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【2022年】子育て中のパパがホンダ N-BOXに試乗【人気の軽自動車を運転してみた】

MōTA / 2022年12月4日 12時0分

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACK

日本でもっとも売れているクルマの代表格、ホンダ N-BOX。維持費の安い軽自動車の中でも背の高いスーパーハイトワゴンと呼ばれるボディタイプで、ファミリーユースとして絶大な支持を得ているほか、キャンプ・車中泊などの趣味の車としても人気のモデルです。 そんな人気のN-BOXに、子育て中のパパであるMOTA編集部員 望月が実際に公道で運転してみたので本音レポートをお届けします!

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACK

ホンダ N-BOXとは

街中の至るところで目にするホンダ N-BOX。発売当初から売れに売れているモデルですが今更ながらにどんな車かというと、軽規格の小さなサイズを最大限活かしたパッケージングが特徴の「スーパーハイトワゴン」というボディタイプのジャンルに分類されるモデルです。

ちなみにスーパーハイトワゴンとは、車高を高め、ホイールベース(前後車軸間の距離)も限界まで拡大し、四角く高効率なキャビン設計としたことで、上位クラスの小型コンパクトカー以上の広い室内空間を確保したモデルのことを指します。

そんなN-BOXは、2022年4月〜9月までの販売実績でも8万6876台と2位に大差をつけて1位に君臨し続ける人気モデルで、2021年12月の一部改良では、電動パーキングブレーキとアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)に全車速追従機能が追加。これにより、長距離の移動でも疲労を軽減することができ、安心して遠出ができるといった、これまで以上に隙のないパッケージングとなっています。

注意! 機械式駐車場には入らないパターンが多い|ホンダ N-BOXのボディサイズ、パワーユニット(動力源)

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACK

N-BOXのボディサイズは全長3395mm × 全幅1475mm × 全高1790mm(4WD:1815mm)、ホイールベースは2520mm。

人気モデルのN-BOXながら、唯一と言ってもいい気になるところが、機械式駐車場では全高のサイズ制限が1550mmまでという場合が多く、そうするとN-BOXは駐めることができないという事です。現在、まさに購入検討中という方はご注意ください。

今回試乗したのは、ホンダ N-BOX カスタム 特別仕様車 L・ターボ STYLE+ BLACK(スタイルプラス ブラック)。N-BOXの動力源(パワーユニット)は、660ccのターボ付きエンジンとなります。

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACKのエンジン

ホンダ N-BOXの価格/グレード

グレード

シートタイプ エンジン 最高出力

/最大トルク

駆動

方式

WLTCモード

燃費

価格(消費税込)
L ベンチシート仕様 660cc

直列3気筒

58馬力/65Nm FF 21.2km/L 178万9700円
4WD 19.8km/L 192万2800円
L・ターボ 64馬力/104Nm FF 20.2km/L 198万8800円
4WD 19.0km/L 212万1900円
特別仕様車

L STYLE+ BLACK

58馬力/65Nm FF 21.2km/L 192万9400円
4WD 19.8km/L 206万2500円
特別仕様車

L・ターボ STYLE+ BLACK

64馬力/104Nm FF 20.2km/L 205万7000円
4WD 19.0km/L 219万100円
L コーディネートスタイル 58馬力/65Nm FF 21.2km/L 199万8700円
4WD 19.8km/L 213万1800円
L・ターボ コーディネートスタイル 64馬力/104Nm FF 20.2km/L 211万9700円
4WD 19.0km/L 225万2800円
EX 58馬力/65Nm FF 21.2km/L 189万9700円
4WD 19.8km/L 203万2800円
EX・ターボ スーパースライド仕様 64馬力/104Nm FF 20.2km/L 203万9400円
4WD 19.0km/L 217万2500円

シンプルで質感高く、それでいて使い勝手も高い内外装|ホンダ N-BOXのデザイン

外観(エクステリア)

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACK

規格いっぱいまでサイズを確保したということもあり、箱っぽい見た目のN-BOX。ミニバンなどもそうなんですが、こういったシルエットにあまりそそられない私・・・。

けれど、今回試乗したスタイルプラス ブラックは、フロントグリル、リヤバンパー、ドアミラー、アルミホイールなどの装飾がブラックに仕上げられていて、ただの箱っぽい見た目に終始するだけでなく、要所要所で引き締められた印象を受けました。素直な感想は「カッコいいじゃん!」。

偉そうな上から目線の父を脇目に、幼稚園児の娘は「お顔が笑っている〜」と自身もニコニコ顔。子育て世代などのファミリーユースの多いN-BOXですが、見た目の子供ウケは悪くないようです。

内装(インテリア)

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACKのインパネ

N-BOXの内装(インテリア)は、水平基調で見やすくシンプルなデザインです。メーター下や助手席前にポケットなどの収納部分があって使い勝手はかなり良いです。その上でスタイルプラス ブラックでは、助手席前方部のインパネ部分や、ハンドルの下部などが上質さを演出するカラーに変更されています。

子供が立ったままでも楽々着替え可能!|ホンダ N-BOXの室内空間

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACKの後席, 前席の背中部分に設置されたシートバックトレイ

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACKの後席, 前席の背中部分に設置されたシートバックトレイ

N-BOXの室内はやはり広くて快適です。スライドドアで子供の乗り降りがしやすいのは勿論、規格いっぱいに設けられた室内空間は、外遊びで汚れた子供の着替えも容易に行えました。また、後席にチャイルドシートを設置してもまだゆとりのある足元空間。こういった際は箱型フォルムの恩恵は大きいです。

あと地味に便利だったのがシートバックトレイ。妻が子供に昼食やおやつを与える際に「これいいね〜」と重宝していました。

ホンダ N-BOX カスタム ターボ STYLE+ BLACKの荷室

さらには後席を片方倒して荷室と繋げれば子供用自転車も楽々積むことができます。子供用と書きましたが、勿論、大人用の自転車でも問題なく積むことができるほか、後席を両方倒せば広大な荷室スペースが生まれます。

軽自動車とみくびるなかれ! 様々なシーンで過不足なく快適に走る!|ホンダ N-BOXの乗り心地

N-BOXの走行性能は、今回試乗したモデルはターボエンジン車ということもあり、街乗りは勿論、高速道路や幹線道路などのシーンでももたつくことなく快適に走ることができました。

とはいえ、以前別の機会に試乗した非ターボエンジン車(NA)でも高速道路以外、街乗りなどのシーンでは十分快適に走ることができた印象を覚えています。ターボエンジン車はレジャーなどで高速道路を使って遠出する機会が多いといったファミリーなどに向いていると思います。そういう機会が少なくて、日々の街乗りの移動がメインという方には非ターボエンジン車(NA)で十分でしょう。

ホンダ N-BOXを実際に運転してみて感じたこと

今回、人気のN-BOXを実際に運転してみて感じたことは、ファミリー層にとってこのクルマは最強だなということ。

四角いボディによる広大な室内空間にはじまり、運転中では抜群の見切りの良さを発揮。走っては小回りが効くのは勿論、高速道路などのパワーが求められる部分でも不満なし。

個人的なデザインの好みは一旦脇に置いておいて(笑)、日々の生活でとことん使い倒せるN-BOXは便利以外の何者でもありませんでした。売れに売れまくっている理由も納得の1台です。

【筆者:望月 達也(MOTA編集部) カメラマン:望月 達也(MOTA編集部)】

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