開け方が分からない! ドアハンドルが隠されているスポーツカー3選
MōTA / 2022年4月15日 10時0分
車に乗車するとき、必ず操作するドアハンドル。極当たり前の存在のドアハンドルだが、高級車や一部のスポーツカーの中には、ドアハンドルがデザインにうまく隠されているモデルも存在する。ここではドアハンドルが隠されているスポーツカーを3台紹介する。
オールアルミボディの国産スーパーカー ホンダ 初代NSX
1台目に紹介するのは「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」という想いから1990年にデビューしたホンダ 初代NSX。同社のフラッグシップスーパーカーのポジションを担い、世界初のオールアルミニウムボディを採用したことで、車両重量1350kg(MT仕様)を実現。開発には、伝説のF1ドライバー アイルトン・セナや中嶋悟が携わっている。
ピラーのブラックアウト部分にひっそりと存在する
初代NSXのドアハンドルは、ドア後端(Bピラー)の付け根部分にひっそりと影を潜めている。デザイン的に優れているのはもちろん、NSXは1170mmと全高が極端に低いため、通常の位置にドアハンドルを付けてしまうと使いにくいという理由からこの位置に設定されていた。
ロータリースポーツカーの代名詞 マツダ RX-7(FD型)
続いて紹介するのは、1991年に3代目FD型にフルモデルチェンジしたロータリーエンジンを搭載するスポーツカー、マツダ RX-7。リアハッチを持つ3ドアファストバックのパッケージングを継承し、エクステリアやインテリアの造形が流線型になっていることが特徴のモデル。RX-7のアイコンでもあるリトラクタブル・ヘッドライトは、生産が終了する2003年まで装着され続け、日本車最後のリトラクタブル・ヘッドライト採用車となった。
窓枠の付け根にあるドアハンドル
マツダ RX-7(FD型)のドアハンドルは、ブラックアウトされている窓の後端付け根に存在している。ドアにハンドルの出っ張りがなく、滑らかなボディラインを邪魔することがない。また、立ったままでも自然と手の届く位置にあるため、見た目と使い勝手を両立したデザインとなっている。世界限定500台!「天使の咆哮」 レクサス LFA
最後に紹介するのは、2010年にデビューしたレクサスのスーパーカー「LFA」。流麗なクーペフォルムにV10エンジンを搭載。販売台数は世界限定500台で、価格はなんと3750万円で発売された。カーボンとアルミを多用して作られたボディはわずか1480kg。「天使の咆哮」と称されるヤマハ製V10エンジンは、560馬力を発生し、その美しいサウンドは、ヤマハが楽器作りで培った技術を活かして実現された。
見つけるのも開けるのも難解なLFAのドア
LFAは、エアインテークへつながるドア上部のくぼみの中にドアを開けるためのプッシュボタンが隠されている。エアインテークのパーツと一体化しているプッシュ式ドアオープナーは、下に押し込むとドアが開くという、初見では絶対に開け方がわからない難解なドアだった。しかし、その難解であることは、オーナーにしかわからないという特別感にもつながっている。ここまで3台のドアハンドルが隠されているスポーツカーを紹介してきた。空力面に作用するだけでなく、スタイリッシュにも見せる効果があるとして最近では一部SUVなどでも変わったドアハンドル周りの処理が採用されている。今後もさらにユニークな提案が予想され、その登場を楽しみにしたい。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
貴重な国産絶版車本の完全保存版『別冊ベストカー 昭和&平成の国産絶版車 珠玉の名車試乗&レポート』本日発売!
PR TIMES / 2024年11月19日 10時15分
-
全長4.6m! マツダが「“2人乗り”FRスポーツカー」提案! “超ロングノーズ”には伝統の「ロータリーエンジン」搭載!? “空気の流れ”も追求した高性能クーペ「タイキ」とは
くるまのニュース / 2024年11月17日 16時40分
-
国内最高「3750万円」でも安すぎる!? 怒涛のV10エンジン搭載! 伝説のレクサス“和製スーパーカー”「LFA」一体何がスゴかったのか?
くるまのニュース / 2024年11月12日 12時30分
-
レクサス新型「“和製”スーパーカー」登場!? “V8エンジン”搭載&超美麗ボディの「LF“R”」か!? トヨタ版「GR“GT3”」も期待高まる「“新”モデル」どんなクルマになるのか
くるまのニュース / 2024年11月8日 12時10分
-
マツダの「最上級クーペ」復活! 全長4.8mで「超豪華インテリア」がスゴい! ハイパワーな「RX-7」ユニット搭載の「ユーノスコスモ」レストア車が公開
くるまのニュース / 2024年10月25日 20時10分
ランキング
-
1とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
-
2紅白「旧ジャニ出演なし」に騒ぐ人の"大きな誤解" 出演しない理由についての報道の多くがピント外れ
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 13時30分
-
3「洗濯離婚」や「エアコン離婚」が起きる納得の理由 熟年離婚の引き金となるのは「ささいなこと」
東洋経済オンライン / 2024年11月22日 16時0分
-
4小泉孝太郎がやっている「納豆の最高においしい食べ方」 タレ半分、“あるもの”をたっぷり
Sirabee / 2024年11月22日 16時15分
-
5余命1年で入院「病院食」のレベルの高さに驚いた 限られた予算で豊富なメニューをそろえる創意工夫
東洋経済オンライン / 2024年11月23日 9時40分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください