【フォレスターとCX-5のアウトドアグレード比較】価格差約15万円も、内装の機能や使い勝手を考えればCX-5がオススメ!
MōTA / 2021年12月29日 18時0分
世界的にSUVがブームとなっている今、次の愛車はSUVを! と思っている人も少なくないはずです。とはいえ価格やサイズなど、いざ購入するとなると種類が多すぎて迷う人も多いのではないでしょうか。そこで今回は売れ筋のスバル フォレスターとマツダ CX-5のアウトドアニーズを加味したモデルの比較を敢行。価格差にして約15万円あるが一体どんな違いがあるのでしょうか!?
300万円前半で購入できる人気SUV比較
300万円台前半で、スタイリッシュでアクティブに使えるSUVが欲しいと考えているパパ・ママ。それならおすすめはスバル フォレスターとマツダ CX-5です。この記事では使い勝手や装備、購入後の維持費予想も含めて、2台を徹底比較します。
価格差15万円! スバル フォレスターとマツダ CX-5のアウトドアモデル対決
フォレスターのXブレイクは内外装に特別な装備満載! オレンジのアクセントカラーが特徴
まずスバル フォレスターは、いかにもタフなSUVらしいデザインと水平対向エンジン搭載の安心快適な走りを手にしたクロスオーバーSUV。全長4640mm×全幅1815mm×全高1715〜1730mmというサイズで、パワートレーンは2リッター直噴エンジン+モーターとなるe-BOXERと、1.8リッター直噴ターボをラインアップしています。駆動はすべて、常時全輪駆動となるAWDを採用しています。今回取り上げるグレードは、e-BOXERの中間グレードとなる「Xブレイク」308万円。フォレスターの中でもとくにタフギアとしての存在感を際立たせたグレードで、外観はルーフやサイドガードなどに入ったオレンジの差し色や、同じオレンジの差し色でコーディネートされたブラック基調のインテリアがポイントとなっています。
足もとは17インチのガンメタリック塗装のアルミホイールがクール。オールシーズンタイヤを装着しています。滑りやすい路面やダート、雪道などを走りやすくする制御をダイヤル一つで変えられる「X-MODE 」搭載です。
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CX-5のフィールドジャーニーはライムグリーンの挿し色がポイント
一方でマツダ CX-5は、欧州でも評価が高いマツダらしいデザインが魅力のクロスオーバーSUV。全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mmというサイズで、パワートレーンは2/2.5リッターのガソリンと、2.2リッターのディーゼルが用意され、ディーゼルモデルには6速MT車もあります。すべてに2WDと4WDが用意されています。今回取り上げるグレードは、2リッターガソリンモデルの特別仕様車「20Sフィールドジャーニー」323万4000円(4WD)。外観はもともとのスタイリッシュさを生かしつつ、タフな一面も強調したスタイルで、バンパーやサイドシルの下部に黒い樹脂パーツやシルバー塗装の加飾をあしらい、スポーツギアのような印象をプラス。
17インチのアルミホイールはグレーメタリック塗装で引き締め、オールシーズンタイヤを装着しています。インテリアはブラック基調のシックな空間。走りの面ではMI-DRIVEにスポーツモードとオフロードモードが付いています。
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【内装比較】どちらも撥水加工のシートを完備しUSBポートの数も互角
フォレスター前後シートにUSBポートを2つずつ完備
では室内の装備や使い勝手を比較しましょう。フォレスターは、全高が少しCX-5より高い分、室内の天井も高めでゆとりある空間。肉厚でサポート機能もあるシートは、適度なフィット感とゆったり感が心地いい座り心地です。そして撥水性ポリウレタン素材となっているので、ウインタースポーツなどで濡れた服装のまま座っても安心。掃除もラクで、子育てファミリーにも嬉しい機能ですね。シートヒーターが運転席+助手席+後席左右にも標準装備で、ステアリングヒーターも装備。左右独立温度調整機能や後席シートヒーター、クリーンフィルター付きのフルオートエアコンが備わっています。ただパワーシートやポジションメモリー機能はオプションとなっています。
収納スペースは、オーバーヘッドコンソールボックスや、大型ドアポケット、センタートレイやフロアコンソールボックスなど、多彩に揃います。USBはフロント2個、リヤ2個が標準装備で便利です。12V電源ソケットはインパネ、コンソールボックス、ラゲッジに1個ずつ備わります。
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CX-5はアウトドアに嬉しい12V電源ソケットを3つ装備
対するCX-5は、全高が少し低めですが頭上もそれほどタイトではなく、心地よく過ごせる空間。ふっくらとしたクッションがほどよくフィットするシートは、背筋が自然と伸びるような清々しい座り心地です。運転席は10wayのパワーシートで、全席に汚れに強い加工が施されているのでガンガン使えるのがいいところ。運転席&助手席、後席左右のシートヒーターが標準装備で、ステアリングヒーターもあります。運転席/助手席独立コントロール機能+花粉除去フィルター付きのフルオートエアコンです。
収納スペースは、コンソールトレイやアームレスト付き大型コンソールボックス、シートバックポケットなど標準的なものが揃います。USBがフロント2個、リヤに2個あり、12V電源ソケットがフロント2個、ラゲッジにも1個あります。
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【シートアレンジ比較】ラゲッジ容量は僅差でフォレスターの勝ち! シートアレンジの豊富さはCX-5に軍配
約88cmもある室内高がフォレスターの魅力
続いてシートアレンジとラゲッジを比較しましょう。フォレスターは、リクライニング機能がついた6:4分割のリアシートを採用。カップホルダー付きのリアシートセンターアームレストもあり、ゆったりと過ごせます。アレンジはダブルフォールディング機能で低くフラットに倒せて、ラゲッジが簡単に広がります。ラゲッジは後席使用時で509Lの大容量。荷室高が884mmあり、最大幅も1300mmあって大きな荷物も積みやすくなっています。撥水カーゴフロアボードが標準装備なので、こちらも汚れ物を気にせず積み込むことができますね。フックもたくさんあるので、荷物に合わせてアレンジが可能。パワーリヤゲートはオプションとなっています。
後席のシート構造に注目! CX-5は4人乗車しても長尺物を積載可能
一方のCX-5は、リクライニング機能がついた4:2:4分割式のシートを採用。リアシートセンターアームレストにはカップホルダーだけでなく、USB2個と小物入れも付いていて便利です。アレンジは中央だけを倒して長い荷物を積んでも4人乗車が可能で、使い方が広がります。倒せばフラットなスペースができ、リバーシブルタイプのラゲッジボードは片面が防水加工となっているので、濡れた荷物も安心。サブトランクボックス内も防水加工です。
ラゲッジ容量はサブトランクを入れて505L。荷室高は最大790mmほど、最大幅が1450mmとなっています。パワーリフトゲートが標準装備で、手を使わずに開閉できるハンズフリー機能付きパワーリフトゲートはオプションです。
【先進安全装備比較】どちらも文句なしの装備内容!
では、先進安全装備を比較してみましょう。フォレスターは、アイサイトコアテクノロジーが標準装備。それは、プリクラッシュブレーキ、誤発進抑制制御(前後)、全車速追従機能付きクルーズコントロール、車線逸脱制御、ふらつき警報といった充実の装備内容。さらにオプションでプラスできるのが、アダプティブドライビングビームやドライバーモニタリングシステムといった、一歩進んだ運転支援技術となっています。
対するCX-5は、夜間の歩行者検知機能もついた「アドバンスト・スマート・シティ・ブレーキサポート」や、前方・後方の誤発進抑制機能、全車速追従機能付きのマツダ・レーダー・クルーズ・コントロールなど、長距離ドライブでも安心な運転支援と、うっかりミスを防止してくれる機能がしっかり揃います。
360°ビューモニターやフロントパーキングセンサーも付いているので、車庫入れの際も頼もしいですね。オプションとなるのは、クルージング&トラフィックサポートくらいのもので、とても手厚い装備内容となっています。
【維持費比較】燃費はまさかの一緒! 最大の違いは税金にあった
それでは最後に維持費の予想をしてみましょう。フォレスターは、年に一度かかる自動車税が4万5000円。車検時にかかる重量税が2万2000円です。ガソリン代は、燃費が14.0km/L(WLTCモード)なので、レギュラーガソリンの平均価格160.7円(12月25日現在)で計算すると、500km走行するのに約5739円かかります。そしてCX-5は、自動車税が4万5000円、重量税が4万9200円。ガソリン代は、燃費が14.0km/Lでレギュラーガソリン仕様なので、フォレスターと同じく500km走行するのに約5739円かかります。
ということで、価格差は15万円ほどなのですが、装備内容を見ていくとCX-5が特別仕様車なのでかなり豪華装備が奢られている印象となりました。X-MODEによる頼もしい走りを重視するなら、フォレスターでしょうか。皆さんのファミリーにはどちらがぴったりか、ぜひじっくり検討してみてくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
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