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GR86は20代の購入者が3割! トヨタとスバルのスポーツカー「GR86&BRZ」が若者にウケているワケ

MōTA / 2021年12月10日 11時0分

トヨタ 新型GR86&スバル 新型BRZ

2012年に登場したFRスポーツカーのトヨタ 86とスバル BRZ。2代目モデルとなるトヨタ GR86とBRZも2021年に発売され、大きな注目を集めている。 GR86では20代の購入者が3割程度と、若者がメインユーザーとなっているようだ。なぜ、若い人にウケているのだろうか。初代から若者人気を高めていったことが要因となっていそうだ。

トヨタ 新型GR86/スバル 新型BRZ

初代の発売当初は中高年に人気! 徐々に若者へと波及していった

GR86とBRZはトヨタとスバルが共同開発しているスポーツカーだ。全体的なデザインやエンジンなどは両車共通のものだが、フロントグリルやサスペンションなどの味付けで違いを出している。

2代目のGR86とBRZ

少し過去のモデルについても触れておきたい。2012年に発売した初代モデルは、当初250万円〜300万円程度と比較的安価なスポーツカーとして登場した。

初代86前期モデル

初期購入者は過去にスポーツカーに乗っており、子育てを終えた中高年層が多かったが、実車を目にする機会が増えたことやさらに手頃な価格となった中古車の増加、カスタムメーカーがチューニングパーツを多数用意していたことなどから、クルマ好きの若者に波及していった。

2代目ではボディサイズの拡大やエンジンをパワーアップ!

こうして若者世代への認知も広がったところで満を持して9年ぶりのフルモデルチェンジとなる2代目が誕生した。

2代目のボディサイズは全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm。先代に比べて全長が25mm延長、全高は10mm下がったことでよりワイド&ローなデザインとなった。

ボディサイズは先代と比べて大きくなっている

搭載されるエンジンは2.4リッター水平対向4気筒エンジンの1種類のみで、最高出力は234馬力、最大トルク250Nmと、先代モデルの2.0リッターエンジンと比べて動力面でもパワーアップしている。

エンジンは2.4リッターのみ

装備での大きな違いはATモデルにある。スバルの運転支援システム「アイサイト」を採用したことで衝突回避支援などの安全性を高めた。

ATにはアイサイトを採用

GR86の価格は279万9000円からだが、サブスクサービスも利用できる

価格(税込)はGR86が279万9000円〜351万2000円、BRZが308万円〜343万2000円だ。

また、GR86ならトヨタのサブスクリプションサービスKINTOも利用できる。エントリーグレードのRCを月々4万8950円(7年契約の場合・ボーナス払いなし)で利用できるのも魅力だ。KINTOは保険料や車検、メンテナンス、諸税金込みのため、保険料が高額になりがちな若者でも一定料金で利用できる。

GR86はKINTOを利用することもできる

スポーツカーに憧れる若者にはぜひ試乗してほしい一台だ!

価格は機能面の向上などから初代に比べて少し上昇したものの、比較的手頃であることに変わりはない。クルマを単なる移動手段としてではなく、「ドライブを楽しむためのもの」としてスポーツカーを求める若者は確かに存在する。

自動車メーカーとしてもスポーツカーはそれほど多く台数が売れるものではなく、泣く泣く生産終了したモデルも少なくない中で、トヨタとスバルは協業という形でスポーツカーを生産し、ユーザーに届けている。

貴重なスポーツカーをなくさないためにも、クルマ好き諸氏にはぜひ手元で可愛がってあげてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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