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思わぬ事故を防ぐために! 愛車を大切に乗るのに欠かせない「運行前点検」「日常点検」のやり方とは

MōTA / 2021年11月28日 16時0分

トヨタ 新型BEV(電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」日本仕様・プロトタイプ車両(参考:運転者の身長180cm)[2022年・年央発売予定] ※撮影車両はプロトタイプのため市販仕様とは細部が異なる[Photo:和田 清志/2022年11月10日・TOYOTAオールラインナップ試乗会場(神奈川県横浜市)にて撮影]

教習所でクルマの運転を教わる際に「運行前点検」という言葉を耳にした人が多いと思うが、実際に行っているという人はどれほどいるだろうか。運行前点検は今では「日常点検」と呼ばれている。実は法律で定められていることであり、事業用のクルマでは1日1回の点検は義務付けられている。 今回はそんな日常点検で見ておくべきポイントを紹介しよう。

トヨタ 新型BEV(電気自動車)「bZ4X(ビーズィーフォーエックス)」日本仕様・プロトタイプ車両(参考:運転者の身長180cm)[2022年・年央発売予定] ※撮影車両はプロトタイプのため市販仕様とは細部が異なる[Photo:和田 清志/2022年11月10日・TOYOTAオールラインナップ試乗会場(神奈川県横浜市)にて撮影]

エンジンルームではオイルなどの量を確認しておく

以前は乗るたびに毎回実施することとされていたが、現在はクルマの高性能化も進んでいることから適宜必要なときに行うものとされている。

点検という響きから難しいものを想像するかもしれないが、すべて簡単に行えるものばかりだ。

まずはエンジンルームから。運転前のエンジンが冷えているうちにボンネットを開けて、エンジンオイルやブレーキオイルの量や色、ウインドウォッシャー液、バッテリー液、冷却水の量を確認しておきたい。

バッテリー液の量など気づくと減っているものもある

もし減っているようであれば故障の原因にもなってしまうため、きちんと補充しなければならない。

車の周囲を見るときには猫バンバンもやってほしい

次にクルマの周囲をぐるっと回りながら、タイヤの亀裂や溝の深さ、ボディのキズ、凹みなど異変がないかの確認だ。もし自宅に空気圧チェッカーがあれば空気圧も確認する。

また、今のような寒い時期に行って欲しいのがボンネットなどを叩いて猫にクルマが動くことを知らせる「猫バンバン」。

実際にボンネットやタイヤの間などに猫が入り込んでいたことに気づかずにエンジンをかけてしまい、猫が巻き込まれてしまうという事故もあるため、クルマのトラブル、そして猫の命を救う意味でも習慣的にやってほしい。

ボンネットの中は温かいため猫が入り込むことも

運転席では操作系を中心にチェックする

ここまで確認できたら、ようやく運転席に座る。まずはエンジンがしっかりとかかるか、異音がしないか、ブレーキペダルを踏んでみて踏みしろを確認することも重要だ。また、不具合を知らせるランプが点灯していないか、ライト類がきちんと点灯するかなどもチェックする。

ライトが点灯するかどうかも事前に確認したい

さらにウインドウォッシャー液の噴射状態やワイパーの動き具合などもチェックしておきたい。

愛車を大切に維持するためにも定期的に点検は行いたい

日常点検と名称が改まったことからもわかるように、これまでは毎度運行前に行うものとされていたものが「使用者自らが走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に実施」するというものに変更された。

乗用車の場合は1日1回必ず実施することは義務付けられてはいないが、クルマは日々劣化するもの。愛車を大切に維持していくためにも、クルマを久々に動かす場合、または頻繁に乗っていても定期的に行ってほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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