ついに今月で生産終了! 注目を集めた軽オープンスポーツ「ホンダ S660」を振り返る
MōTA / 2022年3月22日 16時30分
軽自動車ながら、本格的なスポーツ走行を味わえるオープンカーとして人気のホンダ S660。惜しくも2022年3月をもって生産終了が発表されている。そんなピュアオープンスポーツ ホンダ S660の姿を写真とともに紹介しよう。
軽オープンスポーツとしてダイナミックなデザインが特徴的
S660はホンダ ビートから19年ぶりに復活した軽オープンスポーツカーだ。軽自動車ながら多くの専用部品が使われていることや、極限まで突き詰めた車両バランスなど、走る気持ちよさを徹底的に追求したクルマに仕上がっている。
ボディサイズは全長は3395mm、全幅1475mmと、長さと幅は一般的な軽自動車サイズだが、全高は1180mmとかなり低く、同じ軽オープンカーであるダイハツ コペンの1280mmよりもさらに10mm低い数値となっている。
S660はエンジンをミッドシップに搭載、後輪駆動のレーシーな走りを重視した仕様だ。「ソリッドウイングフェイス」と呼ばれるホンダ独自のフロントマスクは、ヘッドライトからグリルまで連続して繋がるデザイン。ヘッドライトの鋭さも相まって、そのダイナミックなスタイルはオープンスポーツのS660にマッチしていると言える。
そして「日常の速度域でも体感できる空力」をテーマにし、専用のエアロパーツや足回りなどを装着することで走りをさらに突き詰めたコンプリートカーモデル「モデューロX」も存在する。オプション装備のアクティブスポイラーはユーザーのことを考え可動式とした
オプションで装着できるリアウイングの「アクティブスポイラー」は時速70キロになると自動的に展開し、車体を地面に押し付けるダウンフォースを発生し、リフトバランスを最適化する。
可動式としたのは用品のターゲットユーザーである40〜50代が乗る際、運転中はスポーティに見せたいが、駐車中に見た目が派手にならないよう意識したのだという。またモデューロX仕様では、細い板状のガーニーフラップを装着することで、さらにダウンフォースを稼ぐ工夫が施されている。
室内は肉厚なシートなど快適な装備が多数!
室内は多少窮屈さがあるが、ぺダルレイアウトも運転しやすい位置に配置される。また、インパネの先端部には乗員の体に直接冷暖房を当てる吹き出し口がついており、快適に過ごせる。
また座席は本革とラックススエード(スエード調の人工皮革)を組み合わせた肉厚複合シートという豪華仕様。上質さとホールド性を重視したため、室内に対して大きなシートだが、脇のリクライニングレバーをスリム形状にするなど狭いスペースを有効に使った工夫がなされている。
S660の後継モデルはまだ何もアナウンスされていないが、人気や話題を集めたモデルだけに、今後の動向についても注目したい一台だ。【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
外部リンク
- S660オーナー必見! 積載性や安全性にも寄与する人気のS660用純正アクセサリーランキングトップ5
- ホンダ S660ベースのクラシカルなカスタムカー「ネオクラシックレーサー」が手元で楽しめる! デザインを忠実に再現したラジコンカーが4月に発売
- 東京オートサロン2019で注目を集めたホンダ S660のカスタムコンセプトモデル「ネオクラシックレーサー」がラジコンカーになって登場! 価格は2万5300円
- ダイハツ コペンvsホンダ S660! 一度は乗ってみたい軽オープン対決! パワートレインやルーフなど5つの項目を徹底比較
- ホンダの絶版車、中古車相場は今いくら!? S660オーナーも気になる! ホンダ絶版車 中古車相場の行方
この記事に関連するニュース
-
イチオシ機能の“実効空力”は本物なのか? ホンダアクセス「モデューロ」が30周年!
レスポンス / 2024年11月17日 11時30分
-
ホンダのホンキが詰まった『シビックRS』、カタログにも書かれていない進化ポイントに「真骨頂」があった
レスポンス / 2024年11月10日 8時0分
-
全長3.7mで「7人乗れる」! トヨタ「シエンタ」より小さい「国産3列ミニバン」が凄い! ほぼ「軽サイズ」で“街乗り最強”の「超小型モデル」とは!
くるまのニュース / 2024年11月8日 6時40分
-
スペーシア ギア vs N-BOX JOY!最新軽スーパーハイトワゴンのドッグフレンドリーポイント比較【青山尚暉のわんダフルカーライフ】
レスポンス / 2024年11月4日 18時30分
-
約183万円! スバル新型「5ドア“軽”SUV」発表! タフ顔が超カッコイイ! “水平対向”じゃないエンジン&スライドドア搭載の「シフォントライ」が販売店でも話題に
くるまのニュース / 2024年10月25日 13時40分
ランキング
-
1昨年上回る規模の経済対策、石破色は一体どこに?【播摩卓士の経済コラム】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月23日 14時0分
-
2農協へコネ入社の元プー太郎が高知山奥「道の駅」で年商5億…地元へのふるさと納税額を600万→8億にできた訳
プレジデントオンライン / 2024年11月23日 10時15分
-
3スシロー「パペットスンスン」コラボに言及「追加販売を検討」 発売当日に一部完売したグッズも
ORICON NEWS / 2024年11月22日 17時45分
-
4《ガスト初のフレンチコースを販売》匿名の現役スタッフが明かした現場の混乱「やることは増えたが、時給は変わらず…」「土日の混雑が心配」
NEWSポストセブン / 2024年11月23日 16時15分
-
5ドーミーイン系4つ星ホテル「3300円朝食」に驚愕 コスパ最高、味も絶品!極上のモーニングがここに
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 8時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください