新型ノア&ヴォクシーはパッケージも刷新! 2列目シートの視界と乗降性を高めた
MōTA / 2022年2月24日 11時30分
新型ノア&ヴォクシーはプラットフォームを刷新し、先代と比較して二世代分もの進化を遂げたと言っても過言ではない。今回は2、3列目の使い勝手を述べるにあたり、そのパッケージングについて触れたい。
トヨタ最新の先進運転支援機能を搭載した新型モデル!
2022年1月に発売されたばかりの4代目ノア&ヴォクシーは、プラットフォームを一新するとともに、全車1730mmの3ナンバーボディとなり(先代もエアロモデルは3ナンバー)、ハイブリッドシステム、ハイブリッド車の4WD=E-Four、先進安全装備、実用装備&機能、コネクテッド機能などまで刷新。
そしてトヨタ最新の先進運転支援機能=トヨタセーフティセンスまでもを標準装備。
さらにトヨタ MIRAIやレクサス LSに用意された、高度運転支援技術のアドバンストドライブの一端まで選ぶことができる、トヨタの底力を見せつける新型だ(開発の主体は今回からトヨタ車体)。すでに先代との走行性能の比較については報告しているので、ここではそこで触れられなかった、ミニバンの重要項目となる2/3列目席を紹介する前に、パッケージングについて触れていこう。
ステップ地上高は先代より20mm高い380mmとなったが、ステップをつけたことで乗降性の良さを確保
まずはパッケージングの進化を説明すれば、TNGA、GA-Cプラットフォームを使うことでフロア自体は高まっている。具体的には、スライドドア部分のステップ地上高が先代より20mm高い380mmになっている。さらにBピラーの位置も20mm後方移動。結果、スライドドア部分の開口部の寸法は、幅が先代の800mmから780mm(メーカー値)に。
ただし、高さ方向の1260mm(実測値)は先代と変わらない。この変更は、新プラットフォームの採用とともに、ボディ剛性UPをもたらしているという。実際、走りの質感や快適性にかかわるボディ周りのねじり剛性は先代比約60%の向上が実現しているという。 とはいえ、スライドドア部分のステップ高が20mm高まったのは事実。高齢者の足腰が弱った両親などを後席に招き入れる場合は、たかが20mmの違いでは済まされない。そこでトヨタはオプションで”からくり”を使った、スライドドア連動のユニバーサルステップを開発。 先代のパワー式だと20万円弱もしたのだが、今回はアナログなからくり機構によって、税込み3万3000円となったのだ。このユニバーサルステップを取り付ければ、1段目のステップ地上高は200mmとなり、奥行きも180mmあるため、小さな子供から高齢者までの乗降を、リーズナブルに、かなり容易なものにしてくれるのである。リアスライドドアには降車アシスト機能も用意! 乗降時の安全をサポートする
ちなみにリアスライドドアには、新型レクサス NXから採用された降車アシストも用意される。BSM(ブラインドスポットモニター)の機能で、後方から接近する自転車や車両を検知し、自転車や車両が迫っていながらスライドドアを開けようとすると、ブザー、音声で警告。
さらにスライドドアオープンを停止させ、降車しようとしている乗員、そして後方から迫ってくる自転車や車両の安全を守ってくれるというわけだ。この機能はフロントヒンジ式ドアにも採用されていて、不用意にドアを開けようとすると、レクサスNXの電磁ボタン式eラッチのようにドアオープンを止めてはくれないものの、警告によって安全を確保できるのである。
2列目シートは先代より着座位置が高くなり、視界が良くなっている
新型ノア&ヴォクシーのパッケージングについても説明しておきたい。新旧型では各列のヒップポイント地上高が変わり、新型は2WDの1列目席が770mm(先代765mm)、2列目席が790mm(先代765mm)、3列目席が840mm(先代850mm)。
つまり、1/3列目席はほとんど変わってはいないのだが、ミニバンの特等席になりうる2列目席は先代より25mm高まっていることになる。そう、より高く見晴らし感覚の着座感、視界が得られるということだ。
次回はいよいよ、2・3列目のシートについて紹介しよう。【筆者:青山 尚暉】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ 新型アルファードの内装を写真で紹介! 高級感のある内装の特徴や荷室サイズなども解説
MōTA / 2024年7月2日 13時0分
-
トヨタ「人気ミニバン」が受注停止!? 「ノア・ヴォクシー」なぜ買えない? いますぐ手に入るミニバンはある?
くるまのニュース / 2024年7月1日 16時10分
-
タフすぎるトヨタ「SUVミニバン」あった!? “両開き”「斬新ドア」×超タフ仕様がカッコイイ! めちゃ使えそうな「クロスバンギア」 市販化すれば人気必至か
くるまのニュース / 2024年6月26日 11時50分
-
日産 新型セレナのサイズや燃費、価格、内装、おすすめグレードなどを紹介
MōTA / 2024年6月11日 12時30分
-
「車中泊しやすい」ミニバン!? 「ノアヴォク」「ステップW」に勝ってる? トヨタ・ホンダより日産が「寝やすい」理由とは
くるまのニュース / 2024年6月9日 14時10分
ランキング
-
1バナナ・パイン・マンゴーが… 軒並み値上がりの“ワケ” 試す人が増えている国産バナナとは…!【Nスタ解説】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月3日 21時19分
-
2ローソン、7月24日上場廃止 KDDIとポイント経済圏の拡大などを目指す
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月3日 17時46分
-
320年ぶり“世代交代”新紙幣に行列も… 「Aの1番」の行方は…深谷市長が日銀へ
日テレNEWS NNN / 2024年7月3日 22時0分
-
4LCCピーチの「運賃プラン」刷新へ! これまでより良くなる?それとも… 「より分かりやすく」がテーマ
乗りものニュース / 2024年7月3日 18時22分
-
5auカブコム証券、顧客に二重で入金…返金を求める方針
読売新聞 / 2024年7月3日 19時16分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください