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マツダ CX-5のガソリンモデルが若年層から人気!? そのワケは手の届きやすい車両価格以外にも理由があった

MōTA / 2021年11月12日 18時30分

マツダ CX-5 2021商品改良

マツダ CX-5は2017年のデビュー以来、毎年改良を実施している。2021年11月にもマイナーチェンジを実施し、12月に販売がスタートする予定だ。CX-5は初代から一貫してディーゼルモデルが支持されており、マツダ=ディーゼルという図式を不動のものとした車種でもある。だが、その一方でガソリン車は若年層から支持されているのだという。最大の要因は手の届きやすい価格にあるのだが、じつはそれ以外にも理由があるという。一体なぜCX-5のガソリンモデルが若年層から支持されているのか!?

マツダ CX-5 2021商品改良

ディーゼルとガソリンモデルの価格差は約30万円! 若年層支持のワケは価格だけじゃない!?

マツダ CX-5はミドルサイズSUVとして絶大な支持をされているモデルである。初代、そして現行モデルはいずれもディーゼルモデルが圧倒的なシェアを誇っているが、一方でガソリンモデルは若年層に支持されているという。

最大の要因は価格設定で、CX-5のディーゼルモデルはガソリン車に比べ約30万円ほど安いプライスとなっているためである。だが、他にも要因はあるという。

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納車後の使い方を想像した上で選択するユーザーが多い

新たに設定された特別仕様車「フィールドジャーニー」はアウトドアを意識したモデルで、若年層をメインターゲットとしている。そのためガソリンモデルとディーゼルモデルをラインアップするのだ

これだけ聞けば、単に安いからでは? と思うなかれ、じつは他にも理由があるのだ。商品本部 商品企画部の迫川 茂博氏によれば「ガソリンモデルを選ぶ若年層の方は価格以上に実際の使い方をイメージしたうえで選択されている」と語る。

どういうことか? CX-5のガソリンモデルを選ぶユーザーは納車後に、自分たちが年間どれだけ走行するのか? そして約30万円高いディーゼルモデルを買って、その分ペイできるのか? といった具体的な使い方を想像して購入するユーザーが多いのだ。

だからこそ、CX-5をはじめマツダの各モデルはどのパワートレインを選んだとしても同じグレード構成となっており、ユーザーに豊富な選択肢を用意しているのだ。

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【燃料代比較】年間1万キロ走行の場合ガソリンモデルは約3万円高い燃料代

どのパワートレインでもグレード構成は同じであり、内装装備も同様なのは嬉しいポイント

ディーゼルモデルのXD プロアクティブ(322万8500円)とガソリンの20S プロアクティブ(290万9500円)、同等のグレード同士で比べてみると、前者の燃費は17.4km/L(WLTCモード)。後者は14.6km/L(WLTCモード)で、燃費を比較するとリッターあたりの差は2.8kmとなる。

ちなみに2021年11月8日現在の全国平均価格(ガソリン169円/L・軽油148.8円/L)から算出すると例えば年間1万キロ走行した場合、ディーゼルモデルは8万5560円に対し、ガソリンモデルは11万5765円となる。差額は3万円弱だ。

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ディーゼルは長距離向き! 街中メインならガソリンがオススメ

ディーゼルモデルは燃料代や燃費の良さ、そしてパワフルな加速が魅力であるが、じつは長距離移動に向いているエンジンである。もっといえば短距離の移動を積み重ねると、ディーゼルエンジンにダメージを与える可能性もあるのだ。そのため、近所の買い物などの短距離の移動をメインに使うファミリーユースを主とした若年層にとってはガソリンモデルの方がオススメなのだった。

これからCX-5の購入を考えているユーザーは、ぜひこの記事を参考にしてパワートレイン選びをして欲しい。実際に購入した後に、どれだけ走行するのか? そして長距離移動が多いのか? など納車後の使い方を考えて選ぶことをお勧めする。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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