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「扱いやすさ+高級感」にビビビときちゃうミドルサイズSUV5選

MōTA / 2022年3月16日 11時30分

スバル フォレスター

ミドルサイズSUVは扱いやすいサイズ感とロングドライブでも疲れにくくラグジュアリーな雰囲気も感じさせるパッケージングで幅広い層から支持され、もっともコアでツワモノぞろいのジャンルだ。今回はミドルサイズSUVの中からオススメの5台をご紹介。

三菱 アウトランダー

どれも完成度は高い。個性を見極め選択だ!

稼ぎ頭とも言えるミドルサイズSUVは各メーカー本腰を入れて開発を続けている。自分に合う一台を見つけ出そう!

90年代後半から始まったSUVセグメントのブームは、もはや一過性の物ではなく世界的に落ち着き根付いた。

クロスカントリーモデル譲りの高めの車高は見晴らしも良く、ハッチバックスタイルは室内を最大限に使うことができる。

数多く存在するSUVの中でも、高い人気を誇るのはミドルサイズのSUVだ。コンパクトSUVと比べてラグジュアリーに仕上げられているモデルが多く、道幅が狭く込み入った市街地などではラージサイズSUVよりも扱いやすい。

よって普段はママさんドライバーが運転をして日常の移動手段として、休日にお父さんがハンドルを握りドライブやゴルフへ出かけるのに使った際も満足できるもの、そのバランスが取れているのがミドルサイズSUVなのだ。

なお、ここで指すミドルサイズSUVに定義はないが、おおよそのサイズ感として欧州での乗用車分類方法のDセグメント(全長4.6~4.8m)モデルの中から、お薦め車両を紹介してゆく。

元祖ラグジュアリーミドルサイズSUV!『トヨタ ハリアー』

ハリアーは初代から都会的なイメージが強く持たされてきたモデルだ。

トヨタ 初代ハリアーが登場したのは1997年のこと。

本格的なクロスカントリーモデルと比べて乗り心地が良く、ある程度の悪路であればパスすることもできる足まわりが与えられ、そして強そうな風格が与えられたハリアーは人気を博し、北米や日本で当時高級セダンなどを所有していたドライバーの多くが乗り換えていたことを覚えている。

より洗練されたスタイルとなった4代目

2020年に登場した現行ハリアーは初代から数えて4代目となるモデルだ。

エクステリア、インテリア両面において質感やデザインにより一層注力をして開発されており、クーペフォルムとされた高級感のあるミドルサイズSUVは老若男女問わず魅了している。

トヨタ初となる調光機能を備えたパノラマルーフを採用しており、開放感を味わえるパノラマルーフは、シェードが開いている状態でも、調光や透過を切り替えることができる。

ボディサイズは、全長4740mm×全幅1855mm×全高1660mm。

車両本体価格299万円~504万円(税込)。

北米や海外で絶大な支持を受ける『スバル フォレスター』

フォレスターの海外での人気の高さは、国内以上とも言える。

スバルお得意の水平対向エンジンとシンメトリカルAWD(全輪駆動)を採用し、速く走れるSUVとして初代からヒット作となったフォレスター。

SUVブーム黎明期からその名を連ねる一台であり、歴代モデルを乗り継ぐような根強いファンが存在する。特にドライブやアウトドアレジャーを楽しむアクティブ層から支持されているのも特徴的だ。

高い安全性能や使い勝手に太鼓判

欧州で行われるユーロNCAPという安全性能テストにおいてスモールオフロード/MPV部門で最優秀賞を得たほか、北米の評価メディアであるコンシューマー・リポートの自動車部門においてトップリコメンド賞なども受賞。

国内以上に海外で人気が高い傾向が見受けられ、高性能でありその価値に見合う価格設定、つまりコストパフォーマンスの高さが認められていることがポイントにもなっている。

ボディサイズは、全長4640mm×全幅1815mm×全高1715~1730mm。

車両本体価格293万7000円~330万円(税込)。

ダイナミックな乗り味のキャラクター『マツダ CX-5』

幅広いSUVを取り揃えるマツダ。中でもCX-5はバランスの良さが際立つ。

マツダ CX-5の初代モデルが登場したのは2012年のこと。

すでに成熟過程にあったミドルサイズSUV業界の中では新参者の部類に入るイメージだったが、それから10年経ったことを考えると、CX-5もまた多くの人々に受け入れられるミドルサイズSUVとして確固たる地位を築き上げたモデルと言える。

やや大柄であり車体も重めのミドルサイズSUVは、ハンドルを握った際、モデルによってはモッサリとした印象を受けることもある。しかしCX-5は違った。

ステアリング操作にダイレクト感があり、低速から抜群のトルク感を得られるディーゼルターボエンジンとの組み合わせは、素直に運転を楽しいと思える。

僅か5年でモデルチェンジ、ファミリーも拡充

初代CX-5の登場から僅か5年、2017年にフルモデルチェンジを受け、現在は2代目が販売されている。

ただし意匠をしっかりと受け継いでいるエクステリアデザインとされていることもあり、初代CX-5もいまだに古さを感じさせない。

よって、程度の良い初代型の中古車を探し出すのもいいだろう。排気量2.0リットル、2.5リットルのガソリンエンジンと、2.2リットル、2.5ディーゼルターボモデルが存在し、その中でも力強い走りを楽しめるディーゼルターボが人気となっている。

なお兄弟モデルも多いので、駐車スペースのサイズや日常の使い方に合わせたモデルを吟味できるのもマツダSUVの長所となっている。

ボディサイズは、全長4575mm×全幅1845mm×全高1690mm。

車両本体価格352万5500円~384万4500円(税込)。

ミドルサイズSUVの新時代を切り開く『三菱 アウトランダーPHEV』

EVとしての魅力と高い走破性という潜在能力を両立させているアウトランダー。

三菱はパジェロやランサーエボリューションなどオフロードラリーで活躍していたこともあり、SUVセグメント=三菱というイメージも違和感なくあてはまる。

現にエクリプス クロスやRVRなどSUVのラインナップを固めているのだが、どれを選ぶか悩ましいところというユーザーの意見も耳にすることがある。

そこでお薦めしたいのがアウトランダーだ。過去に販売されていた三菱のSUV、エアトレックの後継にあたるモデルとして国内では2005年に登場したアウトランダー。

2012年には2代目へとフルモデルチェンジし、さらに2021年モデルから現行の3代目となっている(海外では4代目)。

PHEV方式で驚くべき燃費と航続距離

新型アウトランダーPHEVの大きな特徴は、パワートレインのラインナップをPHEV(プラグインハイブリッド)だけにした点。

先代モデルではガソリンモデルもラインナップしていたが、国内では未導入となっている(海外仕様ではガソリンモデルも展開)。

新型アウトランダーPHEVは、バッテリー残量が十分な時にはモーターのみで走行し、バッテリー残量や走行状況などに応じてエンジンとジェネレーターがサポートする。車体の重いミドルサイズSUVの場合、燃費性能に関しては不利と言える。

日常生活のシーンにおいてはほぼEVとして使うことができるPHEVであれば、ガソリン代のことを考えなくて済むというわけだ。

特に燃料価格が高騰している昨今、新型アウトランダーPHEVは注目して欲しい一台だ。なおエクリプス クロスにもPHEVの設定があるが、7名乗り仕様はアウトランダーのみとなっている。

ボディサイズは、全長4710mm×全幅1860mm×全高1740~1745mm。

車両本体価格462万1100円~532万700円(税込)。

アクティブレジャー層には『日産 エクストレイル』

海外では新型が発表されたが従来モデルも色あせないエクストレイル。

2000年に初代モデルが登場した日産 エクストレイルは、200万円程度という手を出しやすい価格帯や、オフロードユースを想定したパッケージングで、若い世代を中心に大ヒットした。

特に初代T30型、二代目のT31型は、アウトドアレジャー層の心を引き寄せるスクエアなエクステリアデザインで纏められ、現在でも高い人気を誇るミドルサイズSUVとして挙げることができる。

現行の3代目エクストレイルは2013年に発表され、現在に至るまでロングセラーモデルとなっている。

成熟した現行モデルは触れてこそ真価が分かる

旧モデルと比べて丸みを帯びたデザインに賛否が分かれたこともあった現行エクストレイルだが、引き上げられた高級感や、より良くなった乗り心地で、新たなファン層を獲得し現在に至っている。

長い間フルモデルチェンジが行われてこなかったが、昨年4代目となる新型エクストレイルが発表され、中国で先行して投入されている。

日本でのデリバリーアナウンスはまだされていないが、繰り返しマイナーチェンジが施されてきた現在販売されている従来モデルは成熟の域に達しているのだ。

ボディサイズは、全長4690mm×全幅1820mm×全高1730~1740mm。

車両価格248万2700円~382万2500円(税込)。

人気の高いミドルサイズSUVの開発には世界のカーブランドが注力しており、さらにバッテリーの積載性も高いなどの理由も手伝いEVへの移行も進んでいる。

今回は5車種に的を絞ってご紹介したが、幅広い視野を持ち調べてゆくと、まだまだ面白い発見があるだろう。

【筆者:小松 男】

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