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新車の「トヨタ ライズ ハイブリッド」購入予算200万円台前半で、ワイルドなコンパクトSUV「レネゲード」を買う選択肢もアリだ![どっち買う!?]

MōTA / 2021年11月23日 10時0分

ジープ レネゲード トレイルホーク(4×4/ボディカラー:ソーラーイエローC/C:トレイルホーク専用色)[2015年9月1日発売] [Photo:小林 岳夫]

乗りやすいコンパクトなボディに高い実用性と安全性を備え、高い人気を誇るコンパクトSUV「トヨタ ライズ」。その強さをさらに補完するかのように、2021年11月にハイブリッド版が追加された。ハイブリッドカーでありながら、216万3000円〜232万8000円というリーズナブルな価格を実現したことも話題となっている。されど200万円オーバー。新車を買うには安いが、決して少ない金額ではない。いろいろな選択肢が思い浮かぶのは、中古車が好きで、数多く乗り継いできた筆者だけだろうか。ライズハイブリッドの購入額で、同じSUVでもまったく違う世界を見せてくれる車種を買ってみる、というのも楽しそうだ。 そこで今回は、世界に名だたるアメリカンSUVブランド「Jeep(ジープ)」から、末弟のコンパクトSUV「レネゲード」をチョイス。ライズハイブリッドの購入額で買えるのか、調べてみた!

ジープ レネゲード トレイルホーク(4×4/ボディカラー:ソーラーイエローC/C:トレイルホーク専用色)[2015年9月1日発売] [Photo:小林 岳夫]

ジープのワイルドなイメージを押し出したコンパクトSUV「ジープ レネゲード」

軍用車に端を発する四輪駆動車「ウィリス・ジープ」

ジープといえば、軍用四輪駆動車「ウィリス MB型」をルーツに持つことはよく知られている。戦後になって、農耕やレジャー需要に応じた “民生版“や、ステーションワゴン型ボディを乗せた「ワゴニア」「チェロキー」などを次々と輩出していった。ジープブランドは、当初のウィリスからAMC(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)を経て、現在はクライスラー(ステランティス)が所有していることも、付記しておきたい。

2015年に登場したコンパクトSUV「ジープ レネゲード」

「レネゲード」は、こちらもステランティスの一員であるフィアットとの共同開発により、2015年から発売を開始したSUVで、歴代のジープモデルでは、例外とも言えるコンパクトなモデルだ。MB型のエッセンスを随所に散りばめたデザインは、ジープ・ブランド伝統の「タフ」「ワイルド」なイメージを継承する。正反対とも言える丸っこいデザインの「フィアット500X」とは、メカニズムを共用する兄弟車なのは面白い。

「ジープ レネゲード」を5年落ち・走行5万キロ以下・200〜250万円以内で検索!

価格は、ライズハイブリッドが購入できる新車販売価格帯の200〜250万円に設定した。余談だが、プレミアがついて新車価格以上(244万円)で販売されているライズハイブリッドの中古車もあった。

当初は、年式は3年落ち・走行距離は3万キロで検索したが、12台しかヒットしなかったため、対象幅を緩め、各5年・5万キロとした。

走行距離5万キロ以内、2016年式までの「ジープ レネゲード」の中古車を検索!

▼中古車検索条件▼

・メーカー車名: ジープ レネゲード

・モデル:2015年モデル

・年式:平成28(2016)年~令和3(2021)年

・走行距離:~最大5万キロまで

・価格帯:200〜250万円

・修復歴:なし

(2021年11月19日現在 MOTA調べ)

2.4リッターエンジン+4WDの「トレイルホーク」も射程内に

2.4リッターエンジンと4WDを組み合わせた「レネゲード トレイルホーク」

上記の条件で検索したところ、29台のジープ レネゲードが表示された。(2021年9月10日現在 MOTA調べ)

レネゲードの基本的なグレード展開は、エントリーグレードの「ロンジチュード」(2015年の国内登場時は「オープニングエディション」)、ラグジュアリーさを増した「リミテッド」、そしてジープらしい逞しさを強調した「トレイルホーク」を設定する。

基本的にはフィアット製1.4L直4ターボ(151ps)+6段デュアルクラッチトランスミッション+FFという構成で、トレイルホークのみ、クライスラー開発の2.4L直4(179ps)+9速AT+オンデマンド式4WDを採用していた。さらにトレイルホークでは、39km/h以下の低速走行で威力を発揮する「アクティブドライブロー」、走行モードが切り替えられる「セレクテレインシステム」、急坂で車速を自動制御する「ヒルディセントコントロール」など、悪路走破に向いた装備を搭載する。

2021年11月現在では、エンジンラインナップに変更があり、純エンジン車はすべて1.3L直4ターボに統一。ハイブリッド版の「4xe(フォー・バイ・イー)も追加されている。

写真は「ジープ レネゲード オープニング・エディション」(4×2)の内装・インパネ周り

サーチされた29台の内容を見てみると、年式はおおむね2016〜2017年が占め、グレード別では、最多がオンロード志向・装備充実のリミテッドで16台。次がエントリーグレードのロンジチュード&オープニングエディションが7台、そしてトレイルホークが6台だった。

人気色やオプション装着の有無などもあり、一概に価格は比較できないが、オフロード走行もこなせるトレイルホークが高価格寄りかというとそうでもなく、220万円台から販売されている。

まったく違う日常を演出する「ジープ」というブランドの魔力

ライズハイブリッドを買おうと思っていたのに、見るからにアウトドアやアクティビティに連れ出したら楽しそうな(&カッコイイって思われそうな)レネゲードが、それに近しい価格で買えると知ったら、後者が急に気になってくる人もいるのではなかろうか。レネゲードが放つワクワク感は、見るものを虜にする力があるのだ。買ったら、これまでと違った日常がやってくる気がする……というのがSUVの魅力だが、ジープブランドには、特にそのパワーが強いと思うのである。

ジープ レネゲードのテールランプデザインは、軍用ジープの携行缶がモチーフだ!,ウィリス・ジープの後部に搭載される、通称「シェリー缶」

ジープ レネゲードのテールランプデザインは、軍用ジープの携行缶がモチーフだ!,ウィリス・ジープの後部に搭載される、通称「シェリー缶」

しかも、トレイルホークは見るからにワイルドで、悪路にも強い。もはやSUV=4WDという時代ではないが、やはりジープ・ブランドに求めるのは、タフ&ワイルドという面は否定できないだろう。ただし燃費はJC08モードで10.4km/Lと、決して良くはないので、こうなるともはや、ライズハイブリッドの美点である燃費の良さや、かつてのリッターカー的な気軽さで乗れるライズを選ぶ理由から、大きく逸脱してしまっているのは確か(笑)。

でもそれも、クルマ選びの面白さ、中古車選びの(嬉しい)悩ましさなのだ。クルマは人生を変えるツールになる可能性がある。レネゲードを買ったら、その扉が開くのかもしれない。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:小林 岳夫・FCAジャパン]

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