新型ヴォクシーの悩ましいグレード選びは2列目の使い方次第! 愛犬を乗せるならS-Zのハイブリッド2WDを選びたい
MōTA / 2022年2月5日 10時30分
新型となるトヨタ ノア&ヴォクシーの4代目が満を持して登場した。ノアとヴォクシーの両車が揃っていることは当然ながら、ノアは標準車とエアロ仕様が用意されているのに対して、ヴォクシーはエアロ仕様のみの展開となった。 デザインがより新型らしくなったヴォクシーは人気モデルの一角を担うことになりそうだ。そこで今回は大きく2つに分かれた新型ヴォクシーのグレード選びについて解説したい。
S-Zは7インチのマルチインフォメーションディスプレイや両側にスライドドアが標準装備だ
ではS-Z、S-Gグレードの違いを紹介しよう。
まず走りに関わる部分ではタイヤサイズだ。S-Zの2WD車のみ205/55R17サイズを装着。ホイールデザインも他の16インチとは違い、見た目のカッコ良さに差がつく。まだ未試乗だが、走りの良さでこちらが上回ることは間違いないところだろう。
シート表皮やエアコンなど車内も豪華装備
車内の装備、快適性では、シート表皮がS-Zは合成皮革+ファブリック、S-Gは上級ファブリックとなる違いがあるほか、エアコンの仕様が異なる。
S-Gの場合、エアコンはフロントオートエアコン+リヤクーラーとなる。
さらに快適利便Cパッケージ(Mid)のオプション装着で、ハンズフリーデュアルパワースライドドア、左右独立温度コントロールフロントエアコン+リヤオートエアコン、快適温熱シート(運転席、助手席)、USB端子付き独立型センターコンソールボックスなどがセットで備わるものの、オプション価格は17万2700円(HV)~17万8200円(ガソリン車)と、けっこう高額だ。S-Gのハイブリッド車のAC100V/1500Wコンセントもまた4万4000円のオプションである。
と、ここまでが両グレードの主な機能、装備類の違いである。
オットマンやシートヒーターはS-Z用のオプション装備だ
ちなみに、新型ノア&ヴォクシーの2列目キャプテンシートにオットマンやシートヒーターが付いた!! と話題になっているが、実はS-Z用のオプション設定アイテムなのである。
両グレードの価格差はハイブリッド車の7人乗り、2WDで比較すると、S-Zが374万円。S-Gが344万円となり、その差は30万円ジャストである。
オプション装備を追加することによってS-GとS-Zの価格差は等しくなる
かつて業界内”一部”でミニバンマイスターと呼ばれ、ミニバンを12年愛用した経験のある筆者のグレード選びとしては、2列目席をどう考えるかで決まると思う。デュアルパワースライドドアに、より操作性が良くなったハンズフリー機能が付き、後席エアコンの独立温度調整が可能。
走行面でも安定性、走りの上質さに寄与するであろう17インチタイヤが付くのもまた、繰り返すがS-Zとなる。
使い勝手面では、デュアルパワースライドドアは不可欠と思え(運転席から後席に置いた荷物を出し入れするときなど)、ミニバンの特等席となる後席の居心地、快適性、豪華さを重視するのであれば、S-Zの満足度が、価格を超えて手に入ることになると言っていいだろう。
愛犬を乗せるならS-Zのハイブリッド2WDを選びたい!
筆者であれば、デュアルパワースライドドアと、災害大国・地震大国に日本においてあると助かるAC100V/1500Wは譲れないが、キャプテンシートのシートヒーターやオットマンはなくていい(いつも後席にふんぞり返る身分ではなく、基本前席の利用になる)。
ただし、常日頃、後席に愛犬を乗せるため、3ゾーンエアコンは必須。
つまり、S-Zのハイブリッド2WDが基本。また、新型ノア&ヴォクシーにトヨタ車として初装備の安心降車アシスト(スライドアを開ける際、後方からクルマや2輪車が迫っていると、オープンを停止する安心機能/最新のレクサスNX譲り)が付いている。
なんでそこまでやり切れたのか? その理由については、いずれ、機会があればお話しさせていただきたい。
【筆者:青山 尚暉】
外部リンク
- トヨタ 新型ノア/ヴォクシーの内装をグレード毎に全部見せ! 7人乗りと8人乗り、内装色の違いまで写真でイッキにチェック
- 新型ヴォクシーのギラツキ度が200%増し!? 「MODELLISTA(モデリスタ)」カスタマイズパーツの費用対効果が群を抜いていた!
- 2列目シートでも快適に移動できる! キャプテンシートを持つミニバン3選
- 新型でも人気が高まりそうなヴォクシー! 2グレードに共通する先進運転支援やシートの格納方法など魅力たっぷりの1台に仕上がっていた!
- 新型ノア/ヴォクシー vs 新型ステップワゴン、注目のミニバン対決は新型ヴォクシーが一歩リード! しかし「Mサイズミニバンは350万円前後が価格のボーダー」との声も【みんなの声を聞いてみた】
この記事に関連するニュース
-
【2024年】新型アルファードの価格や買い得グレードを解説! サイズ・納期・使い勝手は?
MōTA / 2024年7月3日 17時0分
-
トヨタ 新型アルファードの内装を写真で紹介! 高級感のある内装の特徴や荷室サイズなども解説
MōTA / 2024年7月2日 13時0分
-
人気がスゴい!? 200万円台からもあるデザイン色々なミドルミニバン3選
くるまのニュース / 2024年6月21日 12時50分
-
ほぼ200万円! イチバン安い「国産ミニバン」はどんなモデル? 国産車では“ダントツの安さ”でも「十分すぎる装備」のクルマとは
くるまのニュース / 2024年6月18日 14時50分
-
日産 新型セレナのサイズや燃費、価格、内装、おすすめグレードなどを紹介
MōTA / 2024年6月11日 12時30分
ランキング
-
1バナナ・パイン・マンゴーが… 軒並み値上がりの“ワケ” 試す人が増えている国産バナナとは…!【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月3日 21時19分
-
2子供いない夫婦「相続で失敗しない」1つの方法 家庭裁判所で「調停」が必要になるケースもある
東洋経済オンライン / 2024年7月4日 8時20分
-
3NHKが34年ぶりの「赤字」でも止まらない肥大化 総資産の6割超を現預金と有価証券が占めている
東洋経済オンライン / 2024年7月4日 8時0分
-
4ローソン、7月24日上場廃止 KDDIとポイント経済圏の拡大などを目指す
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月3日 17時46分
-
5妻に先立たれた65歳、年金約17万円・おひとり様シニアを襲う<老後破産へのカウントダウン>
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月3日 9時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)