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日産 新型ノートやスバルのEV 新型ソルテラにも! 続々登場の「ワンペダル」の操作は慣れが必要だが事故防止にも効果的だ

MōTA / 2022年3月18日 17時0分

日産 新型ノート X[2WD](ノート e-POWER/2021年12月23日フルモデルチェンジ/3代目) [撮影:MOTA(モータ)編集部]

最近のクルマに用意される「ワンペダル」。 日産の新型ノートe-POWERを代表格としてトヨタ 新型アクアやホンダ Honda e、スバル 新型ソルテラなどにもそれぞれの名称で搭載される、またはその予定となっている。

日産 新型ノート X[2WD](ノート e-POWER/2021年12月23日フルモデルチェンジ/3代目) [撮影:MOTA(モータ)編集部]

アクセルペダルだけで発進から加速、減速が可能! ただしメーカーによって差がある

通称「ワンペダル」はその名の通りアクセルペダルをワンペダル感覚で操作でき、アクセルペダルを踏んで加速させるだけでなく、放すことで減速できるのが大きな特徴だ。

アクセルペダルだけでクルマを加速から減速、停止、停止保持まで行える機能を、日産は「e-Pedal」、ホンダは「シングルペダルコントロール」と呼ぶ。

e-Pedalはセンターコンソールにあるスイッチを入れておくと、自動的にワンペダル機能が働き、シングルペダルコントロールはステアリングのパドルシフトで減速度を3段階にコントロールできる。

日産のe-Pedalのスイッチ

一方、トヨタの「快適ペダル」は力強い加速が得られるドライブモード「POWER+」モードでのみで、完全停止まではできない。

こうしたワンペダルを用いることによって電費、燃費が向上するという機能だ。

新型アクアではワンペダルで完全停止まではできない

操作はシンプルだが、上手に運転するにはエンジン車以上に丁寧なアクセルワークが求められる

通常のエンジン車では加速したあとにアクセルペダルを戻して調整する人が多いだろう。その癖を残したままワンペダル操作をすると、回生ブレーキが強すぎて急減速してしまい、苦手意識を持ってしまう人が多いのではないだろうか。

上手に減速できないとガクンと急ブレーキがかかる状態になり、乗り心地が悪くなる

ワンペダルを上手に操作するには、アクセルペダルを踏むときも戻すときも、やや先の道の状況を確認しながら、穏やかに右足を動かすところにある。

ワンペダルはモーター駆動車に装着される。電気が流れはじめたところから最大トルクを発生できる動力特性を持つモーター駆動の電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)は発進から加速の際にも、穏やかなアクセル操作で充分な加速が得られるため、丁寧な操作が求められる。

燃費の改善だけでなく、踏み間違い事故の予防にも効果あり!

以上のことを踏まえた上で、ワンペダルで運転が楽になる点から触れていこう。ワンペダル操作を用いた運転をすることによって、日産はアクセルとブレーキの踏み替えが約7割減るとしている。

日産のワンペダルは発進から停止まで、クルマの走行にかかるすべての領域でアクセル操作だけでこなせるようにしている。

例えば高齢者のペダル踏み間違いによる交通事故も、ワンペダルを使えば踏み替えの機会が大幅に減るため、踏み間違いを誘発する可能性を下げられる。

アクセルペダルから足を離すだけで減速するため、踏み間違い事故の予防にもなる

またペダル踏み替えには「空走時間」がある。ペダルを踏み替える間に何もせず、クルマが進んでしまう時間だ。

ところが、ワンペダルを用いればペダルを踏み替えている空走時間も減速しはじめる。その速度低下が、万が一の際の衝突を避ける、衝突時の衝撃を小さくできることにつながるだろう。

このようにワンペダル操作は、燃費改善といった環境対応だけでなく、安全面でも効果を発揮する可能性がある。それによって、交通事故の被害者を減らすことにもつながりそうだ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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