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トヨタ ハリアーとトヨタ RAV4はどんな人にオススメ? サイズと装備を比較

MōTA / 2021年11月12日 13時0分

(上)トヨタ ハリアー/(下)トヨタ RAV4 [Photo:TOYOTA]

トヨタの人気SUVであるハリアーとRAV4。両車は全く異なるキャラクターだが、エンジンやプラットフォームは共通している。ボディサイズ的にはほぼ互角だが、それぞれどんなユーザーにおすすめできるのだろうか。 今回はそんな2台の装備を見比べて紹介していきたい。

トヨタ 新型ハリアー G(ハイブリッド・E-Four)[ボディカラー:センシュアルレッドマイカ] [撮影:島村 栄二]

RAV4は角張った無骨なデザインだがハリアーはスタイリッシュな都会派

まず見た目ではっきりと違いがわかるのが外観デザインだ。ハリアーは都会派SUVらしくクーペフォルム、対してRAV4は現代的なスタイリッシュなデザインでありながらも直線的で無骨でタフな印象だ。

ボディサイズはハリアーが全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm、RAV4が全長4610mm×全幅1865mm×全高1690mm(アドベンチャーグレード)とプラットフォームは同一でありながらも若干大きさは異なる。

全長はハリアーの方が長いがリヤにかけて絞られているのがわかる

インテリアの質感はハリアーが優勢だが後席の狭さは気になるところ

インテリアはハリアーの方が質感が高い。インストルメントパネルにはパイピングオーナメントを用い末端にはメタルラッチ加飾を施した。

また乗馬の鞍をイメージさせるコンソールや、調光パノラマルーフが用意されるなど、全体に上質な内装に仕上げている。

ハリアーには調光パノラマルーフが設定されている

一方、RAV4はシルバー加飾など上質さはありつつもアウトドアを想定したシンプルで使いやすさを重視した内装となっている。

RAV4はシンプルな使いやすさ重視のインパネ

とくに人気のアドベンチャーグレードはよりオフロードに寄せており、オレンジのアクセントカラーがアクティブな印象を与える。

また、リヤシートはクーペライクなハリアーの方が頭上スペースが少々狭く、シート自体もリクライニング機構が付いたRAV4と固定式のハリアーとでは長時間乗車による疲労の感じ方は異なる。

ハリアーの後席は頭上方向のゆとりが少ない

荷室のゆとりはRAV4が優勢! デッキボードで使い勝手も向上

荷室容量はリヤシート使用時でハリアーが409L、RAV4がデッキボード上段時で542Lと、ここでもエクステリアの形状による差が生まれた。

ハリアーの荷室容量は409Lと少し心許ない, RAV4の荷室容量は542Lもある

ハリアーの荷室容量は409Lと少し心許ない, RAV4の荷室容量は542Lもある

シートはRAV4ではファブリックか合成皮革、ハリアーではファブリック+合成皮革と本革が用意されており、ハリアーの方がより質感を高めていると言える。

ハリアーは本革シートも用意される,RAV4はファブリックと合成皮革が選べる

ハリアーは本革シートも用意される,RAV4はファブリックと合成皮革が選べる

エンジンは両車ともに2.0リッターガソリンと2.5リッターハイブリッドの2種類が用意されるが、RAV4のアドベンチャーグレードには走行状況に応じて旋回時の車両安定性を高めるトルクベクタリング機能と4駆が不要な時には燃費向上を図るディスコネクト機構を持ち合わせた「ダイナミックトルクベクタリングAWD」が標準装備され、操縦安定性や走破性、燃費にも貢献する。

RAV4にはダイナミックトルクベクタリングAWDが標準装備される

後席と荷室の広さが大きな違いに!

こうしてみると、ハリアーとRAV4の大きな違いは、アウトドア向けと高級SUVというキャラクターの差から生まれた内装全体の高級感、そして後席や荷室の広さだ。

後席に小さな子供を乗せる場合や大きな荷物を積み込む必要がないのであればハリアー、長距離移動が多い場合やアウトドアレジャーなど荷物をたくさん積み込みたいという人にはRAV4がおすすめといえるだろう。

【筆者:MOTA編集部】

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