歴代カローラシリーズ3選! FXやセレス、ルミオンなど当時から豊富なモデルを展開したトヨタの基幹車種
MōTA / 2022年1月29日 11時0分
トヨタを代表するモデルの「カローラ」。現在では、セダンだけでなく、スポーツ、ツーリング、クロスなど豊富なボディバリエーションのモデルがラインナップしているが、過去にも様々な派生車種が存在した。ここでは、過去に登場したカローラシリーズの派生車種3選を紹介する。
シビックやファミリアの対抗馬として日本導入された「カローラFX」
1台目に紹介するのは、1984年から発売を開始したカローラの2ボックススポーツハッチバックである「カローラFX」。元はヨーロッパなどの海外市場向けの車種だったが、当時国内でヒットしていたホンダ シビックやマツダ ファミリアなどに対抗すべく、日本市場にも導入。1995年までの約11年3世代にわたり販売された。
トップグレードにあたるカローラFX「GT」に搭載されているエンジンは、国産2ボックスとして初めてとなるツインカムの「4A-GELU型」。初代カローラFXは、高回転型のハイパワーエンジンと軽量コンパクト(930kg)なボディを武器に、ジムカーナをはじめとしたモータースポーツの世界で大活躍を見せた。
3代目カローラFXが発売された90年代は、セダンを基本に、クーペのレビン、ハードトップのセレス、カローラワゴン、そしてコンパクトなカローラIIなど、カローラを冠にしたモデルが多数ラインナップ。現在にも通ずる幅広いユーザーを逃がさないというトヨタの戦略はこの頃から変わっていない。現在の中古車市場では、3台のモデルが出品されており、車両本体価格は132万円から取引されている。
トヨタ初のコンパクト4ドアハードトップセダン「カローラセレス」
2台目は、1992年にトヨタ初のコンパクト4ドアハードトップセダンとしてデビューした「カローラセレス」。コンパクトなサイズでありながらスタイリッシュでスポーティーなスタイルを実現。当時、セリカをベースにしたピラーレスの4ドアハードトップセダン、カリーナEDの弟分的な存在として発売された。
搭載するエンジンには、1.5リッターハイメカツインカムの「5A-FE型」、1.6リッターハイメカツインカムの「4A-FE型」、さらに、1.6リッタースポーツツインカムの「4A-GE」という3種類をラインナップ。90年代はスポーティな4ドアハードトップセダン全盛期だったことから、すべてのグレードにツインカムエンジンを搭載していた特徴的なモデル。こちらも現在の中古車市場で、3台のモデルが確認できた。車両本体価格は55万円から取引されている。
シリーズ初の3ナンバーモデル「カローラルミオン」
3台目に紹介するのは、2007年に登場したボクシーなスタリングが特徴のトールワゴン「カローラルミオン」。同年に北米で発売されたサイオン 2代目xBをベースとして、ハンドル位置や灯火類を日本の保安基準に適合させ、カローラルミオンとして発売。
それまで5ナンバーサイズが定番だったカローラシリーズだが、カローラルミオンは海外で販売されているカローラセダンやオーリス、ブレイドの基本構造をベースとしており、全幅が1760mmに拡大。カローラシリーズとして初の3ナンバーモデルだった。
当時、日本の大衆車代表であるカローラは、代を追うごとに購入するユーザーが高齢化。カローラルミオンでは「ゴツンとルミオン」というキャッチコピーのもと、購買層の若返りが図られた。現在の中古車市場では、およそ300台のモデルが出品されており、5.8万円~153万円の価格帯で取引されている。
現在も幅広いモデルラインナップのカローラシリーズ。これからも新しいモデルの登場はあるのか? 今後の展開にも期待したい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
※記事中の中古車価格は2022年1月時点のMOTA調べ
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタが「新型カローラ“FX”」発表に反響多数! ド迫力「リアウイング」採用の“レトロ&スポーティ”な「新モデル」に「懐かしい」の声! 復活の「セダン」米に登場し話題に
くるまのニュース / 2024年11月19日 14時10分
-
約190万円! トヨタ新型「“最小”ミニバン」発表! 4.4m級ボディの「ルミオン」! MT設定もある「フェスティバルE」印国に登場
くるまのニュース / 2024年11月18日 8時25分
-
5速MTあり! ダイハツ最上級の「フラッグシップセダン」なぜ消滅? パカッと開く「斬新リアゲート」が凄かった! 本気で“独自開発”とした渾身の「旗艦モデル」とは
くるまのニュース / 2024年10月28日 20時10分
-
37年ぶり復活! トヨタ「新型カローラFX」公開に反響多数! 「気合入ってる」「懐かしい」 ド迫力“ウイング”×専用サス装備でめちゃ楽しそう! 「新カローラ」北米で登場
くるまのニュース / 2024年10月28日 12時10分
-
全長4.4mでV8+6速MT搭載! 5ナンバーサイズの「小さな高級車」がスゴい! 340馬力&“匠”仕上げの「超豪華内装」採用! 超ド級な最速セダン「B8 4.6」は魅力的すぎる1台
くるまのニュース / 2024年10月26日 21時10分
ランキング
-
1副業を探す人が知らない「看板広告」意外な儲け方 病院の看板広告をやけにみかける納得の理由
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 19時0分
-
2ローソンストア100「だけ弁当」第12弾は「イシイのミートボール」とコラボした「だけ弁当(イシイのミートボール)」
食品新聞 / 2024年11月23日 20時40分
-
3【独自】所得減税、富裕層の適用制限案 「103万円の壁」引き上げで
共同通信 / 2024年11月23日 18時57分
-
4《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン / 2024年11月23日 16時15分
-
5ドーミーイン系4つ星ホテル「3300円朝食」に驚愕 コスパ最高、味も絶品!極上のモーニングがここに
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください