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レクサス 新型LX600 vs トヨタ 新型ランドクルーザー300 どこが違う!? 快適と上質にこだわるレクサスと機能性を重視するランクル[外装比較編]

MōTA / 2021年12月29日 11時30分

(下)トヨタ 新型ランドクルーザー(ランドクルーザー300)/(上)レクサス 新型LX [Photo:島村 栄二・小林 岳夫]

2021年10月14日、レクサスのフラッグシップSUVモデル「LX」がフルモデルチェンジし、12月26日には日本仕様の「LX600」が発表された。8月2日にフルモデルチェンジしたトヨタ「ランドクルーザー(ランドクルーザー300)」同様に、新開発されたラダーフレーム構造のGA-Fプラットフォームを採用。同じV6 3.5リッターツインターボエンジンを搭載するなど、メカニズムでは共有性も多い2台だが、実際には大きく異なるモデルである。今回は外観上の違いについて、写真と共に比べてみよう。

(下)トヨタ 新型ランドクルーザー(ランドクルーザー300)/(上)レクサス 新型LX [Photo:島村 栄二・小林 岳夫]

どんな悪路でも快適かつ上質に! レクサス 新型LX「LX600」

レクサス 新型LX「LX600」

プラットフォームやエンジン、基本骨格などを共有する「レクサス 新型LX(LX600)」と「トヨタ 新型ランドクルーザー(ランドクルーザー300)」。

これまで両モデルが世界の道なき道で愛され続けてきた理由である『高い信頼性・耐久性・悪路走破性』といった美点はそれぞれのモデルに継承されながらも、各モデルともにフルモデルチェンジでさらに独自の進化を遂げた。

特にレクサス 新型LX600は、高級車ブランドLEXUS(レクサス)に相応しい高級感のある専用内外装をはじめ、見た目だけで比べてみても、ランドクルーザー300とは全く異なる車種であることがわかるはずだ。

新型LX600の開発テーマは「世界中のどんな道でも楽に、上質に」。

メカニズムの面でも、車高を自動調整する「AHS(アクティブハイトコントロールサスペンション)」や電動パワーステアリングなど多数の専用メカニズムを採用するなど、レクサス 新型LX600は独自性に強くこだわっている。

30年以上に渡りボディサイズを変えないのは悪路走破性のため! 世界中の道なき道で愛され続ける「トヨタ ランドクルーザー」

トヨタ 新型ランドクルーザー ZX

いっぽうの新型ランドクルーザーは「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走り」をテーマに開発。

プラットフォームやボディを全て一新しながらも、全長やホイールベース、対地障害角(アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークアングル)は先代と共通化した。

これは、過去30年以上、歴代の4モデルに渡って継承されているもので、”世界中のどんな道”にもマッチする黄金比なのだとトヨタは説明する。

圧倒的な悪路走破性にこだわり、外観も機能を最優先にデザインされている

新型ランドクルーザーは、歴代モデルと共通するキャビンバックワードプロポーション(キャビンを後ろ寄りに配置した形状)を継承し、ランドクルーザーらしさを外観からも表現しながらも、モダンなディテール処理で新鮮な印象も与えている。

ただしあくまでも優先されたのは機能性だ。障害物をかわすように設計された前後バンパー下部の形状など、悪路走行での走破性を最重視したデザインを与えた。エンジンフードの凹みも、悪路での前方視界を少しでも確保するための工夫である。

悪路走破性を極めた新たなラインナップ「レクサス LX600 OFFROAD」と「トヨタ ランドクルーザー GRスポーツ」

レクサス 新型LX「LX600 OFFROAD(オフロード)」

新型LXとランドクルーザーにはそれぞれ、フルモデルチェンジを機に新たなバリエーションが加わった。いずれも、悪路走破性を極めたスペシャルモデルだ。

新型LX600には、国内専用仕様車として“OFFROAD(オフロード)”グレードを新設定した。ディファレンシャルロックを、他の新型LX600に備わるセンターに加え、フロントとリアにも設定。悪路でのスタック脱出時などで効果を発揮する。他モデルが22インチタイヤなのに対し、LX600 オフロードは扁平率の高い18インチを採用し、路面への追従性を高めた。

新型ランドクルーザー GR SPORTには前後スタビライザーを電子制御でフリーにし路面追従性を高める機能も

トヨタ 新型ランドクルーザー GR SPORT

いっぽう、新型ランドクルーザー300に加わったのは「GRスポーツ」だ。前後デフロック追加はLX600 オフロード同様だが、こちらは電子制御でスタビライザー効果を自動変化させる「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」を採用。自動独立制御で悪路走行時に前後のスタビライザーをキャンセルさせたり、舗装路でのコーナリング時に作動させたりする。

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ゴージャスな雰囲気も魅力のひとつとなっているレクサス LXとトヨタ ランドクルーザーだが、こちらの2モデルは違う世界観を与えられた。共にメッキ加飾部を全てダークグレーやブラック塗装にカスタマイズされ、スポーティで精悍なイメージに変身。レクサス LXとトヨタ ランドクルーザーの新たな一面を訴求している。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:小林 岳夫・島村 栄二・茂呂 幸正・LEXUS・TOYOTA]

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