マツダ CX-5特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデル比較! 価格差約30万円あるも機能はほとんど同じ、アウトドアに頻繁に出かけるならディーゼルがオススメ
MōTA / 2021年11月17日 19時0分
2021年11月8日に改良を実施したマツダ CX-5。新たにフィールドジャーニーと名付けられた特別仕様車が設定された。このモデルはアウトドアニーズに答えるグレードで、汚れに強いシートや専用パーツなどといった特別な装備が奢られるのだ。そしてパワートレインはガソリンとディーゼルモデルをラインアップしているのだが、購入する際は悩むユーザーも多いはずだ。そこで今回はCX-5の特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデルの装備や維持費にいたいるまで比較を実施。一体どの程度の違いがあるのか!?
マツダ CX-5特別仕様車パワートレイン比較
スタイリッシュで実用性が高く、パワートレーンの選択肢も多いマツダ CX-5が欲しいと思っているパパ・ママ。それなら特別仕様車の「フィールドジャーニー」は、アウトドアにも映えるエクステリアや、使い勝手のいいインテリアで、とても魅力的ですよね。
でもガソリンとディーゼル、どっちにしようか悩みがち。この記事では、ファミリーにはCX-5フィールドジャーニーのガソリンとディーゼルのどちらがいいのか、購入後の維持費も含めて徹底比較します。
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価格差約30万円! CX-5特別仕様車「フィールドジャーニー」のガソリンとディーゼルモデル対決
まずCX-5は、全長4.5m強のファミリーにちょうどいいサイズのクロスオーバーSUVで、欧州でも高評価のスタイリッシュなデザインと、広い室内や実用性の高い荷室、オンロードでも上質な走りで大人気。パワートレーンは2.0/2.5リッターのガソリンモデルと、2.2リッターのディーゼルモデルが用意され、ディーゼルには6速MT車もあるという豊富なラインアップです。フィールドジャーニーは全車オールシーズンタイヤを装着! 専用パーツも満載
特別仕様車のフィールドジャーニーは、スタイリッシュなだけではない、CX-5のタフな部分をしっかり強調したスタイルとなっているのが特徴。バンパーやサイドシルの下部に、黒い樹脂パーツとシルバー塗装の加飾をあしらって、アウトドアスポーツギアのような頼もしい印象に。17インチのアルミホイールは、シブいグレーメタリック塗装となってオールシーズンタイヤを履いています。
そしてボディカラーには新色の「ジルコンサンド」も登場。鋳型に使われる砂をイメージした、鉱物的なきらめきを表現していて、自然の風景にも映えるカラーとなっています。
汚れに強いシートはフィールドジャーニーだけ!
またインテリアも、ガンガン遊べる実用性がアップ。シートは全席に汚れの強い加工が施されて、ラゲッジではリバーシブルタイプのラゲッジボードの片面に防水加工を施し、水や汚れに強くなっています。サブトランクボックス内も防水加工されているのが嬉しいですね。走りの面でも、もともと最低地上高が210mm確保されているのに加えて、Mi-DRIVEにオフロード・モードが備わるのもこのフィールドジャーニーだけ。アクセサリーでは、アメリカ政府も認めたという、衝撃を吸収する機能を備えた「LINE-X塗装」を施したアンダーガーニッシュなども用意されています。
パワートレーンは2.0リッターガソリンと2.2リッターディーゼルが設定されました。どちらも6速ATで4WDのみです。価格はガソリンの「20Sフィールドジャーニー」が323万4000円。ディーゼルの「XDフィールドジャーニー」が355万3000円。約30万円の差があるのですが、装備内容などはどうなっているでしょうか。
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【内装比較】装備内容はほとんど同じもディーゼルだけサンルーフの設定あり
まずは室内の装備や使い勝手を比較してみます。ほぼ、装備内容は同等となっているのですが、ディーゼルのみオプションで電動スライドガラスサンルーフが設定されており、装着すればより開放的な室内に。シートはどちらも運転席10way、助手席6wayのパワーシートで、シートヒーターも標準装備です。後席左右にもシートヒーターが備わり、ステアリングヒーターも標準装備です。USB2個は標準装備ですが、ワイヤレス充電や、ボーズサウンドシステムはどちらもオプション。8.5インチのセンターディスプレイがついており、10.25インチがオプション設定となっています。
使い勝手では、アジャスター機能付きカップホルダーやボトルホルダー付きドアポケット、アームレスト付き大型コンソールボックスなど、収納スペースはしっかり。12V電源ソケットもフロントに2個、ラゲッジに1個備わっていて、便利に使えます。
車中泊にもピッタリな広さを確保
シートアレンジは後席が6:4の分割可倒式で、ラゲッジはたっぷり大容量。荷室幅は1450mmほど、荷室長は950mmほど、荷室高は790mm(フロアボード下段時)というサイズは、アウトドアレジャーの荷物もしっかり積み込めます。フロアボードを上段にすると、後席を倒した時にフルフラットになりますので、車中泊にもOKです。【エンジン比較】燃費はほとんど同じもディーゼルはパワフルな走りが魅力
走行性能を比較してみましょう。ガソリンの20Sは、最高出力156ps/最大トルク199Nmと、市街地でも軽やかで扱いやすく、高速走行でも十分な余裕のあるバランスの良さが魅力。どこまでも伸びていくような加速フィールが爽快です。燃費はWLTCモードで14.0km/L。走行モードにスポーツモードとオフロードモードが設定されています。 一方でディーゼルは、最高出力200ps/最大トルク450Nmと、低速からモリモリとした強大なトルクが大きな特徴。市街地でのストップ&ゴーからして余裕が生まれ、高速道路の追い越し加速なども頼もしくなる反面、加速がどこまでも続くような伸びやかさは控えめ。その代わり山坂道での力強さ、ノロノロ渋滞などでのラクさがあります。燃費はWLTCモードで16.6km/Lです。>>
先進安全装備も装備は全く同じで超充実の内容だった
先進の安全装備はどちらもほぼフル装備で、夜間の歩行者検知機能もついた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキサポート」や、前方・後方の誤発進抑制機能、全車速追従機能付きのマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなど、長距離ドライブでも安心な運転支援と、うっかりミスを防止してくれる機能がしっかり揃います。
長距離運転をサポートしてくれる機能「クルージング&トラフィックサポート」はどちらもオプションとなっています。
【維持費比較】燃料代はディーゼルの圧勝! 車両価格が高いもその差額は燃費で縮まる
では維持費を予想してみましょう。ガソリンは年に一度かかる自動車税が3万9500円。車検時にかかる重量税が4万9200円。ガソリン代は、燃費が14.0km/Lでレギュラーガソリンの平均価格が161.9円(11月17日現在)なので、500km走行するのには約5782円かかります。
対するディーゼルは自動車税が4万5000円、重量税が4万9200円。ガソリン代は、燃費が16.6kmで使用燃料は軽油です。軽油の平均価格が140.4円なので、500km走行するには約4228円かかります。走行距離が多い人なら、税金の差額である5500円くらいは取り戻せそうですね。
というわけで、装備の差はほとんどなく、走行モードにスポーツモードもあるガソリンモデルは、アウトドアテイストのデザインが好みという人や、市街地メインで走る人に向いている印象。ディーゼルは週末ごとにアウトドアへ出かけるファミリーなど、実際にガンガン使いたい人に向いている印象です。皆さんのファミリーにはどちらがぴったりか、ぜひじっくり検討してみてくださいね。【筆者:まるも 亜希子】
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