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使っていないのはもったいない! 多くの新車に付いているのに活用している人が少ない便利装備3つ

MōTA / 2022年2月5日 17時0分

運転のイメージ

クルマの技術は日進月歩の勢いだ。最近では自動運転の研究も進んできているが、それには及ばなくてもさまざまな便利機能が開発され、新型車に導入されている。 今回は珍しくなくなった装備でありながら、実際にその機能を使用している人が少なそうな装備を3つ取り上げる。どういったものなのか、それぞれの機能の中身と使用シーンを紹介したい。

運転のイメージ

AT車もMT車のように扱える便利装備! パドルシフト

販売される新車の99%がAT(オートマチックトランスミッション)になりつつある日本のクルマ市場。それほどまでに増えているATだが、ハンドルから手を離すことなくシフト操作が可能となるパドルシフトが付いているものがある。

ハンドルについているパドルシフト

AT車は自動でギアが切り替わる仕組みであるため、ドライバーが操作しなくても適切なギアで走行できる。しかし、下り坂など道路状況によってはシフトダウンなどの操作が必要となるケースもある。パドルシフトであれば、ハンドルから手を離すことなく操作できるというわけだ。

エンジンブレーキを効かせたいときにも便利だ

エンジンブレーキはMT車では一般的だが、AT車ではフットブレーキに頼りきりであまり使うことがないという方も多いだろう。しかしフットブレーキに頼りすぎると当然ブレーキパッドの摩耗が早くなり、長い坂道などではブレーキの摩擦熱によって一時的にブレーキの効きが悪くなる「フェード現象」などが引き起こされることもあるため、危険な行為だ。

その点、パドルシフトを使えばAT車でもエンジンブレーキをうまく活用できる。今まで使っていなかった人もぜひ使ってみてほしい。

運転時の疲労を格段に軽減するオートブレーキホールド

電子制御パーキングブレーキのクルマの登場とともに、よく見かけるようになったのがオートブレーキホールドだ。作動させておくと、信号待ちなどで完全停止したあとにブレーキペダルから足を離してもそのまま停止保持を続ける。再発進したい時にはアクセルペダルを踏めばそのまま走り出せるという便利機能だ。

電子制御パーキングブレーキのそばに設けられていることが多いオートブレーキホールドのスイッチ

完全停止してしまった渋滞の列にいる時や駐車場で支払いをする際など、ブレーキを長く効かせたいというときに足が疲れないのが良い。あまり使ったことがないという人もいるかもしれないが、一度使ってみればその利便性がわかるだろう(停止が保持されている状態でもドライバーは安全に注意を払う必要あり)。

オートブレーキホールドの使用イメージ

先行車に追従走行するため余計な操作は不要で便利!アダプティブクルーズコントロール

あらかじめドライバーが設定した車速内でクルマが自動的に加減速してくれるのがアダプティブクルーズコントロール(ACC)だ。

設定速度までは自動的に加速していき、先行車との適切な車間距離を維持しながら追従走行するため、余計なアクセル、ブレーキ操作が不要になるのが魅力。先行車に近づいた際にはシステムが先行車との距離や速度差を測定し、自動的に加減速を行う。

アダプティブクルーズコントロールの使用イメージ

また、車間を空けていると前に割り込まれることもあるだろう。そうした時には割り込んできた車両を先行車と認識し、自動追従する。

ほかにも、渋滞追従機能がついていれば自動停止や低速での追従も行ってくれるため、もしこうした機能を付いているクルマを持っていれば、一度試してみてほしい。

積極的に使ってみてほしいものばかりだが過信は禁物だ

日々さまざまな研究がなされ、実車に導入されている便利機能。だが、システムを過信しすぎるのもよくない。あくまでも運転をサポートするものとして、うまく取り入れてみてほしい。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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