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セリカ リフトバックは元祖クロスオーバーSUVの先駆けだった!? KINTOがレストア済みのセリカLBを出展【東京アウトドアショー2022】

MōTA / 2022年1月31日 15時0分

トヨタ セリカ リフトバック(LB)2000GT(「Vintage Club by KINTO」KINTOブース)【東京アウトドアショー2022】 [Photo:島村 栄二]

TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」にやってきたクルマは、アウトドアを楽しくするSUVやバンがメイン。しかし、トヨタが提供するクルマのサブスク「KINTO」ブースには、なぜか初代トヨタ セリカ リフトバック2000GTが展示されており、多くの来場者を驚かせていた。

トヨタ セリカ リフトバック(LB)2000GT(「Vintage Club by KINTO」KINTOブース)【東京アウトドアショー2022】 [Photo:島村 栄二]

KINTOブースに突如現れた「セリカ リフトバック」出展の理由とは

懐かしい初代「トヨタ セリカ」(セリカ リフトバック)がKINTOブースに出展され、来場者の足をとめていた。実はコレ、「Vintage Club by KINTO」がレストアしたもの。

新車のサブスクであるKINTOで旧車?というのは意外だが、「Vintage Club by KINTO」は、旧車で何か楽しいことをしよう、ということで立ち上がった旧車を楽しむコミュニティで、これまでも初代ソアラのレストアも手がけている。その一環として、新たにセリカ リフトバックがレストア対象になったものだ。

セリカ リフトバックは、アウトドアユースもOKなクロスオーバースポーツカーだった!

セリカは、アメリカで大ヒットした「フォード マスタング」の影響を受け、1970年に登場した国産スペシャリティカーの祖ともいえるクルマだ。

そして展示されたセリカ リフトバック(LB)は、1973年に追加されたボディバリエーションである。

マークII 2000GSSから譲り受けた18R-G型4気筒DOHCエンジンによる豪快な走りを持ちつつ、大きく開くテールゲートと可倒式リアシートによって、サーフボードやキャンプ用品を積むこともできたセリカ リフトバックは、なんとアウトドアでもOKなスポーツカーとして開発されたという(会場の解説プレートによる)。

ということは、セリカ リフトバックは今のスポーツカー的要素を持つクロスオーバーSUVのはしりなのかもしれない!?

レストアするだけではない! カスタムやチューニングも見所

レストア内容は、エンジンのオーバーホール・内外装のリフレッシュなど幅広く、セリカ リフトバックに新車のような輝きを取り戻していた。

さらに単なるレストアだけではなく、オーバーフェンダー・チンスポイラー・ハヤシレーシングのホイールの装着といった外観のカスタムも実施。エンジンのボアアップやセリカXX(ダブルエックス)に搭載されていたトランスミッション(W55型)への換装、ブレーキの強化などのチューニングも行われているという。

「Vintage Club by KINTO」がレストアしたクルマたちの活用や、今後の活動に大いに期待したい。

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[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二]

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