NSXにインテグラ、シビックにも! ホンダのスポーティなイメージを高めた1990年代の「タイプR」3台を紹介!
MōTA / 2022年3月27日 12時0分
ホンダといえば「F1」や「タイプR」など、スポーティな走りのイメージが強いメーカーだ。 今回は、ホンダF1全盛期だった1990年代に販売されたスポーツモデルのうち「タイプR」が用意された3車種を紹介しよう。
世界を驚かせたホンダのフラッグシップスポーツカー 初代NSX
1990年に発売が開始され、2005年まで製造されていたホンダのフラッグシップスポーツカーはNSXだ。世界初オールアルミニウムボディを採用し、ミッドシップに3.0リッターV型6気筒VTECエンジンを搭載。デビュー当初はリトラクタブルヘッドライトを装着していたが、2001年に衝突安全性の観点から、固定式のヘッドライトへ変更された。
また、ホンダのスポーツグレードである「タイプR」が設定されたのも初代NSXからだった。以降、赤いエンブレムと白いホイールが装着された「タイプR」はいくつかのモデルに導入されることになる。 初代NSXは、ホンダがF1「第2期」参戦をきっかけに「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」という想いから開発がスタート。F1「第2期」にエンジンを提供していた「マクラーレン・ホンダ」のドライバーでもあったアイルトン・セナが初代NSXの開発に携わり、走行テストを行った。長い開発期間を経て登場した初代NSXの販売価格は800万円(ATモデルは+60万円)。当時の国産車としては驚きの価格で販売された。
初代NSX タイプR
■中古車掲載台数:66台
■中古車相場:646.9万円~1498万円(MOTA調べ・応相談含む・以下同)
NSXに次ぐ「タイプR」が設定された初代インテグラ
1995年に発売がスタートし、2001年まで販売されていたインテグラのタイプR。1993年にフルモデルチェンジをして、3代目となったインテグラに設定されたスポーツモデルだ。
ボディタイプは、3ドアクーペのDC2型と4ドアのDB8型の2種類を設定。軽量化されたボディや専用チューニングが施されたエンジンにより、FFでありながらスポーティな走りを実現した。ボディは、リアワイパーや遮音材が省略され軽量化を徹底。また、フロントガラスも標準のインテグラよりも薄くし、徹底した軽量化が図られる。
エンジンは、1.8リッター DOHC VTEC(B18C型)を搭載するが、ピストン、カムシャフト、ECUなどをタイプR専用に変更。徹底的な軽量化や専用チューニングにより、タイプRの名にふさわしい仕上がりとなっている。
初代 インテグラ タイプR
■中古車掲載台数:44台
■中古車相場:186万円~899.9万円
次期型モデルも年内に登場予定! タイプRとしては異例の6代続いたシビック
1997年8月にマイナーチェンジされた際、6代目シビックに追加設定されたのがシビックとして初のタイプRとなるEK9だ。
ホンダがタイプRに一貫して求め続けた「レーシングカーのテイスト」「圧倒的ドライビングプレジャー」を、より多くのドライバーに体感してもらうべく登場した。搭載されるエンジンは通常のシビックのスポーツグレードであるSiRに搭載されていたB16A型をベースに専用チューニングが施されたB16B型。
1.6リッターの排気量から185PSを絞り出し、レブリミットは9000回転というレーシングエンジン並みのスペックを持ち合わせていた。その他、レーシングテイストあふれる旋回フィールを実現する4輪ダブルウイッシュボーンサスペンションは、ロール剛性を高めつつも、前後荷重移動による優れたフロントの接地性を確保するセッティングを実現。
ボディまわりはパフォーマンスロッドの追加、テールゲートまわりを強化することによりボディ剛性を高めたことで、思い通りに操れるドライビングの楽しさにも大きく貢献した。こちらも2001年まで販売され、2代目となるEP3型のシビックタイプRと入れ替わる形で生産終了された。その後も数年間が空いたこともあったがFD2、FK2、FK8、そして次期型とシビックタイプRは続いている。
また、2022年1月に開催された東京オートサロン2022には新型シビックタイプRのプロトタイプが発表されたことからも今後のタイプRに期待がかかる。初代シビック タイプR
■中古車掲載台数:65台
■中古車相場:208万円~499.6万円
【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】
外部リンク
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