新型ノートVSノートオーラの悩ましいグレード対決! プロパイロット機能が欲しいならノートオーラを選ぶべきだ
MōTA / 2022年2月22日 11時30分
日産の新型ノートと日産 ノート オーラはコンパクトカーを選ぶ際に悩むポイントの一つになるのではないだろうか。じつは装備内容が大きく異なる2台、コストパフォーマンスの観点からベストな選び方を紹介しよう。
新型ノートは装備を充実させようとすると270万円超になってしまうためSグレードが望ましい
日産 新型ノートは5ナンバーサイズのコンパクトカーで、日産 ノートオーラは、ノートの上級シリーズに位置付けられる。ノートオーラでは、全幅が40mm広げられて1735mmになり、3ナンバー車とした。内外装も上質で、エンジンやモーターの基本部分は共通ながら、動力性能も向上させている。走行安定性も高めた。
まずは新型ノートの選び方だが、基本的に3種類のグレードがある。LEDヘッドランプと運転支援機能のプロパイロットはメーカーオプションになり、プロパイロットを装着できる新型ノートは最上級のX(218万6800円)のみだ。
そこでXにプロパイロットをオプション装着すると、価格が44万2200円の上乗せになってしまう。新型ノートではプロパイロットを装着すると、後側方車両検知警報、インテリジェントルームミラーなどもセットオプションとして加わるからだ。そのためにセットオプション価格が44万2200円に達した。 また新型ノートではLEDヘッドランプもオプション設定で、この価格は9万9000円だ。前述のセットオプションとLEDヘッドランプを新型ノートXに加えると、総額は272万8000円に達する。220万円以下の新型ノートXを選びながら、オプション装着によって270万円を超えるのは、現実的ではないだろう。そこで価格を抑えた新型ノートに相応しい選び方を考える。まずグレードはS(202万9500円)を選択する。SはタイヤサイズがXの16インチから15インチに変更されたりするが、基本的な装備に大差はない。
このSに、メーカーオプションの日産オリジナルナビ取り付けパッケージ(2万7500円)とディーラーオプションのカーナビ(14万8000円)を加えると、総額は220万5000円に収まる。LEDヘッドランプ(9万9000円)を追加しても230万4000円だ。プロパイロットは装着できないが、新型ノートではこのような実用装備をシンプルに加える選び方が合理的になる。
プロパイロットが欲しいならノートオーラGがおすすめ
一方、プロパイロットなどの装備を充実させたい時は、ノートオーラG(261万300円)を選ぶ。ノートオーラGの価格は、新型ノートXよりも42万3500円高いが、新型ノートXがオプション設定としているLEDヘッドランプ、セットオプションに含まれる後側方車両検知警報、アルミホイールなどを標準装着した。
これらのノートオーラGに標準装着される装備を価格に換算すると、約26万円に達する。つまりノートオーラが新型ノートに比べて内外装を上質に変更したり、動力性能と走行安定性を高めた対価は、価格差から装備換算額の26万円を差し引いた16万円だ。実質価格差が16万円なら、上級装備を必要とする場合、新型ノートよりもノートオーラを選ぶ方が割安だ。ノートオーラにはお買い得モデルも存在する
そしてノートオーラGには、本革シートと後席センターアームレストを加えたGレザーエディション(269万9400円)が設定され、Gとの価格差を8万9100円に抑えた。つまりノートオーラGよりも、Gレザーエディションが買い得になる。
さらにノートオーラには、スポーティなNISMO(ニスモ/286万9900円)も用意される。NISMOはエアロパーツを装着して、アルミホイールも専用デザインになる。インパネ、メーター、シートなどの内装も同じく専用に造り込み、スポーティ感覚を強めた。
NISMOの走行性能に関連する機能では、ボディを補強して、ショックアブソーバーなどを専用にチューニングしている。タイヤの銘柄はミシュランスポーツパイロット4に上級化される。さらにe-POWERの制御を調節できるドライブモードは、ノートオーラではノーマル/エコ/スポーツの3種類だが、NISMOはスポーツモードを「NISMOモード」に変更した。アクセルペダルを戻した時の減速力を少し弱め、峠道などを走る時に、フットブレーキを併用して速度を調節しやすいように工夫している。 ノートオーラNISMOはこれだけの機能を加えて、ノートオーラGレザーエディションと比べた時の価格上昇を17万500円に抑えた。つまり新型ノート+ノートオーラのシリーズでは、上級仕様になるほど、価格が割安になっていく。 従ってベーシックな新型ノートが欲しい時は、先に述べた新型ノートSを選んで最小限度のオプション装備を加え、価格の総額を220〜230万円に抑える。それ以上の内容を望む時は、ノートオーラにグレードアップさせ、ノートオーラGレザーエディションやノートオーラNISMOを選ぶ。今のノートシリーズでは、買い得グレードが二極分化された設定になっているわけだ。今後の展開としては、新型ノートにLEDヘッドランプ、カーナビ、プロパイロットを装着して、価格を250万円前後に抑えた特別仕様車を設定するだろう。現時点でもプロパイロットを標準装着するXエアリーグレーエディションを用意するが、LEDヘッドランプはオプション設定で、価格は262万9000円だ。特別仕様車としては、割安度がいまひとつになっている。
なお後輪をモーターで駆動する4WDの価格は、新型ノート、ノートオーラともに25万8500円の上乗せだ。後輪のモーターの駆動力も相応に高く、駆動力の制御も綿密に行われる。4WDは雪道だけでなく、雨天や乾いた峠道でも運転がしやすいから、積極的に選ぶと良い。 【筆者:渡辺 陽一郎】外部リンク
- 純正ホイールがカッコいいクルマ3選! ノーマルでも性能にこだわりスタイリッシュなホイールを装着したモデルを紹介
- 街乗りならコンパクトカーのハイブリッド、長距離ならSUVやミニバン! 使い方で4WDの選び方は変わる? 実際の雪道で試してみた
- 4WDなら何でも良いわけじゃない! 雪道を走るための4WDを選ぶならモーター駆動がオススメだ!
- 新型ノート、進化したe-POWERの走行性能に軒並み好印象の声! 今後はe-POWER搭載モデルの拡充に期待がかかる【みんなの声を聞いてみた】
- 日産 ノートAUTECH CROSSOVER CUSTOMIZED、リフトアップ+オールシーズンタイヤ装着でクロスオーバーテイストがアップ!【東京オートサロン2022】
この記事に関連するニュース
-
日産新型「NISMO」初公開! “スゴい4WD”初搭載で走行性能が大幅アップ! 新型「オーラNISMO」従来モデルと何が違う?
くるまのニュース / 2024年7月24日 9時40分
-
日産ノートオーラNISMOに待望の4WD追加! ちょっと刺激的なドライビングフィールを体感する
レスポンス / 2024年7月18日 21時30分
-
ニッサン新型「ノートオーラ“NISMO”」初公開! 俊足「スポーツハッチ」に“4WD”新設定! マイチェンでどこが「変わった」?
くるまのニュース / 2024年7月18日 16時0分
-
日産が「新・小さな高級車」発表! 斬新グリル×豪華内装採用! 「オーラ」何が変わった? 販売店への反響は
くるまのニュース / 2024年7月2日 22時10分
-
“200万円台”から! 日産の新型「ノート」月々いくらで買える? 「最も安い&高いモデル」とは? 支払いシミュレーションしてみた
くるまのニュース / 2024年6月29日 13時10分
ランキング
-
1トヨタの新型「ランドク“ルーミー”」初公開!? 全長3.7m級「ハイトワゴン」を“ランクル化”!? まさかの「顔面刷新モデル」2025年登場へ
くるまのニュース / 2024年7月23日 11時50分
-
2泥酔して道端で寝ていると…介抱してくれた“女性”のまさかの正体。一ヶ月後に再会し、「思わず絶句した」
日刊SPA! / 2024年7月23日 8時52分
-
3「新しいiPhone」を少しでもおトクに入手する技 円安ドル高で、毎年のように値上がりしている
東洋経済オンライン / 2024年7月23日 11時0分
-
41日400杯売った「元ビールの売り子」が裏側を暴露。真夏のデーゲームの“過酷すぎる舞台裏”
日刊SPA! / 2024年7月23日 15時54分
-
5義母と元夫は減塩生活中!? 嫁に去られた親子の今…【お義母さん! 味が濃すぎです Vol.48】
Woman.excite / 2024年7月15日 21時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください