オートモビルカウンシル2022のヤナセブースでは即売会を開催! 1980〜1990年代のベンツ&ゴルフの魅力とは
MōTA / 2022年5月6日 17時0分
毎年、幕張メッセを会場に多くのクラシックカーの展示即売が行わているオートモビルカウンシル。2022年となる今年も4月15日から17日の3日間に渡って開催され、会場には多くの人が足を運んでいた。 会場には自動車メーカーや大小さまざまなスペシャルショップがブースを構えていたが、中でも圧巻だったのが、ヤングタイマーと言われる1980年代~90年代のメルセデス・ベンツとフォルクスワーゲン、計8台を展示販売していたヤナセブースだ。
レストア作業が行われたモデルを展示
さまざまなブランドのインポーターとして長い歴史を持つヤナセではあるが、2018年からはメルセデス・ベンツを中心としたクラシックモデルのレストアを手掛ける「ヤナセクラシックカーセンター」をオープン。そこで実際にレストア作業が実施された個体がズラリと並べられていたというワケなのである。
現役当時を知るユーザーにとってはまだまだそこまで古いモデルという印象はないかもしれないが、当日展示された中で最も高年式のモデルでも1995年式のメルセデス・ベンツE320であり、すでに27年もの歳月が流れている。
ただ、ヤナセでは新車当時からこれらのモデルと取り扱っており、ヤナセクラシックカーセンターには当時を知るベテランメカニックも在籍しているということで、同社が蓄積した技術やノウハウを若い世代のメカニックたちに伝えていきながら、クラシックカーを後世に残すお手伝いをしているとのことだ。1990年代のフォルクスワーゲンも2台展示
また、ヤナセクラシックカーセンター設立当初はメルセデス・ベンツが中心となっていたが、手掛ける車種の拡大にも取り組んでおり、今回はメルセデス・ベンツと並んでヤナセが長らく手掛けてきたフォルクスワーゲンのモデルも展示。
会場に並べられたのはフォルクスワーゲン ゴルフのホットモデルGTI(ゴルフ2GTI)とコンバーチブルモデルであるゴルフカブリオの2台。どちらも90年代に登録された車両ではあるが、ヤナセが持つ知識と技術によってネガなポイントは事前に整備がなされているため、安心して乗ることができることだろう。
オリジナルの状態を残しつつクルマの基本性能を維持した車両が多数
ヤナセクラシックカーセンターが手掛けた車両の特徴としては、当然ながら“走る、曲がる、止まる”といったクルマの基本性能に関わる部分においてはしっかりと手が入れられているものの、それ以外の部分はオリジナルの状態を残しているものも多く(もちろん、完璧なフルレストアを依頼することも可能だ)、その分比較的現実的なプライスタグが掲げられている点だ。
ブースの左端に展示されていた1992年式のメルセデス・ベンツ190Eも、掲げられていたプライスタグは330万円となっており、取材当日はイベント初日の午前中にもかかわらず、すでに商談中の札が付けられていた。 これからクラシックカーに乗ってみたいけれど、購入後のメンテナンスが心配……という人にはヤナセクラシックカーセンターが手掛けた車両はうってつけと言えそうだ。【筆者:小鮒 康一】
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