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コネクテッドカーの進化がすごい! 車両盗難や自動運転のバグなどの対策にも効果的だ

MōTA / 2022年2月12日 11時30分

ホンダ レジェンドを用いた高速道路での自動運転試験車両[画像は2017年「Honda Meeting 2017」での模様]

最近では、つながるクルマ=コネクテッドカーの普及が進んでいる。ドライバーにもさまざまなメリットがあるコネクテッドカーだが、一体何ができるようになっていくのだろうか。

ホンダ レジェンドを用いた高速道路での自動運転試験車両[画像は2017年「Honda Meeting 2017」での模様]

コネクテッドカーでできることは多岐にわたる!

は「自動車業界の100年に一度の改革」とも言われるCASEのうち、コネクテッド分野について触れた。特にコネクテッドカーの定義とコネクテッドカーの活用方法として、通信カーナビや自動車保険との連携など、すでに始まっているサービスについて紹介しているので、未読の方はぜひこちらもチェックしてみてほしい。

通信カーナビのイメージ

今回は、コネクテッドカーの技術をさらに派生させた、近い未来に実現していきそうな技術について紹介していきたい。

盗難対策にも効果的! 遠隔操作で車両をストップさせることも

コネクテッドカーを前提にすると盗難対策も変わってくる。現時点での盗難対策というと、セキュリティシステムを厳しくすることが中心だが、車両が通信可能となればリアルタイムに現在位置を把握できるようになるので盗難されたクルマの発見につながる可能性がある。

盗難対策にも有効だ

もっといえば、一部のメーカーでは遠隔操作によってシステムの起動を止めることが可能になっている。つまり車両を盗難されても遠隔操作によって止めることができるのだ。

スマートフォンでクルマの操作ができる機能も増えている

ふたたび走り出すには、システムをハッキングする必要が出てくるわけで、コネクテッドカーが当たり前になると、そもそも車両を盗むインセンティブが下がる時代になるといえる(部品目当ての盗難はあるかもしれないが)。

自動運転のバグやEVバッテリー制御を最新版にアップデートできる!

テレマティクスナビと狭義のコネクテッドカーの一番の違いは車両システムが通信機器につながっているかどうか。

車両を制御するメインコンピュータが通信対応になっていれば、制御プログラムの改修について、リアルタイムに通信機能を使って行うことが可能となる。これをOTA(オン・ジ・エアー)といい、いまの自動車作りにおいてもっとも注目されている要素となっている。OTAの対象は多岐にわたる。

EVであればバッテリー制御プログラムを常に最新版にアップデートできるし、バグの修正も自動で行える。さらに自動運転テクノロジーの領域においては危険なバグはすぐに取り除く必要があるためOTAに対応していることは必須条件といえるのだ。

自動運転の走行イメージ

つまりコネクテッド機能は、電動化や自動運転においても欠かせない機能として位置づけることができる。コネクテッドカーというと、愛車の情報が筒抜けになっているようなネガティブな印象もあるかもしれないが、CASE革命においては、ある意味でもっとも重要なファクターであり、コネクテッドであることが当たり前になる時代は目の前に迫っている。

【筆者:山本 晋也】

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