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軽でも牽けるキャンピングトレーラー! 小さいながらも実力たっぷりの「M.Y.S ミスティック レジストロ クコ」【ジャパンキャンピングカーショー2022】

MōTA / 2022年2月18日 18時0分

「M.Y.S ミスティック レジストロ クコ」【ジャパンキャンピングカーショー2022】 [Photo:和田 清志]

アルミ部材を活用した軽量・高強度構造を持つ、M.Y.S ミスティックが作るキャンピングカー。その特徴をそっくり移植した、コンパクトで可愛らしいキャンピングトレーラーが、2020年グッドデザイン賞を受賞した「レジストロ クコ」である。

「M.Y.S ミスティック レジストロ クコ」【ジャパンキャンピングカーショー2022】 [Photo:和田 清志]

全長3.5メートル! 憧れのキャンピングトレーラーを気軽なサイズで!

「M.Y.S ミスティック レジストロ クコ」

マイカーにヒッチメンバーを装着し、キャンピングトレーラーを牽引させたい……。

キャンピングカーが欲しくなったら、一度は考える夢ではないだろうか。しかしキャンピングトレーラーは思った以上に大きく、いざ繋いで出かけてみれば、マイカー+トレーラーの全長が長くて停車場所を選び、幅が広いトレーラーが狭い道での通行を難儀にする。後退時には、高い運転技術が要求される。牽引する車両にも制約を受けがちだ。

「ウチのクルマは軽自動車やリッターカーだから、そもそもキャンピングトレーラーは無理な夢だなあ」と思う人もいるだろう。

そんな中、小さなクルマ+キャンピングトレーラーの組み合わせを実現しているのが、M.Y.S ミスティック(山梨県甲斐市)のキャンピングトレーラー「レジストロ クコ」だ。

同社製品で定評ある、軽量で強度が高いアルミフレーム構造+特徴的なアルミサイディングの外観そのままに作られたレジストロ クコの全長は、わずか3525mm。気になる幅も1720mmに抑えられているだけでなく、重量が480kgしかないので、軽自動車クラスや小型車での牽引も可能だ。牽引免許が不要な車両重量制限の750kg以下に抑えられているのも嬉しい。

コンパクトサイズの中に室内高約1.7m、就寝定員3名のスペースを確保

驚きは、このコンパクトさで想像以上の広々感を実現していること。

室内高1690mm、幅1650mmを確保しており、向かい合わせで配置されるシートを展開してベッドにすれば、長さ1800mmというクィーンサイズベッド相当の就寝スペースが出現する。

内装に用いられた暖かみのあるウッドが、落ち着きのある空間を作り上げており、レジストロシリーズの特徴である、どことなくアメリカンかつレトロな外観もしっかり継承。小さなアメリカンモーターホームという楽しさを、強く感じることができる。

小さいながらも実力派のキャンピングトレーラー、価格は250万円から

気になる価格は、充実した標準装備を持つスタンダードパッケージの車両本体価格が税込約250万円だ。

家具一体化靴箱、オーバーヘッドキャビネット、コンバーター、外部電源取入口、FFヒーターを追加したバリューパッケージでも約274万円、さらに小型クーラー、49リッター小型冷凍室付き冷蔵庫、シングルバーナー付きシンク、強化フレーム、インバーターを備えたリミテッドパッケージでも約305万円と求めやすい設定。オプションも豊富に用意されている。

高い居住性、楽しい外観、強固な設計などが評価されたレジストロ クコは、2020年グッドデザイン賞を受賞している。小さいながらも実力あるキャンピングトレーラーなのだ。

[筆者:遠藤 イヅル/撮影:和田 清志]

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