軽バン進化の陰に「N-BOX」人気あり!? ダイハツが軽商用バン「ハイゼットカーゴ/アトレー」を17年ぶりにフルモデルチェンジで豪華装備も満載に!
MōTA / 2022年1月6日 18時0分
ダイハツは、軽バンでTOPシェアを誇る「ハイゼットカーゴ」及び「アトレー」を17年ぶりにフルモデルチェンジし、2021年12月20日(月)より発売を開始した。新型は、車体を全面刷新し室内空間を大幅拡大。荷室の広さを改善した。装備面も大幅に充実させ、スマートキーや、スマホと連携するディスプレイオーディオ、進化した先進運転支援機能などを搭載。FR(後輪駆動)の商用車プラットフォームで初のCVT(自動無段変速機)も採用し、燃費性能も大幅に向上させた。 大幅に進化を遂げた新型ハイゼットカーゴ/新型アトレーの詳細について、軽商用車の保有歴もある自動車ライターの永田 恵一氏がレポートする。
軽バンTOPシェアを誇るダイハツが17年ぶりのフルモデルチェンジでさらに独走態勢に突き進む!?
前回は、大規模なマイナーチェンジを実施した「ハイゼットトラック」について解説したが、今回は本命の新型車である軽商用バン、2021年12月20日(月)にフルモデルチェンジした新型「ハイゼットカーゴ/アトレー」について解説する。同日に都内で行われた発表会で開発者などから見聞きした情報なども交え、2モデルを紹介していこう。
5ナンバーの軽ワゴン「アトレー」が、フルモデルチェンジで“4ナンバーバン”に!? その理由はズバリ「N-BOX」や「タント」の影響だった
そのため、今回のフルモデルチェンジで新型アトレーも商用バンとした理由を開発陣に聞いてみると「リアシートの広い軽自動車を求めるユーザーのほとんどは、ダイハツ タントやウエイク、ホンダ N-BOXといった軽スーパーハイトワゴンに移行している。軽乗用ワゴンだったアトレーの後席はあまり使われていないのに加え、それに伴う需要減もあり、今回のモデルチェンジを機にアトレーも商用バンとしました」とのことだった。
車中泊勢も要注目! 四角さを増し、荷室や室内空間が大幅に拡大したダイハツ 新型ハイゼットカーゴ/アトレー
この点と、荷台フロアのフラット化や側面の凹凸を減らしたことにより、軽商用バンで重要な積載性は先代モデルに対し、みかん箱なら65個から68個、パンケース66個から71個、畳8枚から9枚に拡大させた。
この点は昨今の車中泊ブームもあり、ハイゼットカーゴ&アトレーを軽キャンパーとする際にも好影響となっている。
なお新型ハイゼットカーゴ/アトレーの車中泊需要に向けた対策については、改めて別記事でじっくりご紹介することとする。
荷台には「棚を作る/ハンガーを掛ける棒を付ける」といった際に便利なユースフルナット(穴)が多数付く。その数は先代モデルの倍となっている。
スマートキーにスマホ連動ディスプレイオーディオ…豪華装備の充実ぶりに驚く!
後席は足元が少々狭い。前席シート下にエンジンが搭載される点に加え、後部にも十分な荷室空間を確保する都合上、折り合いをつける必要があった。上級版のアトレーでもシートの座り心地はやや平板。この点は商用バン化もあり、やむを得ないところだろう。
ダイハツの新開発プラットフォーム“DNGA”に進化した新型ハイゼットカーゴ/アトレー
その結果、軽量化とボディ剛性、ハンドリングと乗り心地といった相反する要素の両立も実現しているという。
ダイハツの新型ハイゼットカーゴ/アトレーの開発陣に話を聞いてみると「新型ハイゼットカーゴと新型アトレーは、足回りのチューニングは別のものとなっている。特にアトレーのハンドリングと乗り心地は、先代モデルに対し劇的に向上している」そう。これは試乗が楽しみである。
2ペダル車には、従来の4速ATに代わり、新開発されたFR用CVT(自動無段変速機)を採用した。なお新設されたCVT車の4WDには、2WD、4WDオート、4WDロックの3モードを持つ電子制御タイプが採用された。いっぽうで5速MT(マニュアルトランスミッション)車は、従来通り切り替え式のパートタイム4WDとなっている。
アトレーには待望の全車速追従機能付ACCを採用!
さらにアトレーの上級グレードには、停止まで対応する全車速追従機能付のアダプティプクルーズコントロール(以下ACC)と、車線の中央をキープしようとするレーンキープコントロール(以下LKC)も標準装備される。
ワイドバリエーションを誇る新型ハイゼットカーゴ/アトレー、注目のラインナップはアトレーにも復活した「デッキバン」!
現在は街の電気屋さん自体が減り、デッキバンは沿岸部でよく見る印象があるが、開発陣に主な用途を聞いてみると「釣りに行き、車内に置きたくないものを荷台に積むなど、ミニピックアップトラックとして使わることが多い」そう。取材時にも、そうした使い方を想起させる展示が行われていた。
ダイハツ 新型ハイゼットカーゴ/アトレーのデッキバンは、新型シリーズ販売の5%程度を想定しているとのことだ。
ダイハツの先手必勝で、市場シェアはさらに拡大!?
[筆者:永田 恵一/撮影:茂呂 幸正・ダイハツ工業]
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