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じつは若者にも人気のMTモデル! トヨタやホンダ、マツダの新車で買えるスポーツカーじゃないMT車3選

MōTA / 2021年11月28日 17時0分

マツダ CX-5 2021商品改良

今では新車として販売される乗用車の約98%がAT(オートマチックトランスミッション)だ。かつてのATは加速や燃費性能が悪いイメージもあったが、最近は性能が高まっており、そうした欠点はほぼなくなっている。 しかし、自分でクルマを操っている感覚を求めるユーザーにとってはMT(マニュアルトランスミッション)は魅力的な存在だ。そこで今回はスポーツカーではない、いわゆる実用車でMTが設定されている新車を3つ紹介しよう。

トヨタ 新型カローラツーリング[W×B 1.2ターボ(FF)]

長年のMTファンからも愛されるトヨタ カローラツーリング

ステーションワゴンのトヨタ カローラツーリングには「W×Bグレード」専用の1.2リッターターボエンジンに6速MTが用意されており、価格(税込)は242万4400円。

走行中にドライブセレクトモード「SPORTモード」を選択するとiMTが作動し、クラッチ操作やシフト操作をエンジンの回転数に合わせて制御するため、MTに慣れていない人でも安心だ。

トヨタ カローラは1966年から販売されているため、年配のドライバーから長く愛されているモデルでもある。長年MTに乗っているユーザーにしてみれば、MTの方が安心感があるのだろう。

長年愛してくれるユーザーを大切に考えた結果のMT設定ともいえる

新型でも3割以上がMTを選択! ホンダ シビック

2021年9月にフルモデルチェンジした11代目のホンダ 新型シビック。先代モデルではハッチバックとセダンの2ボディタイプが用意されていたが、日本市場に限って現行モデルはハッチバックのみとなった。また、スポーティグレードの「タイプR」もまだ登場しておらず、MTのイメージはないかもしれないが、上級の「EX」とエントリーグレード「LX」の両グレードにMTが用意されている。

1972年に販売され始めたが日本では2010年に一時生産を終了。2015年に復活を果たした

価格(税込)はEXが353万9800円、LXが319万円で、ATとMTの価格差はない。

発売から1ヶ月後の10月のデータでは、35.1%が6速MTを選択しているという。

国内で買える手ごろなサイズや価格のMT車が減っている中では「MTが欲しい」という声も多く、意外にも若者からの人気もあるようだ。

MTが欲しいから選ぶという人もいるようだ

MAZDA2からCX-5まで! 最も多いラインナップのマツダ車

マツダはコンパクトカーのMAZDA2からMADZA3、MADZA6、CX-3、CX-30、CX-5と6モデルにMTが設定されている。

マツダは新世代商品群を開発する際に6速MTを新たに設計した。これを2012年に販売した3代目アテンザ(現MAZDA6)に搭載したところ、ユーザーからの評判が良かったことや、ほかの車種にもMTを望む声があったことから多数のモデルに採用することになったという。

コンパクトカーのMAZDA2にもMTが設定される

価格の一例を挙げていくと、MAZDA2 15SプロアクティブはMTのみの設定で169万4000円、MAZDA3 ファストバック 20Sプロアクティブは251万5741円、MAZDA6セダン XDプロアクティブが356万4000円。CX-3 XDは231万7000円、CX-30は261万2500円、CX-5 XDプロアクティブは322万8500円。MAZDA2以外のモデルにはATも存在するが、ATと価格が変わらないため、好みの問題になるだろう。

MTモデルを選ぶ際に選択肢が多いのはユーザーにとって嬉しいポイントだ

スポーツカーではなくてもMTモデルが用意される

最近ではMTモデルが減ってきているが、このようにスポーツカー以外にもMTが用意されており、ホンダ シビックの項目で触れたようにMTを指名買いする人もいる。

また価格がATと変わらないことから、費用を考えず好みで選べるのもメリットだ。気になる人はぜひ購入を検討してみて欲しい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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