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売れ行き好調な「カローラクロス」が狙いを定めたのは、ミニバン代替後の“ポストミニバン”層だった

MōTA / 2021年11月16日 20時0分

トヨタ 新型カローラクロス Z(ハイブリッド・2WD/ボディカラー:シルバーメタリック)[2021年9月14日発売] [Photo:茂呂 幸正]

1966年のデビューから常にトヨタを代表する存在であり続ける大衆車ブランド「カローラ」。その最新モデルが2021年9月14日に誕生したコンパクトSUV「カローラクロス」だ。200万円台の求めやすい価格帯に位置しボディサイズも手ごろと、大ヒットの素養も十分。デビュー直後の2021年10月には早くもカローラクロス単体で3000台以上を販売した。今後生産体制もさらに強化されるとのことで、ますます売れ行きを伸ばしそうだ。 そんなカローラクロスは「ポストミニバン」の役割も担っているという。開発者に訊いたカローラクロスの狙いについて紹介しよう。

トヨタ 新型カローラクロス Z(ハイブリッド・2WD/ボディカラー:シルバーメタリック)[2021年9月14日発売] [Photo:茂呂 幸正]

いちどミニバンの実用性を経験したユーザーにとって、従来のカローラでは代替の対象になりづらい!?

2001年に登場し大ヒット作となった「トヨタ ヴォクシー」(初代)

2000年初頭から2010年代にかけ、多人数乗車可能なミニバンがファミリーカーとして爆発的に売れ行きを伸ばした。車高が高く広い室内を持ち、実用性第一のミニバンを一度でも経験してしまったユーザーは、いずれ子離れした際にどのようなクルマを求めるのだろうか。

ミニバンの広さや使い勝手の良さ、そして運転席からの視界の良さを知ったユーザーだから、例え子どもたちが巣立ち夫婦2人の使用がメインになったとしても、背の低い旧来のセダンやコンパクトカーに戻るとは、ちょっと想像しづらい。

そのため各自動車メーカーは今、いわば“ポストミニバン”としての新型車開発を模索しているという。

大衆車ブランドのカローラも同様だった。従来のスタイルを継承するカローラ(セダン)やカローラツーリング(ステーションワゴン)だけでは、なかなか“ポストミニバン”ユーザーに対しアピールしづらい面があったようだ。

新型カローラクロスは“ポストミニバン”派にも響いていた

新型「カローラクロス」(左)と、ワゴンスタイルの「カローラツーリング」(右)

そんな中デビューした新型カローラクロスだが、初期の受注においてミニバンからの代替ユーザーが少なくないのだという。

カローラの開発担当者にうかがったところ、発売直近のため正確なデータはまだ揃っていないというが、他のカローラに比べその割合が高い傾向にあると話す。

通常のカローラシリーズに比べ室内や荷室空間にも余裕があるカローラクロス。開発時にはやはりそうした代替ユーザーも含め、従来のカローラとは違うユーザー層の開拓を強く意識していたというから、所期の狙いはひとまず当たっているようだ。

ミニバンで育ってきた若いユーザーにとってもSUVの実用性の高さは“当たり前にあるべき性能”だった

室内や荷室の広さが外観の形状からも伝わってくる

また興味深いのは、代替ユーザーだけでなく、幼いころからミニバンを乗用車のポピュラーなスタイルとして見てきた若いユーザーたちもまた、カローラクロスなどのコンパクトSUVに強く反応しているという点。

彼ら彼女らにとっても、クルマは遊び道具などをごっそり積み込める事が当たり前。SUVの実用性の高さは、クルマ購入に際し必要不可欠な条件を満たしているという訳だ。

これからの新型車は、ミニバン代替ユーザーに振り向いてもらえるかどうかが重要な指標となる

トヨタに限らず、コンパクトSUVのニューモデルが各社から登場している。特に、2021年相次いで登場した新型車「ホンダ ヴェゼル」「カローラクロス」は共に立ち上がりから売れ行き好調なようである。

今後登場する新型車も、この“ポストミニバン”が商品開発のキーになってくるのは間違いない。これからデビューするニューモデルがヒットするかどうか、その視点で占ってみるのも面白いかもしれない。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:茂呂 幸正・TOYOTA]

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