エクリプスクロスPHEVのマイパイロットが便利! ガソリンでも電気でも走れるPHEVモデルは今が買い時だ!
MōTA / 2022年3月1日 18時0分
今回、一部改良が施された三菱 エクリプスクロス PHEVに試乗。新たに追加された高速道路同一車線運転支援機能「マイパイロット」の使用感と使い勝手について、さまざまなクルマに乗る機会がある筆者が感じたポイントを紹介していきたい。
ガソリンでも電気でも走れるPHEVモデルはガソリン高騰中の今注目したいクルマだ
PHEVとはプラグインハイブリッド車のこと。ガソリンはもちろん、電気で走行することも可能だ。エクリプスクロスPHEVは電気だけでも最大57.3km(WLTCモード)走行できるほか、走行中にも充電できるため、ガソリンを使わずに走り続けることもできる「賢いクルマ」だ。
高速道路上でアクセル、ブレーキ、ステアリング操作をアシストするマイパイロットが使いやすい!
そんなPHEVモデルが存在する三菱 エクリプスクロスは2021年11月25日に一部改良が施されている。バイパスや高速道路において同一車線内の加減速とステアリング支援を行う「マイパイロット」が新たに採用された。日産 ノートなどに搭載されている「プロパイロット」の三菱版で、長距離移動時にはかなり重宝する機能だ。
エクリプスクロスに合わせて制御より緻密に調整しているとのことで、実際に使用してみるととても使いやすい。特にそれが感じられたのは設定速度と実際の速度がずれているときだ。例えば時速100km程度で走っているときに、時速80kmでマイパイロットを設定したとする。すると、他モデルでは一気に減速がかかり乗り心地が悪くなるのだが、マイパイロットでは自然に減速してくれるため、不快感がない。
また、車線認識機能も非常に優れており、他モデルよりもスムースにハンドル支援などの機能が使えるのも非常によかった。
今回は一般道と高速道路を走行したが、ハイブリッド燃費消費率でカタログ燃費(WLTCモード)16.4km/Lに近い数値が出た。EV走行ができることも考えると十分な値なのではないだろうか。エクリプスクロスPHEVではノーマルとチャージ、そしてセーブとEVと4つの走行モードが選択できる。チャージはあえてエンジンを起動させてバッテリーを充電するモードで、セーブモードはその名の通り燃費をセーブするというもの。うまく使えば燃費節約につながる優秀な機能と言える。
リアゲートの重さと後席の狭さは気になるポイント
一方、少し残念だと思うポイントが2つあった。
まずはリアゲート。手動で開くシステムのため、女性の力では重いと感じられた。今後の改良等で電動オープン機構をつけて欲しいところだ。
また、後席に成人男性が乗り込む際、頭をぶつけてしまうというシーンがあった。エクリプスクロスはシャープな外観デザインでスポーティさを表現している。それが若年層からの人気も集めているということだが、リアにかけて絞ったデザインになっているため、乗り込む際には注意が必要だ。
三菱車に乗るなら電動車両サポートカードが便利!
さて、気になるのは維持費ではないだろうか。ガソリン価格が高騰している今、ガソリンでも電気でも走ることができるPHEVは注目を集めることだろう。
三菱ブランドのPHEVモデルに乗るなら「電動車両サポート」カードが便利だ。入会金は1650円、基本料金は月額550円のベーシックプランと月額1650円のプレミアムプランが用意される。どちらも三菱自動車販売店の急速充電器が30分165円で利用できる。
ほかにも高速道路などに設置されている急速充電器ではベーシックが30分396円、プレミアムが30分264円で利用でき、プレミアムは税抜き500円分の無料充電が含まれる。普通充電器の利用はベーシックが1時間92.4円、プレミアムは無料だ。コンパクトSUVのエクリプスクロス PHEVは価格(税込)が384万8900円〜451万円と、ガソリンモデルと比べると割高感は否めないものの、地域にもよるが補助金なども使えるため、総合的なコストパフォーマンスで考えれば十分「アリ」なのではないだろうか。エクリプスクロスPHEVはどこにでも気軽に乗っていける安心感が得られる1台だった。
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】外部リンク
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