日産 新型サクラはガソリン軽自動車に約30万円上乗せで購入できるお買い得なモデルも存在! セカンドカーにオススメの電気自動車だ
MōTA / 2022年5月28日 12時0分
2022年5月、日産は軽自動車規格の電気自動車(EV)、新型サクラを発表した。 今回、新型サクラを日産のテストコースで試乗。実車を見て感じた日産における新型サクラの位置付け、内外装やグレードについても紹介していこう。
電気自動車シリーズのエントリーモデルとして新型サクラを登場させた経緯がある
デザイン
日産はもともと電気自動車に力を入れてきたメーカーで、日産 新型アリアや日産 リーフといったEVも用意している。つまり新型サクラは、軽自動車である以前に日産のEVシリーズに位置付けられるから、走りや乗り心地も上質に仕上げた。
ボディカラーにも、新型アリアやリーフと同じ「暁サンライズカッパー&ブラック」の2トーンが用意されている。
そうなると新型サクラは、外観や内装も上質だ。プラットフォームの基本部分は、ホイールベース(前輪と後輪の間隔)まで含めて日産の軽自動車、デイズと同じだが、フェンダーやドアパネルは異なり緩やかな曲面で仕上げた。 ちなみに新型サクラのコンセプトは、東京モーターショー2019に出品されたIMkコンセプトで初披露された。市販された新型サクラの外観もIMkコンセプトに近い。フロントマスクなど異なる部分もあるが、基本的にはIMkコンセプトを踏襲している。新型サクラのインテリアは高級感のある素材と車内の広さがポイント!
インテリア
新型サクラはインパネなどの内装も、デイズとは異なる。助手席の前側は、丸みのあるトレイ状に仕上げられ、ファブリック調の表皮を柔らかいパッドの上に貼った。シート生地もトリコットで上質だ。プレミアムインテリアパッケージを選ぶと、内装やシート生地に合成皮革が使われ、質感がさらに高まる。この雰囲気も、新型サクラの静かで滑らかな運転感覚と親和性が高い。
車内の広さにも注目したい。新型サクラのプラットフォームはデイズと基本的に共通だが、電気自動車に変更しても、車内はほとんど狭まっていない。プラットフォームの開発段階から、電気自動車の開発を想定していたからだ。そのために身長170cmの大人4名が乗車した時、後席のスライド位置を後端まで寄せると、後席に座る乗員の膝先には握りコブシが3つ収まる。この余裕もデイズと同等で、Lサイズセダン並みに広い。
新型サクラのグレードは3種類を用意! デイズに約30万円追加すれば新型サクラが手に入る計算だ
グレード、装備
装備も充実しており、衝突被害軽減ブレーキ、サイド/カーテン/ニーエアバッグなどは全車に標準装着した。運転支援機能のプロパイロットも上級のGグレードには標準装備、Xグレードにもオプション装着できる。
グレードは、S(233万3100円)、X(239万9100円)、G(294万300円)があり、Sは法人向けだ。補助金を申請すると、経済産業省から55万円が交付され、この金額を差し引くと、Xは実質的に184万9100円、Gは239万300円になる。
ノーマルタイプのガソリンエンジンを搭載するデイズ ハイウェイスターXは156万7500円だから、大雑把にいえば、デイズに約30万円を加えると新型サクラが手に入る。自治体が独自の補助金を交付している場合は、もう少し差額が縮まる。 クルマを2台所有している世帯は、遠方まで出かける時に使うファーストカーと、買い物など短距離移動のために購入したセカンドカーをそろえることが多い。新型サクラは上質で環境性能の優れた軽自動車サイズの電気自動車だから、セカンドカーのニーズに最適だ。日本向けの環境性能に優れたクルマとして、売れ行きを着実に伸ばすだろう。
【筆者:渡辺 陽一郎】
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
スズキ次期「ハスラー」2026年登場か!? オシャカラー&斬新内装採用! 軽コンセプト「eWX」からわかる“新型ハスラー”の姿とは
くるまのニュース / 2024年5月3日 10時10分
-
ホンダ「シティ」復活か? 新型「小型ハッチ」が大ヒットの予感!? 日本に適した“小さいEV”が求められるワケ
くるまのニュース / 2024年5月2日 10時10分
-
日産「新型4ドアクーペセダン」世界初公開! 美ボディが超カッコイイ! EVOは次期シルフィ!? 中国戦略は?
くるまのニュース / 2024年5月1日 11時30分
-
日産「新型マーチ」まもなく登場!? “丸目”ライトが超オシャレ! 日本市場“復活”期待の「新型コンパクト」どんなクルマになる?
くるまのニュース / 2024年4月23日 10時10分
-
ホンダが“豪華内装”の新型「軽バン」発表! 前代未聞の「めちゃオシャ」仕様がスゴい! 上質「ブラウン内装」採用した新型「軽商用車」の正体とは
くるまのニュース / 2024年4月22日 14時50分
ランキング
-
1年賀状は過去最大17%減、2023年度の引受数…「ゆうパック」はヤマト運輸と協業で増加
読売新聞 / 2024年5月11日 20時22分
-
23期連続減益に沈むヤマト「強気計画」に漂う暗雲 2024年度は荷物量回復で巻き返しを図るが
東洋経済オンライン / 2024年5月11日 7時30分
-
3「日本国債」の紙くず化がとまらない…雪だるま式「借金地獄」から日本が抜け出せない根本原因【経済のプロが解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年5月11日 11時15分
-
4ヨーカドーの跡地が「世界最大級の無印良品」に…過疎地の商業モールを復活させた「社会的品揃え」の魅力
プレジデントオンライン / 2024年5月11日 9時15分
-
5「超円安」に悲鳴!外食業界で続く値上げの波 「1ドル=160円」なら全面値上げも続出か
東洋経済オンライン / 2024年5月12日 7時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください