【三菱SUV対決】アウトランダー最安価グレードVS三菱 エクリプスクロス最上級グレードで選ぶべきはアウトランダーだ!
MōTA / 2021年11月19日 11時0分
三菱は特にSUVファンから支持されているブランドだ。フラッグシップモデルのアウトランダーは現行モデルで3代目。先代から人気のあるPHEVモデルのみという大胆なグレード構成となった。弟分のエクリプスクロスにもPHEVモデルが存在し、アウトランダーPHEVのベースグレードとエクリプスクロスPHEVの最上級グレードの価格差は14万円程度となる。 となると、価格で比較すれば十分ライバルとして検討される余地がありそうだが、果たしてどちらが利便性に優れているのだろうか。装備やシート、荷室の使い勝手の面からジャーナリストの青山尚暉さんに解説してもらった。
アウトランダーPHEVのエントリーグレードとエクリプスクロスPHEVの最上級グレードでは約14万円の差がある
いよいよ3代目に進化した三菱 アウトランダーが発売された。しかも新型はPHEVのみの展開で、ダイナミックシールドを進化させた堂々たるボディサイズに7人乗りも設定。大径20インチタイヤ&ホイールで足元を引き締め、アウトランダー初の2トーンカラーも用意。先代と比較すればクラス的には2クラス上の存在感を放つ。
パワートレーンは先代からの2.4Lガソリンエンジンの改良版としつつ最高出力は5馬力増しの133馬力。フロントモーターは60kWから85kWに、リヤモーターも70kWから100kWにパワーアップ。さらに駆動用バッテリーも13.8kWhから20kWhへと増強している。
居住空間ではスペースにゆとりのあるアウトランダーが有利!
が、アウトランダーとエクリプスクロスでは、同じPHEVモデルとはいえクラスが違う。そこで両車の室内空間、荷室の広さを比較してみたい。
アウトランダーPHEVは前席のシートサイズが座面長535mm×座面幅500mm×シートバック高660mm。
後席(2列目席)は同480mm×1290mm×660mm。特に前席の自然で上半身を包み込むホールド感に優れたかけ心地は絶品と言っていい。
ラゲッジも大きな荷物を乗せるならアウトランダーの方が優勢だ
両者ともにSUVだけにアウトドアなどに出かける機会も多いはずで、アウトドアやキャンプの荷物の積載性にかかわるラゲッジルームの広さも比べてみよう。
アウトランダーPHEVは重い荷物の出し入れ性にかかわる開口部地上高780mm、フロア奥行き970mm(3列シートの3列目席格納時のデータ)、幅1070mm(同)、天井高980mm。
エクリプスクロスPHEVはと言えば、スライド機構のなくなった後席格納時のフロア長は1500mmに達する。ただし、段差こそないものの、後席格納部分にやや角度がつく。
装備面はほぼ変わらないが新しい機能も満載で最新型のアウトランダーの方が一枚上手
では、アウトランダーPHEVのベースグレードとなるMと、エクリプスクロスPHEVの最上級グレードのPでは、装備的にどう違うのだろうか。機能面ではアウトランダーPHEVの場合、アダプティブLEDヘッドライト、LEDリヤコンビネーションランプなどは全グレードに標準装備。
シートはファブリックとなり、運転席はマニュアルシートだが、シートヒーターは助手席とともに装備される。
一方、エクリプスクロスPHEVの機能面では、最上級のPグレードともなればLEDヘッドライト、LEDリヤコンビネーションライトなどを標準装備。インパネ周りはメーターがハイコントラストメーターにとどまるものの、本革ステアリングが備わり、シフターはジョイスティックタイプとなる。
e-Assistと呼ばれる先進運転支援機能については、アウトランダーPHEVには踏み間違い衝突防止アシストや車線逸脱防止支援機能、前方衝突予測警報、後方衝突被害防止支援システムなどが追加装備される。
2台で悩むならベースグレードでもアウトランダーを選ぶべき!
というわけで、例えベースグレードでも、機能装備、先進運転支援システムの充実度、そして居住空間やラゲッジルームの広さでは、アウトランダーPHEVのほうが上回ることが分かる。
エクリプスクロスPHEVの最上級Pグレードに本革シートをオプション装着すれば、アウトランダーPHEVのベースグレードのMより約35万円も高くなってしまうのだから、考えものである。
アウトランダーPHEVのグレードを問わない大きく進化した乗り心地、動力性能、静粛性、走破性、快適性、装備、ラゲッジルームの広さからすれば、ベースグレードでもアウトランダーPHEVを選びたくなる、というのが筆者の結論である。
Mには装備されない人工皮革×合成皮革のコンビネーションシート、運転席パワーシート、リヤウインドーのロールサンシェードに魅力を感じ、BOSEサウンドシステムも選べるからである。
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