新型LX vs 新型ランドクルーザー外装比較┃日本を代表する本格クロカン四駆を写真で細かくチェック
MōTA / 2022年4月16日 15時0分
2021年12月末に登場した新型LX600。同年8月に登場した新型ランドクルーザー同様、新開発のGA-FプラットフォームやV6 3.5Lツインターボエンジン搭載とメカニズムでは共有性も多い2台だが、今回は大きく違う外観を比較していく。
どんな悪路でも快適かつ上質に「レクサス LX」
プラットフォームやエンジン、基本骨格などを共有する「レクサス 新型LX(LX600)」と「トヨタ 新型ランドクルーザー(ランドクルーザー300)」。これまで両モデルが世界の道なき道で愛され続けてきた理由である「高い信頼性・耐久性・悪路走破性」といった美点はそれぞれのモデルに継承されながらも、各モデルともにフルモデルチェンジでさらに独自の進化を遂げた。
特に新型LX600は、高級車ブランドLEXUS(レクサス)に相応しい高級感のある専用内外装をはじめ、見た目だけで比べてみても、新型ランドクルーザー300とは全く異なる車種であることがわかるはずだ。新型LX600の開発テーマは「世界中のどんな道でも楽に、上質に」。
メカニズムの面でも、車高を自動調整する「AHS(アクティブハイトコントロールサスペンション)」や電動パワーステアリングなど多数の専用メカニズムを採用するなど、レクサス 新型LX600は独自性に強くこだわっている。
世界中の道なき道で愛され続ける「トヨタ ランドクルーザー」
いっぽうの新型ランドクルーザーは「世界中のどんな道でも運転しやすく、疲れにくい走り」をテーマに開発。プラットフォームやボディを全て一新しながらも、全長やホイールベース、対地障害角(アプローチアングル、デパーチャーアングル、ランプブレークアングル)は先代と共通化した。
これは、過去30年以上、歴代の4モデルに渡って継承されているもので、”世界中のどんな道”にもマッチする黄金比なのだとトヨタは説明する。
新型ランドクルーザーは、歴代モデルと共通するキャビンバックワードプロポーション(キャビンを後ろ寄りに配置した形状)を継承し、ランドクルーザーらしさを外観から表現しながらも、モダンなディテール処理で新鮮な印象も与えている。ただしあくまでも優先されたのは機能性。障害物をかわすように設計された前後バンパー下部の形状など、悪路走行での走破性を最重視したデザインを与えた。エンジンフードの凹みも、悪路での前方視界を少しでも確保するための工夫である。
両モデルとも悪路走破性を極めた新たなモデルをラインナップ
新型LXと新型ランドクルーザーにはそれぞれ、フルモデルチェンジを機に新たなバリエーションが加わった。いずれも、悪路走破性を極めたスペシャルモデルだ。 新型LX600には、国内専用仕様車として“OFFROAD(オフロード)”グレードを新設定した。ディファレンシャルロックを、他の新型LX600に備わるセンターに加え、フロントとリアにも設定。悪路でのスタック脱出時などで効果を発揮する。他モデルが22インチタイヤなのに対し、LX600 オフロードは扁平率の高い18インチを採用し、路面への追従性を高めた。 いっぽう、新型ランドクルーザー300に加わったのは「GRスポーツ」だ。前後デフロック追加はLX600 オフロード同様だが、こちらは電子制御でスタビライザー効果を自動変化させる「E-KDSS(Electronic-Kinetic Dynamic Suspension System)」を採用。自動独立制御で悪路走行時に前後のスタビライザーをキャンセルさせたり、舗装路でのコーナリング時に作動させたりする。 ゴージャスな雰囲気も魅力のひとつとなっているレクサス 新型LXとトヨタ 新型ランドクルーザーだが、両モデルは違う世界観を与えられた。共にメッキ加飾部を全てダークグレーやブラック塗装にカスタマイズされ、スポーティで精悍なイメージに変身。レクサス LXとトヨタ ランドクルーザーの新たな一面を訴求している。[筆者:望月 達也(MOTA編集部)/撮影:小林 岳夫・島村 栄二・茂呂 幸正]
外部リンク
- JAOS(ジャオス)が新型LX600のオフロード仕様を発表! レクサスディーラーでも購入できるアフターパーツだ【東京オートサロン2022】
- レクサスの新型フラッグシップSUV「LEXUS LX600」に初試乗! オフロードでも高級車然とした振る舞いに驚く[後編]
- レクサスの新型フラッグシップSUV「LEXUS LX600」に初試乗! 基礎を共有する“新型ランクル300”とは驚くほど異なる高級なクルマに仕上がっていた[前編]
- レクサスがフルモデルチェンジした最高峰SUV“LX”の日本仕様「LX600」を初公開! オフロード仕様から贅を極めた4人乗り仕様まで多彩なバリエーションを用意
- 【レクサス LX 新旧インパネ比較】運転中に見やすいモニターに注目! 指紋認証機能などセキュリティ機能も大幅強化
この記事に関連するニュース
-
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース / 2024年11月20日 20時10分
-
レクサス新型「LX」公開! メーカー“初”の超すごい「画期的システム」搭載! “全長5.1m”のタフボディ採用! “悪路最強モデル”もある「最上級SUV」中国で発表!
くるまのニュース / 2024年11月15日 18時10分
-
トヨタ新型「ランクルe」登場は? 新型「ジムニーe」は白紙に? 本格「フレームSUV」の課題とは… 悩みは「Gクラスe」が解決?
くるまのニュース / 2024年11月13日 7時10分
-
トヨタ新型「ランドクルーザー」世界初公開! 屈強すぎる「装甲」仕様が超カッコイイ! 斬新スタイルの「オーバーランド ヴィジョン」米で実車を披露
くるまのニュース / 2024年11月9日 7時40分
-
510万円! 話題のトヨタ「ランクル300」 最安仕様は何が違う? 中古で800万円超え…!? まもなく受注再開の噂も!
くるまのニュース / 2024年11月2日 17時10分
ランキング
-
1スシロー「パペットスンスン」コラボに言及「追加販売を検討」 発売当日に一部完売したグッズも
ORICON NEWS / 2024年11月22日 17時45分
-
2【独自】船井電機前社長『不正を働いたことはない』 “破産の申し立て”は報道で知る「本当に驚いた。なんでこんなことに…」
MBSニュース / 2024年11月22日 18時20分
-
3物価高に対応、能登復興支援=39兆円規模、「103万円」見直しも―石破首相「高付加価値を創出」・経済対策決定
時事通信 / 2024年11月22日 19時47分
-
4ファミマ、プラ製スプーン「有料化」の実験結果を発表 大手コンビニで初、どうなった?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月21日 12時20分
-
5「無人餃子」閉店ラッシュの中、なぜスーパーの冷凍餃子は“復権”できたのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年11月20日 6時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください