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日常走行でも役立つ燃費向上のポイントは前方の様子を見て必要に応じて早めに減速! 燃費走行も学べるeモータースポーツの世界

MōTA / 2022年5月1日 12時0分

【三菱 新型eKワゴン(ノンターボ) 燃費レポート】朝の通勤ラッシュ時、都心へ向かう蔵前橋通り・荒川付近

「燃費」というワードはクルマを運転する誰しもが多かれ少なかれ意識するものだろう。そして、その概念は日常的な公道を走行する際だけでなく、閉鎖されたサーキットなどでのレース、ひいてはeモータースポーツにも存在する。 前回はeモータースポーツで学ぶことができる日常走行の際に使える燃費節約の手法としてショートシフトと燃料マップを紹介した。今回も燃費を抑える手段をご紹介しよう。

【三菱 新型eKワゴン(ノンターボ) 燃費レポート】朝の通勤ラッシュ時、都心へ向かう蔵前橋通り・荒川付近

前方の状況をよく確認しながら早めにアクセルを抜くことも大切だ

eモータースポーツのレースにおいてはコーナー手前でフルアクセルからフルブレーキに切り替える場面によく遭遇する。この切り替えは本来瞬時に行った方が速く走ることができるが、ここでアクセルを抜いてから少しだけ時間を空けてブレーキを踏むのがリフトアンドコーストと呼ばれる動作だ。燃費の節約以外にも、タイヤの摩耗を抑えることや、前車との距離の調整にも役立つものである。

eモータースポーツの有名タイトルのひとつ、グランツーリスモのレースイメージ

そしてこの動作は公道で活躍する場面が非常に多い。例えば、走行中に100m前の信号が青から赤に変わったとしよう。果たしてここでアクセルを踏む必要があるだろうか。アクセルを踏もうと踏むまいと、信号で停車を強いられることを考えれば、あえて加速をする必要がないことは冷静に考えればわかるだろう。

前の状況を察知し、加速する必要がなければその時点でアクセルを抜き、徐々に減速することは燃費の節約はもちろんのこと、同乗者にとっての乗り心地の向上、タイヤの摩耗を抑え、さらには事故のリスクの軽減と、いわば一石四鳥の動作だと言える。

前方の信号が赤だとわかった時には早めにアクセルを抜いた方が良い

必要以上の減速を抑えることも燃費を節約できる

しかし、筆者の体感では日ごろ公道を走っていて似たような場面に遭遇した際に、加速をしてから結局ブレーキを踏んでいるドライバーが多いように感じる。少しでも早く目的地に着きたい、あるいは隣の車線から入り込まれたくないという気持ちはわかるが、あまりメリットの多い行為ではないだろう。

もちろん、減速する必要がない場面で必要以上にゆっくりと走っていては道路全体の流れを阻害してしまうことになると同時に、最悪の場合あおり運転の被害に遭ってしまう可能性もある。

しかし、前の状況から明らかにアクセルを踏んでも減速することになることがわかっている場面ではその時点でアクセルを抜くことを強く勧める。減速している間に前が流れればその時点で再加速すれば良い。この場合、必要以上の減速を抑えたことで二重に燃費を節約できたことにもなるのだ。

eモータースポーツで学べるテクニックは日常走行でも役立つものが多い

前回紹介したショートシフト、燃料マップ、そして今回解説したリフトアンドコーストの3つを燃費向上のテクニックとして挙げたが、それ以外にもメリットは多い。

こうしたテクニックを身につける方法として、もちろん日常走行で意識的にやっていくことも良いが、手軽に楽しめるのがeモータースポーツのメリットとも言える。

eモータースポーツのイメージ

eモータースポーツは燃費を意識するだけでなく、他車の動きを早めに察知するなど運転時の視野が広がることにもつながる。カー用品店「オートバックス」の店舗などにもシミュレーターを置いているところがあるので、機会があればぜひ体験してみてほしい。新しい運転の楽しさが見えてくるのではないだろうか。

また長期休みを機に自らの運転を省みて、気持ちにゆとりを持ってハンドルを握ってほしい。

【筆者:大田 夏輝】

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