新型クラウンはSUVとなるのか!? 新型登場を前に、歴代クラウンの中から人気を博したモデル3台を振り返る
MōTA / 2022年3月31日 8時0分
現行型となる15代目が2018年に登場して4年、新型登場の噂が聞こえるトヨタ クラウン。ここでは新型登場を前に歴代モデルの中から、人気の高いモデル3台を振り返っていく。
6代目:110系クラウン(1979年-1983年)
最初に紹介するのは、1979年9月に登場した6代目となるS110系クラウン。先代モデルの雰囲気とは全く異なった、直線基調の現代的デザインに進化したきっかけとなるモデルだ。フロントマスクの先端がせり出したデザインなどから鬼面のクラウン、「鬼クラ」の愛称で親しまれた。
当時のライバルである日産 セドリック/グロリア(430系)が、同年11月より国産量産モデル初となるターボエンジン搭載モデルを導入していたが、1980年、クラウンもこれに追従すべくM-TEU型ターボエンジンを採用モデルを追加。また、最上級モデル「ロイヤルサルーン」のエンジンも4M型6気筒2600ccから5M-EU型6気筒2800ccに変更しているほか、さらに1981年には5M-GEU型6気筒2800ccDOHCエンジンに進化。トヨタ得意のツインカム時代の幕開けとなる。
ボディバリエーションは先代モデル同様の2/4ドアハードトップ、4ドアセダン、ステーションワゴン、ライトバンを設定。2ドアハードトップはこのモデルを最後に姿を消すこととなる。110系クラウンでは、現行車では当たり前のトーニングと呼ばれるツートンカラーモデルが初めて設定された。
また、現代化されたのはデザインだけでなく、この頃から車体の電子化も大幅に進んでいる。デジタルメーター、電動スライドサンルーフ、クルーズコンピューター、パワーシート、デュアルオートエアコンなど快適装備が初めて登場した。
7代目:120系クラウン(1983年-1987年)
続いて紹介するのは、1983年~1987年まで販売されていた7代目(120系)クラウン。当時のTVCMで俳優の石坂浩二さんがナレーションをしていた「いつかはクラウン」というフレーズは、今でも使われることがあるほど有名なキャッチコピー。石畳の上を走るクラウンは、「フルフローティングボデー」(当時のCM表記)により手に持ったタバコの灰が落ちることのない、フラットな乗り心地をアピールしていた。7代目クラウンは、4ドアセダン、4ドアハードトップ、5ドアワゴンをラインナップし、多数のエンジンバリエーションを展開。
1985年には、日本初スーパーチャージャー搭載の「2000 ロイヤルサルーン・スーパーチャージャー」が登場したことで話題となり、クラウンのスポーティグレードの象徴である「アスリート」が誕生したのも7代目クラウンのトピック。
高級車としてのクラウンらしい先進的なこだわりが強く、四輪独立懸架サスペンションやABSの前身にあたる四輪ESCの装備、パワーシート、メモリー付チルト&テレスコピックステアリングまでも装備されている。当時のハイソカーブームに乗り、4ドアハードトップが一躍人気を博し「いつかはクラウン」のキャッチコピー通りクラウンへの憧れを確固たるものにした1台だ。
8代目:130系クラウン(1987年-1991年)
最後に紹介するのは、1989年9月に発売された8代目(130系)クラウン。バブル景気の後押しもあり、当時の月間販売台数がカローラを上回ることも。歴代クラウンの中でも最高傑作との声も多い1台だ。8代目(130系)クラウンは、3ナンバー専用ボディに、電子制御エアサスペンションやエレクトロマルチビジョンなど、最先端のハイテク装備を導入。4リッターV型8気筒エンジンを搭載したりと、挑戦的で最先端のモデルだった。
さらにインテリアは、先代120系のブラッシュアップを基本としつつも、当時最先端で高価だったカーナビがオプションで設定。また、トヨタの高級車といえばこの130系にも採用されているワインレッドの内装色という方も多いのではないだろうか?ここまで3台の歴代クラウンを紹介してきた。昨年2021年には新型クラウンはSUV化するという話も飛び交ったが、その通りとなるのか? 新型クラウンの新しい情報が入り次第、そちらも速やかにお届けしていく。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
トヨタ高級SUV「ハリアー」なぜ人気? スタイリッシュデザイン×高級内装採用! 2年刷新無くも売れている… 312万円から価格も魅力か
くるまのニュース / 2024年6月21日 7時10分
-
【解説】スバル「インプレッサ」ってどんなクルマ?サイズやエクステリア&インテリアの特徴は? グレード・価格はどうなっている?
くるまのニュース / 2024年6月13日 17時30分
-
約450万円! トヨタが新型「大きな高級車」を発売! クラウン級の「大型セダン」に注目あり! 斬新「サメ顔」採用した「新型カムリ」どう思う?
くるまのニュース / 2024年6月13日 11時50分
-
破格の1800万円「スカイラインGTS-R」納得の理由 800台限定の希少車、GT-Rを名乗れなかった1台
東洋経済オンライン / 2024年6月9日 7時20分
-
トヨタ新型「大きな高級セダン」発表に反響多数!? まさに”クラウン級”な「FF最大級セダン」に「超カッコいい」「惚れ惚れ」の声! 豪での登場に反響アリ
くるまのニュース / 2024年6月4日 14時50分
ランキング
-
1小田急線「都会にある秘境駅」が利用者数の最下位から脱出!超巨大ターミナルから「わずか700m」
乗りものニュース / 2024年7月1日 14時42分
-
2ローソン、7月24日上場廃止 KDDIとポイント経済圏の拡大などを目指す
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月3日 17時46分
-
3メルカリの「単発バイトアプリ」利用者伸ばす世相 「何が利点なのか」利用者と店舗の声を聞いた
東洋経済オンライン / 2024年7月3日 13時30分
-
420年ぶりの新紙幣に期待と困惑 “完全キャッシュレス”に移行の店舗も
日テレNEWS NNN / 2024年7月2日 22時4分
-
5「新札ゲットできました」新紙幣求め銀行やATMに行列 導入の狙いは「偽造防止の強化」と「使いやすさ向上」 1万円札は渋沢栄一 5000円札は津田梅子 1000円札は北里柴三郎
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月3日 12時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください