるほか、荷物の数や大きさに合わせてスペースを拡大する際には、タッチディスプレイ内のソフトスイッチおよび荷室内のスイッチ操作により後席シートバックの格納・引き起こしが可能となる。また、シートバックの格納・引き起こしともに、手動で操作することもできる。
荷室は両モデルとも5人乗車時でも500リットル以上の広大な容量を確保
ここまで新型NXとRXの内外装を比較してきたが、特に両モデルの細部のデザインなどは、フォトギャラリーもぜひチェックしてみてほしい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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