クルマに詳しくなくても見分けられる! 統一感のあるグリルを持つ国産ブランド6つ
MōTA / 2021年11月21日 11時30分
クルマは軽自動車からコンパクトカー、セダン、SUV、ミニバンなどボディタイプが拡大しているが、BMWやメルセデス・ベンツをはじめ統一感のあるグリルを持つブランドが増えてきている。 海外メーカーで採用されるグリルは歴史を象徴する存在だが、ブランド化するためにもフロントグリルを統一化する動きが進んでいる。今回はそんな統一グリルを持つ国産ブランドを6つ紹介しよう。
グローバル車で多くのモデルにトヨタ車を印象づけられるキーンルック
トヨタがグローバル車に採用しているのが「キーンルック」だ。
中央のトヨタエンブレムを中心にV字に広がる立体的なデザインと、鋭いヘッドライトのスタイリッシュさが魅力。
キーンルックは鋭いスタイルを意味し、欧州で人気を博した2012年発売のオーリスから採用され、プリウスやアクア、C-HR、ヤリス、カローラ、ハリアーなど多くのクルマに用いられている。徐々に大型になっていった日産のVモーショングリル
日産のVモーショングリルはエンブレムの周りを囲むようなデザインからグリル全体を囲んだ大きく目立つデザインへと進化していった。
小さなVモーショングリルは一部マーチに残されているが、2017年の電気自動車のリーフから大きなVモーショングリルへと変更され、デイズやルークス、ノート、アリア、エクストレイル、キックス、セレナなど今では日産の代表するデザインとなっている。多くのデザイン賞も受賞しているマツダの魂動デザイン
2012年に登場した初代CX-5から採用されているマツダの魂動デザイン。
魂動デザインはフロントグリルの下部から左右のヘッドライトに向けて翼のように広がるシグネチャーウィングが特徴的で、その後登場したOEMモデルを除くすべてのマツダ車に採用されている。MX-30では従来の魂動デザインで使われているシグネチャーウィングなどをあえて使わず、新たな可能性に挑戦したという。
「クルマは命あるもの」という考え方からマツダの魂を吹き込み、面の作り込みによる光の移ろいや陰影感を表現、ボディカラーも含めてデザインにこだわっているメーカーだ。コンパクトカーのMAZDA2からセダンとファストバックを用意するMAZDA3、セダンとステーションワゴンを設定するMAZDA6、クロスオーバーのSUVモデルであるCX-3、CX-30、CX-5、CX-8、スポーツカーのロードスターに魂動デザインが設定されている。
スバルの六連星も連想させるヘキサゴングリル
スバルは6つの会社が一つとなった歴史的な背景を六角形で表し、自然界で最も安定した形でもあるヘキサゴングリルが特徴的だ。また、スバルの特徴とも言える水平対向エンジン「ボクサーエンジン」のピストンを表現するコの字型のポジションランプもグリルと合わせてスバル車らしいデザインと言える。
フラッグシップのフォレスターをはじめ、レヴォーグやインプレッサ、レガシィアウトバック、XV、BRZとほとんどのモデルに採用される。三菱の力強い走りを彷彿とさせる大胆なダイナミックシールド
三菱では2015年にフロントデザインを刷新した2代目アウトランダーで初めて採用されたダイナミックシールドが特徴的だ。
左右に配置される弓型のクロームメッキはフロントマスクに力強さと強いインパクトを与える。ダイナミックシールドはアウトランダーをはじめ、エクリプスクロスやデリカD:5、RVRなどSUVやミニバンモデルだけでなく、軽自動車のeKクロスにも採用されている。
eKクロスにはデリカD:5に設定され話題となった縦型のLEDヘッドライトを装備し、大胆なラジエーターグリルデザインも相まって迫力のあるたくましいデザインとなっている。国内ブランドで最も有名なレクサスのスピンドルグリル
日本で最も浸透しているといっても過言ではないレクサスのスピンドルグリル。スピンドルは「回転する軸」を意味しており、中央にくぼみを設け上下に広がるメリハリのあるデザインだ。
2012年の4代目GSから採用されており、これまで紹介した統一グリルが登場した時期と大きく変わらないが、LSやLXなど大型モデルにはスピンドルグリルが大胆にあしらわれていることからも目を惹き、多くの人の印象に残るのだろう。現在レクサスブランドで販売されるすべてのモデルに採用されており、セダン、SUVをはじめ11車種に取り入れられている。
クルマに関心のない人にもブランドを印象づけるものに!
このように、海外だけでなく国内においてもブランドのイメージを特徴づけるため、アイコンとしてグリルを統一する動きが進んでいる。クルマにそれほど関心を持たない人でもテレビCMや街中でクルマを目にしたときに「見た目がかっこいい」「○○のクルマだ」と印象づけることができる。
今後はグリルレスの電気自動車の普及が進んでいくと見られるが、電気自動車ならではの新しいデザインや特徴的なデザインも登場するかもしれない。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
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