ヴェゼルやヤリスクロス、ロッキー&ライズなど2WDモデルを選ぶユーザーがほとんど! 2WDを選ぶメリットはコストパフォーマンスの良さだった
MōTA / 2021年12月24日 13時0分
かつては「SUVといえば四駆」と思えるほど、悪路をガンガン走るクルマのイメージが強かったが、現在では都市型のおしゃれなSUVも増えてきている。こうしたモデルに共通するのは2WDがラインアップされていることだ。 悪路を走るわけではないけれど、人や荷物を快適に運べる室内空間やスタイリッシュなデザインが若い人にもウケ、都市型SUVに人気が集まっている。今回は2WDのSUVを選ぶメリットとデメリットを考えてみよう。
2WDを選ぶメリットは車重、価格、燃費、選択肢の4つだ
ホンダ ヴェゼル、トヨタ ヤリスクロス、ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズなど人気のコンパクトSUVを中心に、2WDが設定されている。
4WDではなく、あえて2WDを選ぶメリットとしては、車重、価格、燃費、選択肢の4点だろう。一つずつ詳しく見ていこう。
車重は体格の良い成人男性一人分くらいの差がある
まずは車重だ。車種にはよるが、2WDと4WDでは駆動系パーツの部品点数が変わるため、100kg以上軽くなることもある。クルマは車重が軽いほど運動性能が高まるうえ、後述するが低燃費も実現する。
例を挙げると、トヨタ ヤリスクロスでは2WDと4WDで80kg異なる。1トンを超えるクルマの重量から考えると微々たるものに感じられるかもしれないが、体格の良い成人男性1人分が追加で乗っていると考えると、燃費や運動性能にも違いがでそうだ。
ダイハツ ロッキーは26万200円の差!
二つ目は価格だ。車種によって価格差は異なるものの、先述した通り部品点数が少ないということはそれだけ原価も変わるため、4WDに比べて2WDの方が価格が安くなる傾向にある。
例えばダイハツ ロッキーのプレミアムGは2WDなら205万8000円、4WDだと231万8200円と26万200円の開きがある。
燃費はヴェゼルなら2.8km/Lの差があるが実燃費はさらに差が広がる可能性も
そして燃費。4WDは悪路走破性に優れてはいるものの、4輪を全て駆動させるためにロスが大きい。そのため燃費が悪くなる傾向にある。
例えばホンダ ヴェゼルのe:HEV ZならWLTCモードで2WDが24.8km/L、4WDなら22.0km/Lとなる。実燃費で考えると誤差の範囲とも言い切れないだろう。
とくにコンパクトSUVは車種が増えている
最後に選択肢だ。最近ではコンパクトSUVからミドルサイズSUVまで2WDをラインアップするモデルが増えている。ダイハツ ロッキー、トヨタ ライズなどコンパクトSUVは車内空間を広げたり、燃費向上のために2WDを積極的に採用する傾向にもある。生活スタイルに合わせて選択できる点も魅力的だ。
雪道や未舗装路を走る機会が多い場合はおすすめできない
一方、デメリットとしてはどんな点が挙げられるのだろうか。
まずはSUVとはいえ、悪路走破性は4WDに比べると低いということ。未舗装路や雪道を走る機会が多い人には2WDはおすすめできない。
また、走行安定性の面でも4WDには劣る。アウトドア趣味があり、未舗装路を走る機会が多い人には4WDが安心だ。
4WDモデルは最近のアウトドアブームもあり、人気モデルが多い。そのため、買取価格が4WDに比べると安口なってしまうこともある。しかし、2WDのSUVも増えてきていることから、こうした傾向は徐々に少なくなっていくだろう。売却時のことを考えて選ぶなら、人気の車種、グレード、ボディカラーやオプションなどをチェックした上で購入したい。
街乗りメインのドライブなら2WDの選択肢は十分アリだ!
以上の点を踏まえて、街乗りをメインで考えるなら2WDのSUVは十分選択肢に入る。
最近ではクーペ風のスタイリングや個性的なフロントデザイン、上質な内装空間などメーカー各社がライバル車種に負けじと続々SUVを投入している時期でもあり、よりどりみどりだ。ぜひお気に入りの一台を見つけてみてほしい。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】外部リンク
- 2021年にヒットした新型「ホンダ ヴェゼル」、成功の秘密は洗練さを増した“エレガントなキャラクター”にあり
- 新型ヴェゼル、スポーティさとプレミア感を付与するエクステリアパーツやスポーツサイレンサーなど注目の無限パーツを写真でチェック
- 車中泊可能!? 人気SUVに身長180cmの男が実際に寝てチェックしてみた! 2021年の車中泊オブ・ザ・イヤーは新型ヴェゼルだ
- 今年の1台はどれだ!? 日本カー・オブ・ザ・イヤー2021-2022発表直前! 10ベストカーにエントリーされたモデルをイッキ乗り!
- 【ヴェゼルVS新型カローラ クロス比較】 2列目シートの快適性ならヴェゼル、荷室の広さで選ぶなら新型カローラ クロスだ!
この記事に関連するニュース
-
「フロンクス/ヤリスクロス」コンパクトSUV比較 ともに都会的なスタイルだがグレード構成に差
東洋経済オンライン / 2024年11月20日 12時0分
-
ホンダWR-V試乗記・評価 大満足か後悔か? 成功か失敗か? 見極め重要なコンパクトSUV
CORISM / 2024年11月17日 10時10分
-
維持費が安い車おすすめ12選! 車種別ランキングや維持費の目安を紹介
MōTA / 2024年11月12日 19時0分
-
ホンダSUV「WR-V」は、なぜタイで開発されたのか 250万円以下、ガソリンエンジンのみという潔さ
東洋経済オンライン / 2024年10月31日 8時20分
-
ダイハツ「“新型”ロッキー」公開に反響多数! 「MTあるんだ」「かっこいい」 斬新「黒すぎ顔」にオシャベージュ採用! 「3ナンバーのタフモデル」インドネシアで登場
くるまのニュース / 2024年10月26日 17時10分
ランキング
-
1「バナナカレー」だと…? LCCピーチ、5年ぶりに「温かい機内食」提供…メニューは? 「ピーチ機内食の代名詞」も復活
乗りものニュース / 2024年11月24日 12時32分
-
2「ワークマン 着るコタツ」新モデルが登場 累計43万着を突破、人気の秘密は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月22日 11時24分
-
3春日部のイトーヨーカドーが閉店=「しんちゃん」のスーパーのモデル
時事通信 / 2024年11月24日 19時58分
-
4年収壁見直し、企業の9割賛成 撤廃や社保改革要請も
共同通信 / 2024年11月24日 16時22分
-
512月に権利確定「株主優待」長期保有が嬉しい銘柄6選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月24日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください