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チャレンジングな姿勢がホンダらしかった! 一代限りの一風変わったホンダ車3選

MōTA / 2022年3月31日 16時0分

ホンダ エディックス

今でも新型ステップワゴンなど他社とは違ったアプローチでホンダらしいこだわりのモデルが登場してきているが、かつてはもっと一風変わったホンダ車が多く存在していた。今回はそんな一代限りの変わったクルマを紹介しよう。

ホンダ エディックス

前席に3人乗れた3×2ミニバン! エディックス(2004年〜2009年)

前3席、後3席の6席が独立し、センターシートがロングスライドする3×2ミニバンとして2004年に登場したエディックス。

フロントセンターシートにもISO FIX対応チャイルドシート固定専用バー+テザーアンカーや前列中央席用SRSエアバッグを採用するなど使い勝手や安全性も考慮した作りになっていた。

ホンダ エディックス

子どもの乗車も考慮した設計で、前席に親子3人で乗れるなど新たなドライブシーンを作り上げた。しかし、3×2のコンセプトは日本人の生活スタイルに合わず、排気量も前期型は1.7リッターと中途半端なもの、後期型では2.0リッターや2.4リッターと大排気量で税金が高額になってしまうことからユーザーに受け入れられず、フリードに統合されてしまったモデルだ。

3×2シートは画期的だった

大柄ボディと低床プラットフォームで室内の広さはバツグン! エリシオン(2004年〜2013年)

エリシオンはオデッセイよりもひと回り大きいサイズで「新世代プレミアム8シーター」をコンセプトに開発された。

ホンダ エリシオン

エンジンは2.4リッター直4と3.0リッターV6の2種類が用意され、その後追加されたプレステージグレードには3.5リッターV6エンジンが搭載されミニバン最高値となる300馬力(FF)を達成した。

3列シートすべてに上質を追求し、低床などの独自のプラットフォーム技術を採用することで、ゆとりのある室内空間と低重心化による安心感のある上質な走りや乗り心地を実現。

低重心で安定感のある乗り心地が得られた

11万台を売り上げたが、ライバル車種であるトヨタ アルファード/ヴェルファイアには勝てず、5代目オデッセイと統合される形で日本市場での販売が終了した。

家族向け軽自動車の先駆け的存在! ゼスト(2006年〜2012年)

ホンダの軽自動車といえば、今ではスーパーハイトワゴンのN-BOXが真っ先に浮かぶだろうが、これまでもライフやザッツなどのハイトワゴンもいくつか出していた。そんなライフの派生車種として2006年に登場したのがホンダ ゼストだ。

ホンダ ゼスト

日常のショッピングや週末のレジャーなどさまざまなシーンで、パーソナルな使い方のみならず、家族での使い方まで幅広い用途に応えることができる軽乗用車を目指した。

「乗り降り自在な車内」をコンセプトに開発されており、高い室内高を誇っているため荷物の積み下ろしがしやすい。また、軽自動車として初めてサイドカーテンエアバッグを装備したことでも知られている。

通常タイプとスポーツタイプのグレード構成が特徴的で、走行性能の高さなどから一時はライフに迫る人気を誇っていた。

イカツいデザインも人気だったホンダ ゼスト スパーク

しかし、はじめに触れたように居住性を高めたスーパーハイトワゴンが人気になるにつれてゼストの販売は伸び悩んでしまい、後継車種のN-ONEに譲る形で一代で終了してしまったモデルだ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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