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ダイハツ ロッキーに三菱 エクリプスクロスと新型車効果は絶大! 2021年11月の新車販売でダイハツと三菱が特に好調のワケ

MōTA / 2021年12月9日 10時0分

三菱 新型アウトランダーPHEV

日本の自動車業界の多くのブランドはいまだにコロナ禍と半導体不足によって生産調整を実施しており、新車販売台数にも影響を及ぼしている。そんな中、2021年11月の新車販売台数の結果はダイハツと三菱が好調だった。ダイハツ ロッキーと三菱 エクリプスクロスが特に伸びており、主力となる車種が伸びたことが大きな要因だ。データを交えて紹介しよう。

ダイハツ ロッキー&トヨタ ライズ 一部改良 HV

ダイハツ ロッキーはハイブリッドを選択する人が6〜7割!

日本自動車販売協会連合会が発表する2021年11月の登録車の新車販売台数は、前年同月比13.4%減の21万9276台と3か月連続のマイナスとなった。しかし、パーツ供給不足による減産体制がやや緩和したことでマイナス幅は10月よりも16.8ポイント改善している。

11月のブランド別新車販売台数ではダイハツが、前年同月比71.6%増の5295台となった。

ダイハツによれば、11月1日(月)にロッキーのハイブリッドモデルを発売した影響が大きく、前年同月比で258%と新型車効果が表れた格好だ。

ロッキーには1.2リッターの新型ガソリンエンジンと1.2リッターのハイブリッド、1.0リッターターボエンジンの3種類のパワーユニットが用意されているが、現時点でのハイブリッドの販売割合は6〜7割程度とハイブリッドが圧倒的な人気を誇っている。

ロッキー ハイブリッド

全体的に底上げ傾向の三菱! アウトランダーPHEVにも注目だ

また三菱では前年同月比32.0%増の1888台とこちらも2ケタ増を達成した。三菱によれば、11月はパーツ不足による影響が改善されたことで回復したという。エクリプスクロスやミラージュなど全体的に伸びているようだ。

三菱はエクリプスクロスをはじめ全体的に販売台数が伸びた

特にエクリプスクロスは前月比で1.6倍の販売台数を記録しており、PHEVの注目度も高まっている。今月16日(木)に正式発売されるアウトランダーPHEVの動向にも注目したい。

まもなく発売予定のアウトランダーPHEV

日産とホンダも主力車種が販売台数を引き上げた

また、日産が前年同月比17.3%増の1万9289台、ホンダが前年同月比8.8%増の2万4200台を記録。日産ではノートとノートオーラが、ホンダでは人気SUVのヴェゼルやステップワゴンが好調で、販売台数の増加に寄与した。

日産はノートとノートオーラが好調だ, ホンダは発売当初からヴェゼルの人気が高い

日産はノートとノートオーラが好調だ, ホンダは発売当初からヴェゼルの人気が高い

しかし、登録車のその他のブランドではいずれもマイナスで、トヨタが18.9%減の11万1357台、スズキが4.8%減の7920台、マツダが21.7%減の7723台、スバルが11.2%減の7473台となった。

軽自動車は全体的に低迷したが、ダイハツがシェアトップに返り咲き

また、軽自動車のブランド別新車販売台数では全ブランドが落ち込んだ。前年同月比16.7%減ながら3万6277台を販売したダイハツが、3カ月ぶりにシェアトップを奪還。

ダイハツ タント

スズキは6.4%減の3万3110台、ホンダは10.4%減の2万840台などとOEM供給を受けるブランドも含めて、パーツ不足による減産が影響しているようだ。

年末年始に向けて販売現場では期待が高まっている

一方、南アフリカで確認された新型コロナウイルスの変異株は懸念されるものの、国内では新型コロナウイルスの感染者が減少していることもあり、新車購入意欲は回復傾向にある。

またダイハツ ロッキーをはじめ新型車の受注も好調であることやパーツの供給不足も徐々に解消されつつあることから、年末年始の販売増に期待の声は大きい。ディーラー各所でも師走の忙しさとなりそうだ。

新型車の効果は大きい

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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