【2022年】トヨタ 新型アクアにスポーティグレード「GR SPORT」が追加! 専用装備が充実して259万5000円は断然買いだ
MōTA / 2022年12月3日 11時0分
トヨタは2022年11月29日(火)、2代目となるアクアにスポーティグレードの「GR SPORT」を追加し、発売しました。ノーマルの新型アクアと比較して装備の違いやGR SPORTグレードのオススメポイントをご紹介します。
低重心でワイドに見える専用エアロパーツを装着することでスポーティ感を高めた!|新型アクア GR SPORTの外観(エクステリア)
2021年6月17日にフルモデルチェンジしたトヨタ 新型アクア。新型アクアのグレード構成は法人向けに装備を簡素化したビジネスグレードの「B」が198万円、「X」が209万円、「G」が223万円、「Z」が240万円と4つを用意しています。今回追加されたGR SPORTは259万5000円です。それでは通常グレードと比べながらGR SPORTに採用された特別な装備を見ていきましょう。
まずは外観(エクステリア)からです。新型アクアのフロントマスクは、先代とは異なるやや丸みを帯びたデザインが採用されました。
ヘッドライトは先代モデルよりも薄型となっているほか、立体的なグリルを組み合わせ、精悍さと親しみやすさを両立しています。大型化されたフロントグリルの開口部は、フレームにはボディ同色ではなくメタリック調の塗装が施されました。
一方、GR SPORTではフロントバンパーの形状をベース車から改良しています。フロントタイヤ周辺の空気の乱れを整え、後方に流すことで空気抵抗を抑えました。また、専用のラジエーターグリルを採用。六角形のメッシュ形状は“G”をモチーフにし、Gモチーフの三角形部分を光が反射する角度で造形することで、立体感を作り出しています。 リアに目を向けると、リアコンビネーションランプの点灯方式はZグレードと同等です。LEDライン発光テールランプとLEDストップランプ、ターンランプとなっています。 リアバンパー下部はハの字のリアバンパーガーニッシュでブラックアウトし、ワイド&ローでスポーティなリアビューを演出。ドア下端を張り出させてボディサイドの厚みを持たせ、低重心でスポーティな外観を表現しています。 新型アクア GR SPORTのタイヤとホイールはブリヂストンのポテンザRE050A(205/45R17)とGR SPORT専用の17インチアルミホイール(切削光輝+ブラック塗装、センターオーナメント付き)を採用しました。グリップとコーナリング性能を高めたタイヤと、伸びやかなスポークでスポーティさを表現するホイールはGR SPORTのイメージにもピッタリです。フロントブレーキキャリパーはGRロゴ入りの赤色塗装が施され、スポーティな印象を高めています。専用シートや車内装備を黒で統一して特別感を演出|新型アクア GR SPORTの内装(インテリア)
次は内装(インテリア)に目を向けてみましょう。
新型アクアのインパネ周りは、機能をひとくくりに集約しており、シンプルでクリーンかつ上質な空間を表現しています。
また、ソフトな合成皮革巻きのオーナメントやアームレスト、合成皮革とファブリックを組み合わせた便利で快適なパワーシートなど、コンパクトカーながら上質なデザインとなっており、初代モデルから大幅に進化している点と言えるでしょう。
標準グレードに比べて、GR SPORTのシートはGRロゴ付きのスポーティシートを採用。GR SPORT専用のエアヌバックと合成皮革のシート表皮を用いて特別感を演出します。ヌバックはスエードに近い素材ですが、スエードが革の裏側を加工しているのに対してヌバックは革の表を使用しており、繊細な触り心地なのが特徴的です。 シフトノブや7インチディスプレイオーディオ用のインパネ周りにはピアノブラック加飾が施されています。Zグレードは10.5インチディスプレイオーディオが装備されるので、この点はGグレードと同等です。その他、天井や周辺部品はブラックで統一しました。 またGR SPORT専用の本革3本スポークステアリングホイール(GRロゴ入り)やアルミペダル、GR SPORT専用コンソールオーナメントなども採用しました。標準グレードに比べて燃費は悪化|新型アクア GR SPORTのエンジン(動力源)と燃費、ボディカラー
次にエンジン(動力源)とボディカラーを紹介します。
新型アクア GR SPORTのエンジンは1.5Lハイブリッドで通常グレードと変わりません。駆動方式は2WDのみとなっています。WLTCモード燃費は29.3km/Lです。通常グレードのZが33.6km/L、Xが34.6km/Lなので、新型アクアのメリットである燃費面が下がってしまうのは難点です。
新型アクア GR SPORTのボディカラーは全6色を用意しました。モノトーンカラーはプラチナホワイトパールマイカ(有料オプション+3万3000円)とエモーショナルレッドII(有料オプション+5万5000円)、ダークグレー、ブラックマイカの4色を設定。2トーンカラーとしてはダークグレーのルーフとボディ色アーバンカーキ(有料オプション+5万5000円)、ダークグレーのルーフとボディ色エモーショナルレッドII(有料オプション+9万9000円)の2色を設定します。ワインディングや高速走行時でも安定して走れる!|新型アクア GR SPORTのチューニングポイント
最後に新型アクア GR SPORT専用のチューニングポイントを紹介しましょう。
チューニングフロントサスペンションはアブソーバー特性やコイルスプリングをGR SPORT専用にチューニング。リアサスペンションもベースとなる新型アクアのトーションビームサスペンションを踏襲しつつ、GR SPORT専用にコイルスプリングやショックアブソーバーをチューニングしました。
これにより、ステアリングを操作した時の応答性に優れ、適切な車両姿勢を保ちながら質感の高い乗り心地を実現しています。さらに電動パワーステアリングもGR SPORT専用にチューニングしました。これにより操舵フィールを向上し、クルマとの一体感のある走りを実現。さらに、ドライブモードの「POWER+モード」を選択すると、よりスポーティな手応えを感じられるようになります。
専用装備が充実していながら価格差はおおよそ30万円!|アクア GR SPORTをオススメできるユーザーとは
総合して考えると、新型アクア GR SPORTの装備内容はGグレードとZグレードの中間です。価格としてはGR SPORTはおおよそ30万円ほど高いですが、専用装備が充実しているので、燃費を犠牲にしてでも走行性能を重視したいという人、他の人とは一味違った個性的な車に乗りたいという人、自分でカスタムをしたいが何から始めれば良いか分からないといった人にとってはお買い得なモデルと言えます。
また今回の新型アクア GR SPORTの発売を機に、新型アクアにトヨタ車のカスタマイズブランドであるモデリスタからエアロパーツセットやアルミホイールセット、インテリアパネルセットなどが発売されました。また、ドアの隙間を埋めることでステアリング操作時の車両反応を高めるGRドアスタビライザーなどの「GRパーツ」も用意。もっと手軽にカスタマイズを楽しむならこうしたアイテムを取り入れるのも良いでしょう。
【筆者:MOTA編集部 カメラマン:トヨタ自動車】
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