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スマートフォン1つで駐車完了! 遠隔でクルマを操作できる自動駐車機能が付いたクルマ3選

MōTA / 2022年1月28日 15時0分

トヨタ 新型ノア/ヴォクシー(左)「トヨタ 新型ノア Z(ハイブリッド・2WD・7人乗り)」/(右)「トヨタ 新型ヴォクシー S-Z(ハイブリッド・2WD・7人乗り)」[2022年1月13日フルモデルチェンジ] [Photo:島村 栄二]

最近では、ナビ画面を操作してクルマが自動で車庫入れをしてくれる便利な機能「自動駐車機能」が付いたモデルも増えているが、そのさらに上をいく「スマホで遠隔操作できる自動駐車機能」も登場し始めている。 駐車が苦手な人には大変ありがたい機能だが、一体どのような中身になっているのだろうか。3台例を挙げながら紹介したい。

トヨタ 新型ノア/ヴォクシー(左)「トヨタ 新型ノア Z(ハイブリッド・2WD・7人乗り)」/(右)「トヨタ 新型ヴォクシー S-Z(ハイブリッド・2WD・7人乗り)」[2022年1月13日フルモデルチェンジ] [Photo:島村 栄二]

リモート駐車機能を搭載したメルセデス・ベンツのリモートパーキングアシスト

まずはメルセデス・ベンツが用意するリモートパーキングアシスト。スマートフォンで駐車できる機能として登場したものだ。

リモートパーキングアシストは狭い駐車スペースでの駐車などの際、クルマの外からスマートフォンのアプリを操作することで駐車操作ができるというもの。

通常の並列、縦列駐車では車両が駐車スペースを検知した後、クルマから降りてスマートフォンの操作だけで駐車することができる。乗り降りしにくい狭い駐車場などで駐車するときには、駐車スペースの前でクルマを降り、クルマを直線的に前後に動かすことができるため、乗り降りも楽に行えるのが特徴だ。

車体が大きいだけにあるとありがたい機能の一つだろう

SクラスやEクラスに搭載されており、他のモデルには車内で操作することで自動的に駐車を行うパーキングアシスト機能が備わっているものもある。これから徐々にリモートパーキングアシストの搭載が広がっていくだろう。

メルセデス・ベンツ Sクラス

リモート機能付きレクサス チームメイト アドバンストパークを搭載したレクサス NX

リモート機能付きレクサス チームメイト アドバンストパークは並列/縦列の入庫はもちろんのこと、前後の移動、並列/直進/縦列の出庫、位置情報メモリー機能などが付いている。車外からスマートフォンを操作することで車両を動かすことができる。

レクサスの人気SUV、NX

車両とはBluetoothによって接続しているため、Bluetoothが届く範囲であれば操作可能だ。駐車場所の設定はアドバンストパークを起動し、車両を走らせながら駐車位置を車両側が検知することで使用できる。

トヨタ版のリモート機能付きチームメイト アドバンストパークを搭載したトヨタ ノア/ヴォクシー

先日発表されたばかりのトヨタ ノア/ヴォクシーにもスマホで遠隔操作できる自動駐車機能がハイブリッドモデルにオプション装備として用意される。アドバンストパークを選択し、車外から専用スマートフォンアプリ「リモートパーク」を操作することで、遠隔で駐車、出庫が可能だ。

トヨタ ノア/ヴォクシーにも自動駐車にリモート機能が搭載された

並列・縦列駐車と出庫が可能で、出庫後にバックドアから荷物を積みたい時や、お子様や高齢者の方が広い場所で安全に乗り降りする時などにも便利に使える。

トヨタ車にはリモートではないものの自動駐車機能を装備するモデルが増えており、アクアやヤリス、ヤリスクロス、ノア、ヴォクシー、MIRAIと増えてきている。このうち、先述した通り、ノアとヴォクシーにはリモート機能を搭載するため、徐々にリモート機能搭載モデルが増えていくだろう。

自動駐車機能のスマートフォン操作イメージ

操作中はスマートフォンの画面上をグルグルと回し続けなくてはならず、動作も安全を考慮してそれほど速度も速くないため、運転に慣れている人にとっては「自分でやったほうが良い」と思う人もいるかもしれないが、機能改善も図られていくだろう。駐車が苦手な人にはぜひとも使ってみて欲しい機能だ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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