走りが魅力の懐かしのコンパクトスポーツ3選! 2代目CR-XやAZ-3、4代目ミラージュを紹介
MōTA / 2022年4月19日 10時0分
現在では、一部でスポーティなモデルは存在するものの、大半がエコカーとしての側面が強いコンパクトカーカテゴリー。ここでは、同じジャンルでもかつてはスポーツ性能が魅力だったコンパクトカーを紹介する。
ホンダ 2代目CR-X(1987-1992年)
まず紹介するのは、1987年に登場したホンダ 2代目CR-X。初代バラードスポーツ CR-Xで確立したFFライトウェイトスポーツを進化させ、よりスポーティなスタイルと走行性能が魅力のモデルだ。3ドアファストバックスタイルに2+2シーターのパッケージングを継承しつつも、リアスポイラー下にガラスエリアを配した「エクストラウインドウ」を採用。サイドサポートが与えられたシートを装着していることでよりスポーティな装いになった。
デビュー当初は、直列4気筒1.5リッターSOHCエンジン搭載の「1.5X」と直列4気筒1.6リッターDOHCエンジン搭載の「Si」を展開。トランスミッションは、5速MTまたは4速ロックアップ機構付ATが組み合わされている。
1989年には、直列4気筒1.6リッターDOHC VTEC B16A型エンジンを搭載した「SiR」を追加。最高出力160馬力を発生する自然吸気エンジンは、1リッターあたり100馬力という、当時の市販車としては驚異的な動力性能を発揮する。なお「SiR」は、5速MTのみの組み合わせで、フロントブレーキが大型化されているのも特徴のひとつで、よりスポーツを強く意識したモデルであったことがうかがえる。
マツダ オートザム AZ-3/ユーノス プレッソ(1991年-1998年)
続いて紹介するのは、1991年に登場したマツダ オートザム AZ-3/ユーノス プレッソ。緩やかな曲面パネルで構成され、湾曲したリアガラスが特徴的な5ナンバーに収まるコンパクトハッチバッククーペだ。販売開始当時、オートザム AZ-3に直列4気筒1.5リッターエンジン、ユーノス プレッソにV型6気筒1.8リッターエンジンを搭載してデビュー。
「身近なカーショップ」をコンセプトにしたオートザム、「マツダのプレミアムブランド」と位置付けていたユーノス、それぞれの販売店に合わせたエンジンをラインナップしていた。
1993年のマイナーチェンジでは、オートザム AZ-3にV型6気筒1.8Lエンジン、ユーノス プレッソに直列4気筒1.5リッターエンジンが追加され、搭載エンジンの統一がされた。特徴的な小排気量のV型6気筒エンジンは、1844cc DOHC 24バルブで、最高出力140馬力/7000rpm、最大トルク16.0kgm/5500rpmを発生。
オートザム AZ-3/ユーノス プレッソは、V6ならではのスムーズな回転フィールをコンパクトクーペで楽しむことができ、効率重視の最新車種と比較すると贅沢なモデルだったとも言える。
特別仕様車や豪華装備がおごられたモデルのリリースをしていたが、1998年に後継モデルが誕生することなく1世代で生涯を終えることとなった。
三菱 4代目ミラージュ(1991年-1995年)
最後に紹介するのは、1991年に登場した三菱のコンパクトカー 4代目ミラージュ。3代目までの直線的で角張ったスタイルから一変、丸みのある緩やかな造形へ路線変更した4代目ミラージュは、3ドアのハッチバックと、4ドア6ライトウィンドウのセダンがフルモデルチェンジした年の1991年にデビュー。その2年後の1993年には、2ドアクーペ「アスティ」が登場している。
デビュー当初は、1.3~1.6リッターのガソリンエンジン4機と1.8リッターのディーゼルターボがラインナップされていた4代目ミラージュ。だが、1992年は当時の世界最小クラスのV型6気筒1.6リッターエンジンを搭載した「ミラージュ6(セダン)」がデビュー。
さらに、直列4気筒1.6リッターDOHCエンジンには、可変バルブタイミングリフト機構である「MIVEC」を採用し、リッター100馬力を超える175馬力もの最高出力を発生。トヨタ レビン/トレノや、ホンダ シビックと共に1.6リッターNAコンパクトスポーツ争いを繰り広げた。
ここまで3台の懐かしいコンパクトカーを紹介してきた。現在では、一部でスポーティなモデルは存在するものの、大半がハイブリッドモデルなど特にエコカーとしての側面が強いジャンルだが、今回紹介してきたような楽しいクルマの登場にも期待したいところだ。
[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]
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