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今では珍しい驚きの装備を搭載していた旧車3選! 先進安全装備の先駆けとも呼べる装置を備えた懐かしのモデルを紹介

MōTA / 2022年1月29日 14時0分

トヨタ コロナ(5代目)

衝突被害軽減ブレーキやオートクルーズコントロール(ACC)、レーンキープアシストなど最近のクルマでは当たり前になっている先進安全装備。しかし、かつて販売されていた車にも、斬新な装備を装着しているモデルが存在した。今回は、今では珍しい個性的で貴重な装置を備えていた旧車を3選を紹介する。

トヨタ コロナ(5代目)

11個の警告灯「OKモニター」を備えたトヨタ コロナ(5台目)

トヨタ コロナ(5台目)

1台目に紹介するのは、1973年にフルモデルチェンジを行い、2ドア/4ドアセダン、2ドアハードトップ、3ドア/5ドアバンをラインナップをし、5代目となったトヨタ コロナ。

5代目コロナの一部グレードに装着されていたのは「OKモニター」という装置。

LICENSE(番号灯)、BRAKE(制動灯)、TAIL(尾灯)、HEAD(前照灯)、W-WASHER(ウィンドウウォッシャー)、BATTERY(バッテリー)、RADIATOR(ラジエーター液量)、ENGINE OIL(エンジンオイル)、BRAKE FLUID(ブレーキオイル)、VAC・BOOSTER(ブレーキブースター)、LINING WEAR(前輪ディスクブレーキ・パッド)の11個の警告灯が頭上に配置され、コックピットのような運転席周りは独特な雰囲気を放っていた。

「集中ターゲットメーター」を備えたホンダ 初代プレリュード

ホンダ 初代プレリュード

2台目は、1978年に発売開始されたスペシャリティ2ドアクーペのホンダ 初代プレリュード。

内装のシート表皮にはファブリックに加え、一部グレードにコノリーレザーのオプションを用意。また、日本国内で生産する車として初めて電動サンルーフを一部グレードに標準装備していた。

そんなプレリュードで、珍しい装備として採用されていたのが、高い視認性を確保するため、スピードメーターとタコメーターが同軸上に配置された「集中ターゲットメーター」だ。

二重円の外側にスピードメーター、内側にタコメーターを配置する同アイテムは、2つの計器を同軸上で見ることができるため、シンプルなメーターデザインに。しかし、モデル中期に2眼メーターへ変更されたことを鑑みると、視認性が良かったかどうかは、賛否両論あったことが伺える。

燃費計やワイパー付フェンダーミラーを備えた初代レパード

日産 初代レパード

3台目に紹介するのは、1980年に日産の高級パーソナルカーとしてデビューした初代レパード。

2ドアハードトップと4ドアハードトップをラインナップし、エンジンには直列4気筒 1.8リッターエンジンからV型6気筒 3.0リッターターボと幅広いバリエーションを取り揃えた。

そんな初代レパードでは、世界初となる燃費計やワイパー付フェンダーミラーなどが採用されていた。

今でこそ当たり前となっている燃費計だが、初代レパードでは当時の先進機能として話題に。ワイパー付フェンダーミラーは、ミラーに小さなワイパーがついており、センターコンソールにセットされているスイッチで作動するといもの。ミラーに付着した汚れや水滴をワイパーで落とすことができ、視認性を確保できるという装備だった。

どれも、もちろん現在のクルマに搭載されている先進安全装備には及ばない装備たちだが、当時からクルマに対する安全意識の高さが伺えるものばかり。技術の進化により、今後はさらにどんな先進装備が誕生してくるのか。これからの開発に期待がかかる。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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