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新型フェアレディZとZ31を見比べる! 直6最後のZとなった3代目ではリトラクタブル・ヘッドライトを採用

MōTA / 2022年2月5日 16時0分

日産 3代目フェアレディZ(Z31)

昨年8月に北米仕様が公開となった新型フェアレディZだが、2022年1月に開催された東京オートサロン2022の日産ブースにて、待望の日本仕様がアンヴェールされた。 公開された日本仕様は、国内限定240台の「Proto Spec」と9速ATを搭載するラグジュアリーグレード「Version ST」、さらに初代Z432を彷彿とさせるカラーやカスタムを施した「フェアレディZ カスタマイズプロト」。2022年6月下旬から順次販売予定の新型フェアレディZを前に、今回は前回の2代目フェアレディZ(S130型)に続き、1983年に登場した3代目フェアレディZ(Z31型)を写真と共に振り返る。

日産 新型フェアレディZ Proto Spec

ロングノーズ・ショートデッキは変わらずも、大胆なイメチェンを果たしたZ31

3代目フェアレディZ(Z31型)

1983年に登場した日産 3代目フェアレディZ(Z31型)。それまでのロングノーズ・ショートデッキスタイルは継承しながらも、初代・2代目と続いた丸目2灯のヘッドライトが矩形にチェンジ。パラレルライジング式リトラクタブル・ヘッドライトが採用されるなど、大胆なイメチェンを果たした。

直線基調も取り入れてモダンに大変身したエクステリアは、無駄な張り出しや突起物がない滑らかなボディラインで、Cd値を先代の0.39から0.31と空力性能が向上。3代目では、欧州製のスポーツカーに比肩できる性能の獲得が図られた。

世界初のセラミックターボを搭載

エンジンラインナップは、発売当初から2リッターもしくは3リッターのV6ターボエンジンを採用。前者は170PS、後者は230PSを発生し、欧州では最高速度250km/hオーバーを達成。その後、1985年には新開発の直列6気筒ツインカムターボエンジンを搭載した「200ZR」も生まれた。

直列6気筒 2000cc DOHC RB20DET型エンジンは、世界初のセラミックターボを搭載。従来のターボに比べ、より低い回転から加給圧発生させることが可能になり、当時のTVCMでも「セラミック・レスポンス」のフレーズを使用していた。

直列6気筒を積む最後のフェアレディZ

1986年のマイナーチェンジでイメージを一新させた(写真は300ZR 2by2)

1986年のビックマイナーチェンジでは、日産の北米デザインセンター(NDI)により角が取れたスタイルにデザインを変更。

また、3リッターV6ツインカムの「300ZR」も新たに登場。パワーは190PS止まりだったが、ノンターボの大排気量ツインカムエンジンを積んだ300ZRは、Z31後期型フェアレディZの新たな旗艦モデルとして君臨した。

今回は3代目フェアレディZ(Z31型)を振り返ってみた。ロングノーズ・ショートデッキスタイルは継承しながらも、デザインが大幅に変更された3代目。また、後継モデルとなる4代目フェアレディZ(Z32型)からは、3.0リッターV型6気筒 VG型エンジンのみのラインナップとなり、結果として直列6気筒を積む最後のフェアレディZとなった。次回はそんな4代目モデルを振り返る。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]

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