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【あなたの車中泊カー】コイ釣りにドハマリした男のネオレトロ系ハイエース #1【見せてください!】

MōTA / 2022年2月11日 12時0分

実際に車中泊を楽しんでいる方に突撃し、どのクルマにどのアイテムを揃えているのか紹介する企画がスタート。記念すべき初回は、茨城県在住の仲島大介さん。トヨタ ハイエースに乗る釣り好きは、どんなクルマで車中泊ライフを満喫しているのか?

車中泊は釣りをより楽しむための手段

オーナーの仲島大介さん。SNSでは、「ドフラ」というハンドルネームで釣りにまつわる投稿をしている

生まれも育ちも茨城という建築業の仲島大介さんは大の釣り好きで、子供のころから近くの湖で釣りを楽しんでいた。

「コイやブラックバスを狙って、いろんな川や湖に行くので、車中泊はその手段のひとつなんです。車中泊が目的ではなく、自分の場合はあくまでメインが釣りですから」。

この大きなバッグにも釣り道具がたっぷり収められている

そんな仲島さんの愛車はトヨタ ハイエース(200系)。車中泊がメインではないと言うが、十分ゴリゴリの車中泊仕様にカスタマイズされている。購入したのはハイエースやランクルのカスタムモデルで知られるフレックスで、中古車両をベースに、フェイスまわりのカスタムやベッドキットなどを組んでもらったという。

「フレックスのカスタムにしかないこの顔がカッコいいなぁと思って選んだんです。買った後でカスタムするなら、もう納車前にやってもらおうと思ってベッドキットなんかはつけてもらいました。ノーマルの新車より高額になっちゃったんですけど、それはもうしょうがない(笑)。自分でも乗り降りしやすいようにベッドをカットしたり、天井にロッドホルダーを付けたり、リアゲートにポールを付けたりしています。やってもらうとそれだけで何万円もしますからね」。

そんな釣りに特化した仲島さんのハイエース。気になる車内を見せてもらった。

オーナーの趣味を詰め込んだハイエースをチェック!

外観

フレックスで購入したハイエース。同社オリジナルのコーストライン仕様は旧車のようなフェイスまわりが特徴

フレックスのコーストライン仕様ならではのクラシカルな角目4灯は何よりのお気に入り, 角型ヘッドライトに合わせて、四角いフォグランプを探し、DIYで取り付けた

フレックスのコーストライン仕様ならではのクラシカルな角目4灯は何よりのお気に入り, 角型ヘッドライトに合わせて、四角いフォグランプを探し、DIYで取り付けた

内装と愛用品

海外のバンライフ好きを意識したテキスタイル使いが印象的。運転席とのあいだにはカーテンを設置, 枕やラグ、毛布などはペンドルトン風の柄をセレクト。

海外のバンライフ好きを意識したテキスタイル使いが印象的。運転席とのあいだにはカーテンを設置, 枕やラグ、毛布などはペンドルトン風の柄をセレクト。

車内の棚はフタができるものをチョイス。小物入れを駆使して、細かな釣り道具が収められている, バッグや巾着袋に入れることで走行中も散らばることがない。ラップなどの日用品も満載

車内の棚はフタができるものをチョイス。小物入れを駆使して、細かな釣り道具が収められている, バッグや巾着袋に入れることで走行中も散らばることがない。ラップなどの日用品も満載

釣りで汚れた手などを洗うための水を常備。折りたたみ式の台に載せると屋外でも使いやすい, ロゴスのクーラーボックスが冷蔵庫代わり。凍らせた2Lのペットボトルを1本入れておくだけで、2日くらい保つという。

釣りで汚れた手などを洗うための水を常備。折りたたみ式の台に載せると屋外でも使いやすい, ロゴスのクーラーボックスが冷蔵庫代わり。凍らせた2Lのペットボトルを1本入れておくだけで、2日くらい保つという。

UIビークルの防虫ネット。虫の侵入を防ぎつつ、外気を取り込む夏の必需品。リアにも装着している, サンバイザーもUIビークルのもの。周囲からの視線や日差しを防ぐのはもちろん、冬場は窓を塞ぐことで断熱性が格段に高まる

UIビークルの防虫ネット。虫の侵入を防ぎつつ、外気を取り込む夏の必需品。リアにも装着している, サンバイザーもUIビークルのもの。周囲からの視線や日差しを防ぐのはもちろん、冬場は窓を塞ぐことで断熱性が格段に高まる

災害等、もしものときのために防災グッズも常備する。こちらは簡易トイレ, 圧縮タオルや使い捨てカイロのほか、防寒用のアルミシートなども完備

災害等、もしものときのために防災グッズも常備する。こちらは簡易トイレ, 圧縮タオルや使い捨てカイロのほか、防寒用のアルミシートなども完備

海外のバンライフに影響を受けて車内に植物を置いたところ、冬場に霜が降りて枯らしてしまったので、現在は造花を飾っている, ちょっとしたグリーンがあるだけで、車内がぐっとルーミーになるのが面白い

海外のバンライフに影響を受けて車内に植物を置いたところ、冬場に霜が降りて枯らしてしまったので、現在は造花を飾っている, ちょっとしたグリーンがあるだけで、車内がぐっとルーミーになるのが面白い

電化製品

シガーソケットに繋いで使う炊飯器の「タケルくん」。1.5合まで炊ける, 充電式の除湿機は本来、クローゼットや棚に入れて使うタイプのもの。コンパクトなので車内でも邪魔にならない

シガーソケットに繋いで使う炊飯器の「タケルくん」。1.5合まで炊ける, 充電式の除湿機は本来、クローゼットや棚に入れて使うタイプのもの。コンパクトなので車内でも邪魔にならない

コンロ類

車中泊だとカセットコンロ派も多いが、仲島さんは携帯性を優先してSOTO製品を愛用。こちらがメインで使用する少人数用, 友人らと合同で車中泊する際にはこちらを使用。どちらもカセットボンベを使うタイプ

車中泊だとカセットコンロ派も多いが、仲島さんは携帯性を優先してSOTO製品を愛用。こちらがメインで使用する少人数用, 友人らと合同で車中泊する際にはこちらを使用。どちらもカセットボンベを使うタイプ

自作、DIYアイテム

天井のロッドホルダーはファーストストライク製。本来は左右にステーが存在するが、天井にビスを打って固定し、天井高を確保している, DIYで取り付けたリアゲートのポールは、洗濯物を干したり、夏場は日よけなどを付けることもできる

天井のロッドホルダーはファーストストライク製。本来は左右にステーが存在するが、天井にビスを打って固定し、天井高を確保している, DIYで取り付けたリアゲートのポールは、洗濯物を干したり、夏場は日よけなどを付けることもできる

リアゲートを半開き状態で固定するストッパーは自作品。これを噛ますことで車内の換気を促す, リアゲートが10cmほど開いた状態で固定される

リアゲートを半開き状態で固定するストッパーは自作品。これを噛ますことで車内の換気を促す, リアゲートが10cmほど開いた状態で固定される

駐車場所に傾斜がある場合に、タイヤ下に挟んで水平を出すレベラーはお手製。市販品はかさばるので自作した。漫画雑誌を挟む人もいるという, お手製レベラーは薄いのでトートバッグに入れて持ち運べる

駐車場所に傾斜がある場合に、タイヤ下に挟んで水平を出すレベラーはお手製。市販品はかさばるので自作した。漫画雑誌を挟む人もいるという, お手製レベラーは薄いのでトートバッグに入れて持ち運べる

釣りグッズ

ベッドキットの下段には、釣った魚を置くマットや簡易型のいけす、バケツなどの釣り道具がぎっしり, 長尺モノやかさばる釣り道具は大きなカバンに入れてベッドの足元

ベッドキットの下段には、釣った魚を置くマットや簡易型のいけす、バケツなどの釣り道具がぎっしり, 長尺モノやかさばる釣り道具は大きなカバンに入れてベッドの足元

盗難対策も抜かりなし!

釣りをしているあいだの盗難対策として、ハンドルロックとペダルロックを併用している, 「物理的なロックなら破壊するのにどうしても音が出るし、時間もかかるので防犯性が高まると思う」と仲島さん

釣りをしているあいだの盗難対策として、ハンドルロックとペダルロックを併用している, 「物理的なロックなら破壊するのにどうしても音が出るし、時間もかかるので防犯性が高まると思う」と仲島さん

2022年の目標は琵琶湖遠征!

購入から2年。仲島さんは関東を中心に、東北は仙台あたりまで足を伸ばし、日々釣りを楽しんでいる。

旧車のようなフロントまわりに、黄色いフォグランプがよく似合う

「ちょうどコロナが流行り始めたころに買ったんで、まだあまり距離は伸ばせてないです。県外に出づらい時期も長かったですし……。今年は琵琶湖に行ってみたいんですけど、移動時間を考えると最低でも3泊4日はしてじっくり釣りたい。でも、会社勤めの身としては、釣りに行くから1週間休みますなんて言えないですよね(笑)」。

愛車で目的地まで移動し、存分に釣りを楽しんだら快適な車内でぐっすり眠る。そして水辺で朝を迎え、また釣り糸を垂らす。なんと贅沢な過ごし方なのだろう。

……車中泊、ますます気になってきた。

[筆者:日越 翔太/撮影:日越 翔太]

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