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トヨタ 新型GR86の買いグレードはどれ!? じつは一番安いRCが装備内容を考えても一番オススメだった!

MōTA / 2021年11月28日 13時0分

トヨタ 新型GR86

スバル 新型BRZの発売から遅れること約2ヶ月、晴れて発売となったトヨタ 新型GR86。2リッターから2.4リッターへ排気量アップした点やATモデルにアイサイトを標準装備とするなど、改良ポイントは多岐にわたる。そして新型GR86には全3つのグレードが用意されており、購入する際に悩むユーザーも多いはずだ。そこで今回は早くも新型BRZを購入した永田恵一氏が新型GR86の買いグレードをご紹介! 結論から言えば充実装備のベースグレードがオススメという結果であったが、どんな違いがあるのか!?

トヨタ 新型GR86

新型BRZオーナーが新型GR86の買いグレードを解説

スバル 新型BRZがフルモデルチェンジされてから約2ヶ月遅れて、トヨタ 新型GR86もデリバリー(納車)が開始された。2代目となる新型GR86&BRZは初代モデル以上に2台の差別化が大きくなっている点も特徴に、どちらも甲乙付けがたい楽しいクルマに仕上がっている。

ここでは初代86前期型Cタイプに6年近く乗り、2代目BRZに即乗り換えそろそろ3ヶ月。そして早くも2500kmを航行した筆者が、新型GR86に設定される3つのグレードを紹介し、買いグレードを考えてみた。

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新型GR86は全3種類! ベースグレードと最上級モデルの価格差は約50万円

トヨタ 新型GR86に設定される3つのグレードはベースとなるRC、上級のSZ、最上級のRZとなる。それぞれの価格と主な装備内容を紹介していこう。

ベースグレードはMTモデルのみ! エアコンなど快適装備も充実

初代86のRCはブラックのバンパーなど普及グレードとはまったく異なる見た目であった。新型GR86はバンパーをボディ同色とし、異なるのはホイール程度となっている

まずは279万9000円で買える、ベースグレード「RC」だ。

初代86にも前期型Cタイプまで設定されていたRCは価格こそ約200万円と安かったが、エクステリアは前後無塗装の黒いバンパーにスチールホイール。そしてエアコンとオーディオは装着できず、ダッシュボードのパネルすらなしと、「普通に乗れないクルマ」というのが率直な印象だった。

しかし新型GR86のRCはスチールホイールというのは変わらないが、それ以外はフル装備となっている。走りの面でもトルセンLSD付と、強烈な価格の安さそこないもののホイールさえ換えればまったく普通に乗れるクルマとなっているのだ。

新型GR86の中級グレードは価格以上に装備が充実!

中級グレードはRCとは異なり、17インチアルミホイールが備わる。中級グレード以上からはMTのほかにATモデルもラインアップされる

次は中級グレードのSZだ。価格は6速MTモデルが303万6000円。アイサイトが付く6速ATモデルは319万9000円となる。ちなみに新型BRZと比較すると、Rグレードが相当し、6速MTモデルが308万円。6速ATは324万5000円となっている。

RCに対しタイヤが17インチとなる。初代モデルと同じ先代プリウスのミシュランプライマシーHP+アルミホイールを装着するのだ。MTモデルにはクルーズコントロール、本革巻きシフトノブ&パーキングブレーキレバーなどが加わり、スピーカーも6つとなる。ちなみにRCは2つ。

なお、標準状態での装備内容は新型GR86 SZに対し新型BRZ Rはアルミペダル、後側方警戒支援システムとステアリング連動ヘッドライトといった安全装備が加わり、BRZの方が価格差以上に充実しているのだった。

最上級グレードRZは大径タイヤを装着! ブレーキパッドなど専用装備も満載

最上級グレードRZはブラック塗装されたホイールが装着される。内装もレッドとブラックを組み合わせた専用のカラーがラインアップされる

最後は最上級グレードのRZだ。価格は6速MTモデルが334万9000円。アイサイトが付く6速ATモデルは351万2000円だ。新型BRZではSが相当し6速MTが326万7000円、6速ATは343万2000円となっている。

中級グレードのSZに対しタイヤは18インチのミシュランパイロットスポーツ4とグレードアップされ、スポーツブレーキバッド。そして後側方警戒支援システム、ステアリング連動ヘッドライト、バックフォグランプ、アルミペダルなどが加わり、シート地はウルトラスエード×本革のコンビ、スピーカーも6つから8つとなる。

標準状態での装備内容はスポーツブレーキパッドとバックフォグランプが付くGR86の方が充実しているが、価格差ほどではなく、全体的にBRZの方が車両価格と装備内容だけ見るとリーズナブルな傾向だ。

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新型GR86で走りを楽しみたいならベースグレード「RC」がオススメ

3グレードとも選ぶ意義は大きいのも事実だ。グレード別にみていこう。

最上級グレードのRZは、新型GR86の完成形というに相応しいグレードである。それに加え充実した装備が揃うので、一般的には無難な選択である。

初代モデルとの進化度を体感したいなら中級グレードがイイ

中級グレードのSZはどうか? 筆者は新型BRZのグレードを選ぶ際、初代86オーナーだったので先代プリウスのタイヤ同士という同じ条件で2代目の進化を確認したかったと考えていた。加えて、装備内容も十分充実しているのでRを選択したのだが、筆者同様に初代モデルの乗り換えや性能の違いを味わいたい方ならSZがいいだろう。

サーキット走行も楽しみたいならベースグレードだ

初代86のベースグレードにはエアコンが備わっていなかったが、新型GR86は全車に左右それぞれで温度調整が可能なデュアルエアコンが装備されるのだ。そう、フロアサイレンサーやホイール以外は街中でも使える仕様なのだった

本当に安いのかはともかくとして、ホイールを換えれば普通に乗れる点も含めた絶対的な安さが魅力である。だが、フロアサイレンサー(車内のカーペット下に敷かれる防音、防振のためのアスファルト材)がないため、走行音が他のグレードより目立つのだった。ただ、ロールバーを着ける人などならフロアサイレンサーは剥ぐこととなるので、サーキット走行などを楽しみたいユーザーにはおすすめである。

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以上のことを総合すると、今回は筆者の主観が相当入るが、今新型GR86を買うならRCをカスタマイズしていくのがベストチョイスに感じる。

いずれにしても筆者は自分のものにした新型BRZに大満足しているのもあり、欲しいならGR86とBRZの好みに合う方をぜひ購入することを強く勧める。

【筆者:永田 恵一】

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