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新車で買える国産オープンカー3選! コンパクトで軽快な走りが魅力のモデルから、優雅な外観を備えたモデルなどを紹介

MōTA / 2022年2月5日 9時0分

レクサス LC500コンバーチブル

自然の風を受けながら開放的なドライブを楽しめるオープンカー。かつては国産モデルも数多く存在したが、2022年3月にはホンダの軽スポーツカー「S660」が生産終了(現在はすでにオーダーストップ)となるなど、今や新車で買える国産オープンカーの種類は限られたものに。そこで今回は、新車で買える国産オープンカー3選を紹介する。

レクサス LC500コンバーチブル

コンパクトオープンスポーツカーの元祖「マツダ ロードスター」

マツダ ロードスター(ND型)

最初に紹介するのは、日本のみならず、世界中で愛されるオープン2シータースポーツカーである「マツダ ロードスター」。「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックの認定を受けるほど人気の高いモデルだ。

ユーノス ロードスター(NA型)

遡ること1989年、世界的に見ても久しく新型車が存在していなかったコンパクトなオープン2シータースポーツカーというジャンルに、鮮烈なデビューを果たしたのが初代ロードスター、日本名「ユーノス ロードスター」(NA型)だ。

ユーノス ロードスターは発売と同時に世界的に大人気車種となり、その成功を受けてメルセデス・ベンツ SLKやBMW Z3、フィアット バルケッタなどがリリースされたとも言われるほど、自動車業界全体に与えた影響が大きい車種でもある。

ロードスターはその後、2代目(NB型)、3代目(NC型)と続き、現行モデルは4代目(ND型)となる。

持て余さない適度なサイズに、使い切れることが前提のパワー。羽が生えたかのようなヒラヒラとしたフィールで、ドライバーの意のままに操れる、まさに「人馬一体」を体感することができる1台だ。

電動開閉式のハードトップを備える軽オープンカー「ダイハツ コペン」

ダイハツ コペン(2代目)

次に紹介するのは、電動開閉式のハードトップを備えるほか、さらには外装の着せ替えも可能といったユニークなアイディアが詰まったダイハツのオープンクーペである「コペン」。

ダイハツ コペン(初代)

コペンは、2002年に初代モデルが登場。電動開閉式のアクティブトップを備え、エンジンは直列4気筒のツインカムターボ。「持つ悦び」と「操る楽しさ」をコンセプトに、軽自動車でありながら本格的なクーペの機能を備えた。

流麗でボリューム感のある面構成と前後対称のようなサイドビューが特徴で、丸味を帯びたかわいらしいキャラクター。スポーティユーザーだけでなく、女性や子離れした老夫婦までターゲットを幅広く想定したデザインで人気を博した。

現行モデルは、2014年に発売開始した2代目モデル。同社のミライースをベースにしたプラットフォームが採用され、ターボを装着した660ccエンジンは、先代の直列4気筒から3気筒に変更されている。

シルエットが美しい「レクサス LC コンバーチブル」

レクサス LC コンバーチブル

最後に紹介するのは、2020年7月より登場したレクサスの誇るラグジュアリークーペ「LC コンバーチブル」。

エクステリアは、LCシリーズとしての統一感を保ちながら、専用パッケージングによりソフトトップルーフの軽快感や開放感、リアのダイナミックな印象など、LC500 コンバーチブルならではの個性を引き立てている。ルーフを開いても閉じていても美しいシルエットのコンバーチブルを目指し、ルーフオープン時はソフトトップが完全に格納される自動開閉式のトノカバー付きフォールディング機構を採用。また吸音材を組み合わせた4層構造とすることで、オープンカーながら車内の静粛性も高い。

ルーフの開閉時間は約15秒で、開閉動作を「動き出し」「途中」「動き終わり」の3ステップに分解。動き出しと動き終わりには適度な「タメ」を持たせながらも、極端な速度変化がないようリズム良く繋ぐことで、優雅で自然な動きを実現している。

ここまで、3台の新型車で買える国産オープンカーを紹介してきた。もはや絶滅危惧種と言ってもいい国産オープンカーだが、今後新たなモデルの登場はあるのか? 実用性だけではない、楽しいクルマの登場に期待したいところだ。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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