今、新車でMTが買えるコンパクトカー3選! 走りの楽しさを体感するにはやっぱりMT!?
MōTA / 2022年1月31日 17時0分
スズキ スイフトスポーツ[1.4Lターボ/2017年9月登場] さらにスイフトの場合、ホットモデルの「スイフトスポーツ」(1.4リッターターボ・CVTと6速MT)も設定。ただしノーマルのスイフトRSシリーズにデビュー当初設定されていた直3 1リッターターボは、2020年5月の一部改良でラインナップからは落ちてしまった。
かつては当たり前だったマニュアルトランスミッション(MT)。今では多段ATやCVTが主流となり、すっかりその姿を消しつつあるが、クルマ好き、走り好きの方の中には「やっぱりMTに乗りたい!」という方も多いことだろう。そこで今回は、今でも新型車でMT車が買えるコンパクトカーを3車種紹介する。
トヨタのグローバルコンパクトカー「ヤリス」
1台目に紹介するのは、2020年に車種名を「ヴィッツ」から変更して登場したトヨタのコンパクトカー「ヤリス」。広さばかりにこだわらないパッケージングによって、スポーティで洗練されたデザインを実現している。エンジンは、新開発の「直列3気筒1.5リッターダイナミックフォースエンジン」を搭載し、トランスミッションにCVTまたは6速MTを設定している。
6速MT仕様のトヨタ ヤリスの価格(税込/以下同)は、「X」グレードが154万3000円、「G」グレードが171万8000円、「Z」グレードが188万8000円となる。
さらに、ベーシックなヤリスのデビューから約半年後には、WRC(世界ラリー選手権)の現場で培った技術を取り入れた本格スポーツハッチ「GRヤリス」を発売。GRヤリスは、3ドアハッチバックのボディに、上級モデルとなる「RZ」では、新開発となる1.6リッター直列3気筒インタークーラーターボエンジンを搭載し、最高出力は272PS(200kW)/6500rpm、最大トルク37.7kg・m(370Nm)/3000-4600rpmを発揮する。トランスミッションは6速MTで、多板クラッチにより前後駆動力を可変する新開発のスポーツ4WDシステム「GR-FOUR」を組み合わせている。価格は396万円。
魂動デザインが美しい「MAZDA2」
2台目は、2014年に4代目へフルモデルチェンジを行ったマツダ「MAZDA2」。2019年にそれまでの車名「デミオ」から、世界共通の名前である「MAZDA2」に改名。マツダの新世代技術「SKYACTIV TECHNOLOGY」と新デザインテーマ「魂動(こどう)」を全面的に採用した第4弾のモデルとしてデビューした。コンパクトなボディであるものの、躍動感と生命力のあるエクステリア、上質で落ち着くインテリアが特徴で、2014-15 日本カー・オブ・ザ・イヤーを獲得している。
MAZDA2はガソリンエンジンの「SKYACTIV-G」、ディーゼルエンジンの「SKYACTIV-D」ともに、MTの「SKYACTIV-MT」を搭載したグレードを用意している。新技術により開発されたMTは、軽快なシフトフィールと優れた燃費性能を実現。ディーゼルエンジンと6速MTを組み合わせたグレードは、JC08モード燃費で30.0km/Lを達成している。
6速MT仕様のMAZDA2の価格は、「15S Proactive」が169万4000円、「15S Black Tone Edition」が179万8000円、「15S Proactive S Package」が190万3000円、「15S L Package」が209万円となっている。
海外でも人気の高いコンパクトスポーツ「スズキ スイフトスポーツ」
最後に紹介するのは、2017年に4代目となったスポーツハッチのスズキ スイフトスポーツ。スイフトのスポーツモデルとして2005年に登場し、日本のみならず欧州を中心とした海外市場において、走行性能を徹底的に高めたコンパクトスポーツとして高く評価されている。ベースとなるスイフトと同様に、軽量高剛性な新プラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」と新開発サスペンションにより、高い動力性能と緩みの無いハンドリングを実現。日常での使いやすさを確保しながら、車を操る楽しみが味わえる高性能なスポーツハッチだ。
4代目スイフトスポーツには、シリーズ初となる1.4リッター直噴ターボ(K14C型)エンジンを搭載。最高出力140PS(103kW)、最大トルクは23.4kg・m(230N・m)で、2350rpmという低回転から最大トルクを発生させる。トランスミッションには、2速~5速をクロスレシオ化した先代スイフトスポーツと同じギヤ比の6速MTも設定され(そのほか6ATもあり)、街中でも軽快なシフトチェンジが堪能できる。
6速MT仕様のスイフトスポーツの価格は、187万4400円~207万200円。
パドルシフトの普及以降、スポーツモデルでもMTの設定がなくなってきている昨今、貴重なMT設定のあるモデルを紹介してきた。「スポーツ走行を楽しむならMTじゃなきゃ!」といったことは言わないが、今一度その楽しさを体感してみてはいかがだろうか?
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